Monday, September 30, 2013

2週間の留守

1週間のマルティニーク島滞在からセントルシア島に戻ってきた。いつものようにロドニーベイに投錨。素晴らしい夕陽を眺めながら涼しい風に吹かれて心地良い時が過ぎます。


翌日からの2日間はマリーナに移動して愛艇をパックアップ。2週間お隣のセントビンセント島でセーリングスクールの仕事が入っているので、万一天候が悪くなる事に備えて、セールやローブの類いを外し、ディンギーも空気を抜いてエンジン共々しまう作業をする。これがなかなか時間がかかります。留守の間にフィッシング・トーナメントがあるので、それが終わったら愛艇をもっと内側のドックに移動させてくれるというマリーナの人達とその打ち合わせをしたりと、あっという間に2日間は過ぎて行きます。



冷蔵庫の中身も片付けないと行けないので、せっせと食べます。小舟のフルーツ売りから買ったボブの大好きなパパイヤは彼だけが食べます。私はパパイヤのある島で育ったのだけど、何故か熟れたパパイヤが好きではない。母が青いうちに取ってパパイヤの漬け物を作っていたので、その味に慣れていたせいか、我が家では誰もフルーツとしてのパパイヤに有り難みを感じないようだ。そう言えば、周りの友達にもパパイヤ好きはいなかったなぁ、なんて事を思い出したりしています。

Sunday, September 29, 2013

Grande Anseを散策

Fort de France から Grande Anse へ引き返した。数日前来た時は陸には上がらずにいたので、今日の目的地Le Marinへ行く前に、数年ぶりに少し陸地を散歩した。多少家が増えたりして少し景観に変化もあったが、それでもやはりのんびりしている。隣の村に通じるハイキングコースがあり、そのまま歩いて行きたかったが、如何せん時間が無い。またの機会にしよう。







Saturday, September 28, 2013

ちょっと豪華にランチ

マルティニーク島のFort de Franceに行くと決めた時、ボブがインターネットで美味しそうなレストランを物色していた。そして、ランチに来たのがこちらダウンタウンにあるLa Cave a Vins。


成る程、入るといきなりワインが眼の前にズラーリと並んでいた。





そこを通り過ぎた奥にダイニングテーブルがあり、そしてその先がパティオになっている。それぞれテーブル数は少ないが、狭さを感じさせない心地良い空間を作っている。




ゆっくりランチのつもりとは言え、これから歩き回るつもりなので、飲み過ぎないようにグラスワインにした。オリーブのお通しの後に自家製みたいな美味しいパンが出て来た。


メニューはフランス語なので、一応英語で説明してもらったが、全部は覚えきれないので、聞いていてピンと来た料理を注文した。私のアペタイザーはウニ。ウニの香りがほんわかと漂ってきます。やはりフランス料理、クリームとバターを使っているようで確かに美味しい。



一方、ボブはマグロを注文。細かく切ったマグロの刺身の上にクリーム状のチーズが乗っている逸品。久しぶりのマグロですが、フランス人のシェフが作るとこのようになるのかと感心。

続くメインは、私はコンク貝をグリルした物を注文。少し固めかなぁと思いながらも、シャキシャキ感が好きなので難なく平らげました。




ボブはマヒマヒを注文。味見させてもらったら、うーん、こっちの方が良かったかな?外側は少しカリッとして中は柔らか。風味があってさっぱりした味付けが 気に入りました。

デザートはパスしようかと思いながら、いや、やっぱり頼もうという事で二人でシェア。今日は久々に贅沢をしました。


そうそう、店内に掛かっていた写真のようなお魚さん達の絵がとてもリアルでした。水中でいつもお会いする彼らなので親近感があります。



Thursday, September 26, 2013

フォール・ド・フランス(Fort de France)

マルティニーク島の県庁所在地になるフォール・ド・フランス(Fort de France)を訪れるのは2001年以来だから12年振りになる。その時も愛艇で寄ったものの、ごちゃごちゃした雰囲気の投錨地に今ひとつ魅力を感じられず、宿泊地を変更した。その時は錨を下ろした湾の反対側からフェリーで街にやってきて少し時間を過ごしたとボブは言うが、私は何故か殆ど記憶が無い。

そんな訳でずっとフォール・ド・フランスはスキップしていたのだけど、フランス人のクルージング友が、今はとても綺麗になっているからもう一度訪れてみたら良いよと言ってくれたのでやって来た。結果はそのアドバイスに従って正解。フランス海軍のベースでもあるという古い砦を見上げる場所に錨を下ろしているのは私達の他にもう一隻のみ。

日中はフェリーが頻繁に往来する為、確かに揺れでそれ程居心地は良くないが、景色は素晴らしい。街中もさすが島の中心地で色々な設備が整っている。古い歴史を感じさせる教会や建物も美しく、4、5時間散策したり食事をしたりして楽しい2日間を過ごさせてもらいました。この街は次回また来たい場所のリストに追加です。







Wednesday, September 25, 2013

Grande Anseへ

マルティニーク島のセントアンから少し北西にあるGrande Anseへ2時間半程かけて行った。途中、その昔イギリス軍とフランス軍が戦ったというダイヤモンドという岩山を通過した。水中からニョキッと突き出た奇岩であるが、良い漁場でもあるようで、漁師さんのロブスター仕掛けの目印になるブイがあっちこっちにあり、それを避けながらの航行です。ちゃんとしたブイなら見やすいのですが、透明のプラスチックの空きボトルも多いので、目を凝らして見張り役です。




Grande Anseにはモアリングブイが多く設置されており、投錨する船は殆どいないようだ。クルージング友から料金は徴収に来ないみたいだと聞いていたので、迷わずそれを利用した。久しぶりにシュノーケリングをしたら、これが予想よりも素晴らしくて1時間程があっという間に過ぎてしまった。ついでに自船を繋いであるブイをチェック。しっかりとチェーンで固定されていて安心。6時過ぎには素晴らしい夕陽も拝めました。





 翌朝の景色はこんな感じです。この後、首都のFort de Franceへ向かいます。


Sunday, September 22, 2013

停泊地はこんな所です。

おとつい到着してゆっくりと過ごしているマルティニーク島のセント・アン(Sainte-Anne)は、漁師町でありながら、クラブ・メッドというリゾートもある場所です。




今日のランチはムール貝とサラダ。それにスーパーに大量にあったグアテマラかどこかからのお芋。想像と少し違って皮を剥いたら山芋っぽい感じだったので和風に味付け。なかなか美味しかった。次回は別の料理法に挑戦してみようかな。


セント・アン(フランス風発音だとサンタン?)から陸から眺める景色は、太陽が雲に隠れて少し暗いですがこんな感じです。


Saturday, September 21, 2013

写っている!

セントルシア島から1週間だけ隣のマルティニーク島に後戻りをする事にした。このマルティニークとセントルシアの間のコースはまたも素晴らしいセーリング日和となりました。そして、何とまたクジラに遭遇!今回は何とか大きめの写真を撮る事ができた。(左端の部分が尾だと思っていたた私は、尾は水の中。あれはヒレだと笑われました)。残念なのは、ボブがアイフォーンでビデオを撮った筈が、何とスイッチがオンになってなかった。。。かなり近い距離を4頭くらいは泳いでいたのに。

それでも到着したセントアンでは錨を下ろした数分後にこれまた素晴らしい夕陽を見る事ができてハッピー。時間があるという事は気持ちに余裕が出て回りの景色や物事がよく見えるねなどと語り合った5時間でした。


Friday, September 20, 2013

ここにも寿司が。。

お寿司屋さんと呼ぶには多少抵抗感のあるRituals Sushiに行ってきた。マリーナ内にあるので、その存在には気づいていたが、いわゆる日本のお寿司屋さんとは違うこういうレストランに入るのにはいつもためらいがあり、なかなか入る気になれない。どうしてかというと、やはり期待外れが多いからだ。元々あまり期待もしていないけれど、試しもせずにどうこう言えないので、そのうちに入ってみるというパターンがである。

さて、このレストランはウォーターフロントに面した外側にもテーブルがあるが、中はカリブの島々には珍しく冷房が効いている。それなりの広さのバーカウンターに座り、ビールを注文。バーテンダーにお酒はどんな種類を置いてるのと尋ねると、「月桂冠。だけど、今日は無いよ。だから酒マティーニも作れない」との答えで笑ってしまった。

その後ろ側にバーよりも小さい寿司カウンターがある。入る前に日本人のシェフはいるかと聞いたら、シェフはフィリピン人だと言う。そう言えば、バハマのノブ・レストランにもフィリピン人のシェフが二人いた。こちらも二人いたので、そのうちのひとりにどこでトレーニングを受けたのかと聞くとフィリピンだという。私が最初に訪れた外国はフィリピンだけど、それはもう遠い昔の事だから、あれから沢山の寿司シェフを輩出するようになったのか?

その彼に作ってもらったのが、巻物2本と刺身盛り合わせです。両方とも甘いタレがかかっていて、シャリの味は分からなかったが、それなりに美味しかった。刺身は見た目は良かったけど、少しだけ水っぽいような気がした。先入観だろうか?頑張っている彼らには申し訳ないが、どうしてもお寿司が食べたい!と思う時以外はまた来ようとは思わないだろうなぁ。

検索してみたら、オーナーはトリニダードの人で、最初はハンバーガーチェーンのフランチャイズを目指したが、トリニダードは市場としては小さいからと断られ、それならばと自分で始めたハンバーガー店が繁盛し、その後はピザやコーヒーショップと事業を広げ、そしてお寿司となったようだ。セント・キッツ島にあるという同じ名前のレストランも彼が所有するのであろうか。

私達が入った時間帯は空いていたが、そのうちにおしゃれをした女性を中心に人が入ってきだして結構な賑わいだった。カリブの島々ではSushi Barがトレンディーな場所になりつつあるのかなと思った。それは嬉しいと同時に、できればちゃんとしたお寿司屋さんも進出してくれれば良いのにとも思ってしまいますね。