Friday, September 30, 2011

日の丸の旗

7月に日本から帰ってくる時、成田空港のお土産屋さんで日の丸の旗を買ってきた。できれば小さくてもちゃんとした日章旗が欲しかったけれど、その時はそこのお店しかなかった。写真を撮るためだけに、ちょこっとウィンチの穴に立てかけたけど、本来はマストの途中に紐を通して揚げるべき。でも、アメリカの旗も、今いるグレナダの旗も掲げていないのに、日の丸だけというのも気が引け、今は船内に飾ってある。トリニダードにおいてある自分達の船に戻る事ができたら、その時には堂々と掲げようと思っている。


どうして日の丸にこだわるのか。それは、子供の頃から親しんできたこの旗を、日本から遠く離れた海外、特に船の上で見ると強烈な愛国心が湧いてくるからです。ここら辺で見る旗は、カリブの島国の旗をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイスと欧米の旗が多い。そんな中で日の丸を掲げている船を見つけたらとっても感激します。でも、それはめったに無く、インド洋で一度、そしてこの後訪れる予定のトリニダードで一度と2度程しかありません。そんな時は初めて会う人達なのに旧知のように話が弾み、読み終わった日本語の本を交換したりと一気に盛り上がります。そんな国旗を掲揚する事に反対する人達がいるという。

昨日と一昨日は一歩も船から降りずにいたので、インターネットで他のお気に入りのブログをチェックしていた。ジャーナリストの櫻井よしこさんのHPから行き着いて初めて訪問した、辻本貴一氏のブログ「中韓を知りすぎた男」を読み始めたら、すごく面白くて止まらなくなり、自分のブログは更新せずじまいになってしまいました。自分自身の経験から時事問題をストレートに分かりやすく説明してくれ、特に政治経済にちょっと疎い私をなぁーる程そうだったのかと合点させてくれます。これは早速ブックマークです。自分達の国を愛する意味を改めて教えてもらいました。そこから発展して日の丸の歴史なども初めて知りました。そんな背景もあって今日のブログとなった次第です。

Tuesday, September 27, 2011

やっぱりアンカリングはいい。

6日間停泊したPort Louis Marinaを引き上げて、アンカレッジへ移動する事にした。その前に湾内のすぐ反対側にあるグレナダヨットクラブ(Grenada Yacht Club)でディーゼル燃料を補給。


ヨットクラブで支払いを済ませたボブは、いつもの癖でディンギードックに回ってしまったようだ。おーい、そっちじゃないでしょ!

さぁ、海へ向けてドックを離れます。ヨットクラブのすぐ右隣には、セントジョージズの街に隣接した港があり、貨物船が荷の積み降ろしをしています。


アンカリングの醍醐味はこれ!沈む夕陽とその後に続く刻々変化する空を眺める事。今日もこの1、2分後にグリーンフラッシュが拝めました。

日没後、飛行機雲が水平線に落ちて行くかのように尾を引いていた。


その後の空は完璧で言葉も無し。大好きな夕焼け空を眺めながら幸せに浸っております。

Monday, September 26, 2011

ポートルイマリーナ(Port Louis Marina)

今いるポートルイマリーナは、オープンしてそれほど間がない為、清潔で感じが良い。去年来た時はオープンしたてだったので、係留されているヨットも少なく寂しい雰囲気だったけれど、今年は去年と打って変わって賑わっている。新しい上に料金も比較的安いとなれば、利用しない手はない。私達も9月9日にグレナダに到着して以来、アンカリングエリアと数度行き来してますが、今回は珍しく5日間と長めににマリーナに停泊中。明日はマリーナを出たすぐ傍の海にアンカリングの予定。Port Louis Marinaとその近辺の写真をアップします。

メガヨット用のスリップはまだ空きがあります。

100フィート以上のメガヨット

フローティングドックには小さな橋が係っている。

メガヨットのドックに私達の46フィートの船も紛れ込んでます。

まだまだ開発の余地がある敷地内

見上げる崖。この先は小さなビーチと海

対岸はセントジョージズの街

プールと一軒のみのレストラン。レストランはもっと増えて欲しいなぁ。

カラルースープ(Callaloo Soup)を作ってみました。

あっちこっちで食べ、いつか自分でも作ってみようと思っていたカラルースープをやっと作ってみた。カラルースープと一口に言っても、その作り方は様々みたいだけど、私が作ったのは、ダシーン(Dasheen)と呼ばれるタロ芋の葉をオクラと一緒に煮たスープ。インターネットで見つけたこちらのレシピを参考にしました。出汁はPig Tail (とあるから豚の尻尾のあたりだと思う)。スーパーに塩漬け3個入りを売っていたのを買ってきて、お湯で20分程煮て、その後に一晩浸けて塩抜きをした。実際に作ろうと思って、さぁインターネットでレシピの再確認と思ったら、これが全然繋がらなくてアクセスできず(最近、インターネットアクセスがなかなかスムーズに行かなくて苦労しています。)、うろ覚えのまま見切り発進。それにしては出来上がりは上々。と、またもや自画自賛。いや、本当に美味しかった。何せ、苦労して剥いた小さなカニの身入りですから。

yesterday's lunch : callaloo soup/dasheen/avocado/sugar apple

ボブがビーツが好きなので、前日に北海道江別市の杉本農産のHPから拝借したレシピを元にピクルスを作りかけていた。材料を揃える事ができない時はそれなりに代用したり省いたりと臨機応変。

ready to make pickle sauce

ビートは15分くらい茹でて、冷めたらすぐ皮を剥かなければいけなかったのに、一晩冷蔵庫に入れていたら外側が濃い色になってました。それをピクルスにする前に味見してみたら甘くて美味しかったので、そのままで今日のランチの一品に。

boiled fresh beets for salad


そして、今日のランチもまたカラルースープです。昨日のランチの残りのダシーン(タロ芋)はミニコロッケにして、残っていたゴールデンアップルを絞ってそのままソースに。半日以上経ったらOKというピクルスは細かく刻んでお新香に。材料費は安い上に、残り物を工夫している近頃の節約ライフに満足!

Today's lunch: callaloo soup/dasheen croquets with golden apple
sauce/pickled  beets/avocado & cucumber salad

Friday, September 23, 2011

ゴールデンアップルジュース(Golden Apple Juice)

先頃、アフリカの西海岸で発生した低気圧が、オフェリア(Ophelia)というトロピカルストームに格上げされ、カリブ海に向かっているので、なかなか最終目的地のトリニダードに向けて出発できないでいる。幸い今日の時点では、進行方向が北寄りになり、あまり心配する必要がなくなったので安心。

そんな訳で、グレナダ滞在がゆっくりしたものになっている。先日、ランチに行った時に初めて飲んで美味しいと思ったゴールデンアップルジュースの作り方を地元の人に聞いたり、インターネットで調べたりして、自分でも作ってみた。名前にアップルと付いているものの、リンゴとはちょっと程とおい感じ。どちらかと言うとマンゴーと何か別のフルーツとを合わせたような味。June Plumとも呼ぶみたいなので、繊維質のプラムの味のような気もする。熟れる前の緑色の時も料理に使うようだけど、結構硬くて歯でかじるのはちと大変。熟したのがこちら。



ゴールデンアップル5個を洗って皮ごと数センチの大きさに切り、2カップの水と一緒にミキサーにかける。種部分も手でギュッと絞ってできるだけジュースを確保。高速ピュレーで20秒も混ぜればOK。




ミキサーにかけた後、濾過する。これを3度繰り返してジュースをミキサーに戻し、ライム2個の絞り汁と大さじ4杯のブラウンシュガー、それにナツメグをすりおろして入れ再度ミックス。それでも、まだ果肉が残っているような感じだったので、さらに布巾で絞ってから冷蔵庫で冷やしておく。出来上がりがコレ!お店で飲んだのより甘みが抑えられて、のどごしもすっきり!!我ながら良くできた。なーんて自画自賛。今日の写真はゴールド一色です。



あ、そうそう、お店で飲んだのはこちらです。グラスの底が緑色で良い感じでしょ?お隣はグレナディーンの色も鮮やかなラムパンチです。(↓)

Thursday, September 22, 2011

塩漬けタラ

スーパーでよく見かける塩漬けの魚。主に見かけるのはタラ。カリブの島々のレストランでは、フライにしたり、パイに入れたり、炒めたり、サラダにしたりと様々な形で出て来る。いつも気になっていたこの塩漬けタラ。どう料理していいのか良く分からなかったけれど、セントルシアのビーチレストランで聞いた簡単な料理法を思い出しながら、自分でも作ってみる事にした。



かなりの量の塩がくっついているので、水を何回か取りかえながら数時間浸けておいた。水を切ってから、お酢にしばらく浸しておく。


その後、うろこが付いている皮と骨を取り除き、身をほぐしていく。ここまで結構時間がかかった。料理によっては、もっと細かくほぐすみたいだけど、今回はこれぐらいでやってみよう。


タラの身の他に、トマト、青ネギを入れ、オリーブ油、絞ったライムジュース、塩、胡椒、ナツメグで味付けして出来上がり。簡単。お味の方もなかなか。ただ、まだ塩気が少し強いような気がした。インターネットで調べてみたら、タラはお湯に一晩つけておき、使う前にまたお湯で沸騰させるとかなり塩気がなくなるそうです。次回はそれでやってみよう。

塩漬けの魚は、16世紀頃に初めて北アメリカ、主にカナダからカリブに入って来たらしい。白身魚の塩漬けの他に、ピクルスや木材を持ち込み、カリブからはラム、糖蜜、砂糖、塩などを持ち帰ったとか。結構、長い間食卓に上っているんですね。

Wednesday, September 21, 2011

時計草と肉まん

3日前のブログに時計草の事を書いたら、何と偶然にも昨日ランチを食べに行った中華料理店の入り口に咲いていたパッションフラワーを見つけた。実物を見るのは初めて。感激。

Passion Flower

さて、久しぶりの中華料理。メニューが写真付きなので、じっくり見入って検討。愛想の良い中国人ウェイトレスが、達者な英語でいろいろと説明してくれる。一品の量が多いというので、肉まんとえびのチリソースを頼んでシェアーする事にした。この肉まん、私達は飲茶で出て来る大きさを想像していたら、その4倍はあるかと思う程の普通の肉まんに近いサイズ。それが8個も入っていた。これは持ち帰りかな、と話していたけど、食べたら中身を引き立てる皮の微妙な甘さが後を引き、結局平らげた。海老チリも辛さが程良く、こちらもきれいになくなりました。勧め上手のウェイトレスが言う中国直送だという青島ビールを飲んで気分も良し。

Pork Buns

Spicy Shrimp with Cucumber

Tsingtao Beer directly from China

Dining Room

Entrance

FLAG is on the waterfront

Tuesday, September 20, 2011

青空マーケットへ

土曜日に青空マーケットに行き、こんなに買ってきた。幸せ。

色とりどりの果物や野菜は眺めているだけで心満たされる。


ディンギーで、港の近くまで行き、そこから歩いて5分くらいと近い場所にある。
坂を上り、坂を降りた先にマーケットがある。

場所代を払ってしつらえた売り場もあれば、そのまま路上で売っている人もいる。扱っているものは殆ど同じ。それでもあっちこっち歩いて、できるだけ多くの人から少しずつ買う。とは言え、二人分だと買う量はしれているけど。
少し雨が落ちてきた。ココナツジュース売れてるかな?

中央のスターフルーツが美味しそう。

Guinep。今年はまだ食べてないなぁ。

フィシュマーケットも近くにある。魚は自分で釣るせいか、なかなか買おうと思わないのよねぇ。
今日はいまひとつ活気に欠ける感じ。

船着き場。小さな釣り船は、いつ見ても心をわくわくさせられる。生まれ変わったら、こんな船を持って釣りに行くのもいいかなぁ、なんて想像を膨らませる。
ボクちゃんがエンジンに手をかけて準備しているのが微笑ましい。

子供達も釣りを楽しんでいる。フィシャーマン予備軍ですね。
釣れた?

Monday, September 19, 2011

天気に振り回されて

St. George'sのMartin's Bayに錨を下ろして眺める夕陽は最高にきれい。水平線がすっきりしているこんな日は、グリーンフラッシュにもお目にかかれる。



そうかと思えば次の日は、雲行きがにわかに怪しくなり、スコールがやってきた。遮る物がない海の上にいると、かなり遠くまで見渡せる。こっちは外れるかな?と期待したけど、そうは行かず。


少し間をおいて何度か雨が激しくなり、結局1時間20分も続いた。短波ラジオの交信が騒がしくなり、離れた湾に停泊中の船とも色々な情報が飛び交う。そんな中、流される船もいる。キャプテンが乗船していてすぐに気がつく場合はいいが、そうでない時は自分達の船に接触するのではないかとヤキモキ。これが結構精神的に疲れます。


前夜はよく眠れず、きょうもまた風向きが変わりそうな気配を察知して早めにマリーナに避難。



マリーナのオフィスに手続きに行くボブ。


マリーナ内から眺める東側の空も夕焼けはきれい。ただ、風があまり流れないのが、逆にちょっと不満。風は吹かないのも困るし、強すぎてもいやだし、思い通りにばかりは行きませんね。

先週は、ここグレナダがある北緯12度からバージン諸島のある18度あたりまでずっと、湿った雲に覆われていて、不安定な天気となり、2度もマリーナに避難しました。やっとその雲はグレナダからは離れてくれたので、またアンカリング。でも、アフリカ大陸の西側にまた低気圧が発生し、ゆっくりながらもそのままこちらに向かっている様子。今週の金曜日あたりにトロピカルストームになる可能性もあるので、目が離せません。