Friday, March 22, 2013

8ヶ月ぶりのバージン諸島

セーリングクラスが終わった翌日にセントビンセントを離れ、3泊4日の航海の準備のために、隣のセントルシアに一泊した。そこで思いがけず、先日出会った日本人のセーラー達と再開した。日章旗を掲げているのですぐ判った。気の毒な事にエンジントラブルに見舞われて、マリーナに足止めになっていた。本当、船にトラブルは付き物です。この先のグレナダまでの航海に支障がないよう祈ってあげる事しか出来ません。

さて、私達は燃料や食糧を補給後、夕方5時半にやっとバージン諸島に向けて出発した。夕焼け空の後からは半月と星たちが姿を表し、波と風が穏やかな心地よいナイトセーリングとなった。その夜はヨット一隻、大型クルーズ船、貨物船2隻と遭遇し、ちょっと緊張でした。翌日は誰とも行き交わず、3日目の夜は目的地に近づくに連れて交通量が増えた。ちょっとびっくりしたのが、沿岸警備隊の小型飛行機が頭上近くをかすめて飛んで行った時でした。私達以外誰もいない海を超低空飛行しているので、もしかしてレーダーを避けたドラッグディーラー?などと冗談を言っていたらUターンして引き返してくるではないか。明らかに私達を目指して!そこで初めて機体にコーストガードの文字が見えた。何だ、私達の方が怪しまれていたのか?それとも単なる好奇心か、はたまたただの訓練?いずれにしても失礼なくらい接近し過ぎた感のある飛行機でした。

それ以外は特に問題もなく、4日目の朝、61時間後に米国領バージン諸島のセントジョンに到着して無事に入国手続きを終えました。比較的楽な航海だったとは言え、夜通し走るとやはり寝不足で疲れ気味ではあります。何はともあれ8ヶ月ぶりに本拠地に戻ってきてホッとする気持ちです。





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