Wednesday, March 27, 2013

クィーン・コーラル・プラス

ただ今、沖縄から田舎に帰る船の中。沖縄の本部港を出て与論島に向かっている。10日程前に母が骨折をしてしまい、沖縄の病院に入院しているので沖縄には2泊したが、沖永良部島で取り急ぎの用事があるので、2日間帰省してまたすぐに看護の為に沖縄に戻る予定でいる。一番上の姉が母に付き添ってくれており、4日後には手術が予定されているので、それに合わせての戻りとなる。

そしてこの鹿児島と那覇を航行する船、クィーン・コーラル・プラスには嬉しい事にワイファイのホットスポットがある。7時間ゆっくりインターネットができるとあり、できるうちにとブログの更新をしています。生憎の曇り空ではあるが、波は穏やかで快適な船旅です。ただ、朝7時出航とあり、今朝は5時起き。やはりまだ寝不足で頭が少しボッーとしている。でも、この機会を逃すと今度はいつネットに接続できるか定かではないので頑張って起きていようと思う。

日本は携帯で何でもできる為、日本に住んでいる人達に取ってはワイファイがそれ程必要でないのかホットスポットがあまりない。これは私のような国外からの旅行者には不便。友人がタイはどんな安いレストランでもワイファイだけはあると言っていたのが羨ましいですね。









バイキング朝食

日本行きのJALの機内ではここぞとばかりに映画を4本観て殆ど眠る事なく、成田で沖縄行きに乗り継いた。この3時間は睡眠に充てようと思ったが、逆に眠気がなくなり少しうとうとしたのみで、ニューヨークの友人宅で起床してから30時間程起きっぱなし。那覇市内のビジネスホテルで暖かいシャワーを浴びた後にやっと眠りについた。

翌朝8時過ぎにバイキング式の朝食を摂りに歩いて数分の姉妹ホテルへ。私が宿泊したロコイン松山の方が小さくてアットホームなのであるが、残念な事に今回から和食&沖縄料理の朝ご飯がなくなり、パン食のみとの事で移動した次第。前回の帰国の時はロコイン松山の予約が取れずロコイン沖縄の方に滞在した。その時の朝食はもっとバラエティに富んでいて気にいったので文句なし。という事で今回もいろいろ食しました。









暖かいおもてなし

午前9時にセントトーマス島を出発して午後4時にニュージャージー州のニューワーク空港に着いた。今回は直行便に空きが無く、マイアミ経由だったため少し時間がかかった。エアートレイン、ニュージャージー・トランジット、地下鉄と乗り継いで一泊させてもらう友人のアパートへ向かう。








春はもう少し先かと思うくらいまだ空気が冷たい。それでもその寒さを友人のもてなしが十分に補ってくれた。美味しい手料理と暖かいベッド。部屋にはヒー ターもついていて暖かい。久しぶりの和食に舌鼓を打ち、白ワインを片手に話が尽きない。


翌日、彼女は私を送り出してくれた後に、夢中になっている陶芸教室 に出かけると言う。部屋には手びねりの作品達がならんでいる。始めてからそれ程月日は経っていないの早いスピードで腕をあげている。今度また作品を見せて もらうのが楽しみです。











JFK空港で日本行きの飛行機を待つ間、小腹が空いた時のためにと持たせてくれたお赤飯のおにぎりを食べた。梅干しと共にこれもまたありがたい味でした。至れり尽くせりに感謝です。さぁ、日本まではもう少しの辛抱です。





Saturday, March 23, 2013

ボブは仕事、私は日本へ。

セントトーマスに急いで帰ってきたのは確定申告の為だけでなく、ボブのキャプテンの仕事が入っていたのが別の理由です。ここアメリカンヨットハーバーにはIsland Yachts という主にIsland Packetの船を取り扱っている会社があり、そこからたまに仕事が入る時は出来るだけ受けるようにしている。と言うのも、この会社は経営がしっかりしており、船もどっしり&広々とした新しい船ばかりなのでトラブルに見舞われる事が殆どない。これはキャプテンに取って本当に有り難い事なのです。今回のゲストは娘二人を持つナイスなファミリーで、船はこんな感じです。かなり広いサロンの写真を取り忘れてしまったのですが、先程、最初の停泊地のセントジョン島から電話があり、2つある寝室のひとつをボブに提供してくれたそうです。








ボブはこの会社の仕事が4月にもう一件入っており、その間する事が無い私はここぞとばかり、延期していた帰国を致します。出発は明朝9時なので、6時45分には馴染みのタクシーが迎えに来てくれます。という事で、このブログはできる所から随時更新して参ります。

2日間の出来事

2日半かけてセントルシアから米国領のバージン諸島のひとつであるセントジョン島に着いたその日に、運転免許証の住所変更をしに行った。船上生活ゆえ住所というものは無いが、郵便物を受け取るための住所はある。その住所自体に変わりはないが、免許証には9月まで働いていた船の名前が記載されていた。それを省いてもらうために陸運局まで出かけて行った。事前に電話で必要な書類について照会したにも関わらず、実際にはもっと必要な書類があるとの事。そうそうは来れないため何とかねばり、愛艇の登録書で何とか補足でき無事に手続きを終える事ができた。

その日は、すぐ隣の無人島にあるクリスマスコーブでゆっくり過ごした。ちょうどRolexのヨットレース開催期間とあって、帆をあげた船が水平線上に姿を現し始めていた。




レースを観戦する時間も無く、30分後にセントトーマス島にあるレッドフックのアメリカンヨットハーバーに落ち着く。会いたかった人やできれば避けたい人など見知った顔が次々に現れ、挨拶に忙しい。



それから、サファリバスに乗ってダウンタウンにあるニスキーセンターという場所へ向かう。4月15日が確定申告の締め切り日なのだが、それには間に合いそうもないので、延長申請をしに行った訳です。セントトーマス島は州税がなく連邦税のみで良いので助かっている。ただ、それを悪用されないように、税金の支払いは必ず国税局の事務所に出向いて行って手渡す事が義務づけられている。ここはいつ行っても空いている上に対応が親切なので喜んで税金を収めたくなります。



そこから歩いて5分以内の場所に、私達の住所がある。8ヶ月留守にしていた間の郵便物を受け取った。昨年の7月、私達がセントトーマスを出たその日に着いたパッケージをずっと預かってくれていたのには感謝です。中身はクッション4個。これはチャーターのお客さんがプレゼントとして送ってきてくれた物です。乗り合いバスで帰るのにかさばるから中身だけを取り出そうと思ったけど、真空パックされたクッションがぶわっーと膨らんだらそれこそかさばってしまうと、また箱に戻して持ち運ぶ事にした。






そして、夕方からは久しぶりにダイバーのみきさんと会い、マリーナ内にあるCoco Blueのバーでハッピーアワーの巻き寿司を食した。「和多星すし」がクローズしてからセントトーマスでお寿司を食べる事は無かったが、みきさんのテストをパスしただけあってなかなか美味しかったです。松竹梅も飲んだりしてちょっとほろ酔い加減。お陰で疲れが取れました。




Friday, March 22, 2013

8ヶ月ぶりのバージン諸島

セーリングクラスが終わった翌日にセントビンセントを離れ、3泊4日の航海の準備のために、隣のセントルシアに一泊した。そこで思いがけず、先日出会った日本人のセーラー達と再開した。日章旗を掲げているのですぐ判った。気の毒な事にエンジントラブルに見舞われて、マリーナに足止めになっていた。本当、船にトラブルは付き物です。この先のグレナダまでの航海に支障がないよう祈ってあげる事しか出来ません。

さて、私達は燃料や食糧を補給後、夕方5時半にやっとバージン諸島に向けて出発した。夕焼け空の後からは半月と星たちが姿を表し、波と風が穏やかな心地よいナイトセーリングとなった。その夜はヨット一隻、大型クルーズ船、貨物船2隻と遭遇し、ちょっと緊張でした。翌日は誰とも行き交わず、3日目の夜は目的地に近づくに連れて交通量が増えた。ちょっとびっくりしたのが、沿岸警備隊の小型飛行機が頭上近くをかすめて飛んで行った時でした。私達以外誰もいない海を超低空飛行しているので、もしかしてレーダーを避けたドラッグディーラー?などと冗談を言っていたらUターンして引き返してくるではないか。明らかに私達を目指して!そこで初めて機体にコーストガードの文字が見えた。何だ、私達の方が怪しまれていたのか?それとも単なる好奇心か、はたまたただの訓練?いずれにしても失礼なくらい接近し過ぎた感のある飛行機でした。

それ以外は特に問題もなく、4日目の朝、61時間後に米国領バージン諸島のセントジョンに到着して無事に入国手続きを終えました。比較的楽な航海だったとは言え、夜通し走るとやはり寝不足で疲れ気味ではあります。何はともあれ8ヶ月ぶりに本拠地に戻ってきてホッとする気持ちです。





Saturday, March 16, 2013

グレナディーンズとはしばしのお別れ

今日で1週間のセーリングスクールが終わります。3部屋に7人という組み合わせのため、私達にはキャビンが無く、サロンにベッドをしつらえてのちょっと不便な週でしたが、全員がだいたい同じような時間帯に寝起きしたので、それ程の不都合は感じなかった。ただ、私と違ってくつろぐ時間が殆ど無いボブにとっては、部屋がないのはやはり応えたようだ。

それに今朝はもうひとつテストが残っている。おまけに絶対に必要なコーヒーも切れかけていて、仕方なくお茶を飲んでいる。生徒達も皆コーヒー党で最低でも2杯ずつくらい飲んでいたから、いつもの量では足りる筈もない。良く飲み良く食べるグループだったので、和気あいあいとして楽しいクラスだった。ずっと天候にも恵まれラッキーでした。これで今季のグレナディーンズでの仕事は終了。この後、本拠地のセントトーマスへ向かって航海予定です。













Monday, March 11, 2013

部屋が無い。

セントビンセント島のブルーラグーンで素晴らしい夕陽を眺めた。空気が澄んでいたので、沈む瞬間には期待通りにグリーンフラッシュを見る事ができた。
 
翌日は、10時に集合してクラス参加者と顔合わせ。オリエンテーションに始まり、スクールが準備してくれた食料等を収納したり、部屋割りをしたらすぐにランチタイム。今回は2組のカップルに別の男性ひとりの5人。その彼は前の週にすでにクラスを終了しているが、もう一周間船に乗りたいとの事でまたまた相乗り。おまけに船がオーナーズモデルで、普通は4部屋あるべき所、オーナーの部屋が2つ分のスペースをとっている為に、3つしかない。あれやこれやの末に私とボブがサロンで寝る羽目に。まぁ、皆さんはお金を払って来ている訳だし、私こそ相乗りなので、しょうがない。本当は4部屋のカタマラン船の筈だったが、諸々の事情でその船しか空きが無かったらしい。まぁ、なんとかなるでしょうと言う事で、2時過ぎにドックを離れた。


ボブは以前一度乗った事のあるLeopard 43という船だけど、私は初めてです。このモデルの船は結構気に入ってる。室内も綺麗で使い勝手もよさそうです。さぁ、 今週はどんなクラスになるやら。



Sunday, March 10, 2013

マルチニークからセントルシア、そしてベクイ島へ

セントルシアからマルチニークへのセーリングは快適だった上、4日間の滞在も天候の心配をする事なくのんびりする事ができた。マリンではいつも行くワイファイのあるレストラン&バー、Mango Bayに出たり入ったり、


別のスピードの早いインターネットカフェに自分のコンピューターを持ち込んでメールをチェックしたり。また、読みたいブログをScrapBookでできるだけセーブし、ブログも更新できた。ワイファイと違ってスピードが早いのが有り難い。

ただ、フランス人はたばこを吸う人が多いのがちょっと難。それ以外は細かい事をうるさく言わないので長時間いる事ができて気楽なんですが。

禁煙マークの灰皿には苦笑。




馴染みのレストランには今回2回も行きました。
 
あっという間に4日間が過ぎ、セントルシア経由でセントビンセント島に向かいます。セーリングスクールの仕事が入っているので南に逆戻りです。セントルシアの人気スポットであるピトンズというふたつの山に囲まれた湾にモアリング係留して一泊。いつもは吹き下ろしがすごいのですが、今回は風の音も遠慮気味でぐっすり眠る事ができました。







仕事場のセントビンセントのブルーラグーンは通常揺れであまり居心地が良くないので、取り敢えず素通りしてベクイ島へ向かう。ベクイで一泊してからまた戻ってくる事にした。仕事前の夜は安眠が大事です。ピトンズからは9時間かかったけど、程よい風と低い波のお陰で疲れずにすみ助かりました。

マルチニークでのヘアカット

セントビンセント島でボブのセーリングスクールの仕事が入っているので、それまでに少し北上して久しぶりにマルチニークに滞在した。食料品買い出しの他にも大事なミッションがあった。それは私のヘアカット。前回はグレナダ島でさんざんな目にあったし(過去ブログ)、グレナダの前はセントマーチン島で、随分時間はかけたのにまるで男子中学生みたいな頭にされたので、今回は慎重に選びたかった。良く行くマリンショップの女性からなかなか人気があるという美容院の情報を手に入れて2日前に予約をしていったのがこちら。こじんまりとしたスペースをうまく使い、落ち着いた雰囲気のある美容院です。







担当してくれた美容師さんに、船上生活なのでなるべく手のかからない短い髪型にして下さいとスタイルブックから選んだ写真を見せ、こんな感じでとお願いした。この写真集がまた目を惹く出来映えで見ていて楽しい。さすがフランス。


彼女はふんふんと頷き、英語で対応してくれた。シャンプーも丁寧にそしてテキパキとやってくれた。今回はちゃんと普通に鏡に向かってカット開始です。途中で何度か頭の後ろを鏡で見せてくれ、こんな感じでどうでしょうか?もっと短い方が良いのならおっしゃって下さい、とまぁ、感激するような接客態度なのだ。そして、仕上がりも文句無し。本当に久しぶりに自分の好みのヘアスタイルになれた。やはり美容院は予約しなければならないくらい流行っているお店を選ぶべきだと思いました。