Monday, January 31, 2011

裸足のデービス・バンド

いつも裸足でアイランドカントリー(?)を歌うデービス。右側はベースのドナルド。

年間を通して住んでいる人がたった100人程のウォーターアイランドはセント・トーマスの一部。クラウンベイマリーナから小さなフェリーで10分以内の目と鼻の先にあるのんびりした島。ハイシーズンの間は、ここにセカンドハウスを持っている人達やそのゲストで人口が2、3倍に膨れるとの事。日曜日にそこのハネムーンビーチで、Barefoot Davisバンドの演奏があったので、船をウォーターアイランドに移動させ、ボブと一緒にディンギーでギターとアンプを運んで午後から夕方にかけてのひと時を過ごした。島の頂上にピザ屋さんが一軒、ビーチにはBBQとトラック売りのハンバーガー屋さんが二軒のみ。食料品店も無いので買い出しはフェリーに乗って対岸のスーパーまで行く。日曜日の午後はたいてい食べ物持ち寄りで集まるそうです。ある意味不便でも自分達の理想とする生活を送っているので、あくせくしていずフレンドリーな人が多かった。でも、私達はこうやって落ち着くにはまだまだ早いかな。

ディンギードックが無いので砂浜にあげる。

ゴムボートでの〜んびり。

ご主人様を乗せて泳いで岸についたワンちゃん。

ジョーのバーベキューが空腹を誘う。

Barefoot DavisのTシャツ


後ろにはこんな文句が。

Sunday, January 30, 2011

教えられたり教えたり。

キャプテンスクールで3日間の集中コースを終えた後、いち日置いて今度は4日間通しで教える立場になるというボブにとっては忙しい週でした。


真剣な顔でペンを手にもっている3人は、今テストを受けている最中です。American Sailing Association (ASA)が承認するカタマラン船のセーリングインストラクターになるためのテスト。いやな事は先に片付けてしまおうと言うことで、自己紹介の直後にスタート。


教える事が目的のコースなので、他の二人を前にインストラクターのつもりで艤装の説明をするマライヤ。彼女は若干24才だけど、生後3週間からヨットに乗っているというベテラン。既にティーンネージャーを相手に教える経験を積んでいる。


マライヤと一緒に縮帆の練習をしているピーターは、56フィートのカタマラン船のチャーターキャプテン。船の操縦はお手の物。それと教える事はまた別なので、ちょっと神妙にやっています。


操縦席のオーエンは、自身のMonohull(単胴船)で何年もチャーターをやっていた。その船を最近売ったので、じきテキサス州に帰る予定。でも、持病の腰の手術をして元気になってまた船に乗れるようなら、インストラクターも悪くないという事で、このクラスには急遽参加した。


最後に10分ずつのデモンストレーションも難なくこなして、ボブのサインをもらっている所。ピーターもカメラに向かってにっこり。


全員めでたく合格。インストラクター・エバリュエーターと記念撮影。お疲れさまでした!



前日まで3日間、ひとりでプライベートレッスンを受け、晴れてMonoHullのインストラクターに認定されたボブ。オーエンの船を買った新しいオーナーにキャプテンとして雇われたばかり。船の引き渡し中という事で、その船で行われたクラスにはオーエンと奥さんも同乗。3つのテストも無事に終わってくつろぐ彼。疲労困憊という風だったけれど、笑顔で私達にラムパンチを作ってくれた。

Thursday, January 27, 2011

キャプテンスクール

5年毎に更新する必要があるキャプテン免許のマスターライセンスを、ボブは去年2月頃に更新した。そうしたらその直後にUS Coast Guard(米国沿岸警備隊)のオフィスから、1年以内にもう一度テストを受けるようにとのレターが来た。ライセンスを取得したのはそれに遡る事10年前。でも何故また?コーストガードに問い合わせをしても、そういう連絡が行ったのならとにかく受けるようにとの返事。御上には逆らえないから3月の期限切れの前に先日3日間のコースを受けた。朝の8時から午後5時までの集中コース。キャプテンスクールはRed Hookにあるので、7時頃に私がディンギーで陸まで送っていき、そこからは乗り合いタクシーのサファリで30分程。何とか2つのテストも無事にパス。豊富な経験とユーモアのセンスを持ち合わせた、素晴らしいインストラクターのケーシー氏も何故ボブがこのマスターライセンスを受ける必要があったのか今ひとつ理解に苦しんでいたようだ。まぁ、何はともあれ、これでひと安心。

コーストガードから送ってきたのとキャプテンスクールでもらった同じ内容のテキスト。


ランチタイムにのぞいた教室。今回は12人の受講者がいたそうです。

Tuesday, January 25, 2011

ブリストル・チャネル・カッター

ここはセント・トーマス島のCharlotte Amalie。錨を下ろしている私達の船のすぐそばに、何とブリストル・チャネル・カッター(Bristol Channel Cutter)が舫いであるではありませんか。

ブリストル・チャネル・カッター

今、こうしてカリブ海の島に暮らすようになったのは、この船の影響が大きい。Lyle Hessのデザインでカリフォルニア州のSam L. Morse Companyで建造された「小粒だけれどぴりっと辛しが効いたような」と例えたい本物のオーシャンゴーイングのヨット。15年程前に、この船を捜してニューヨークからノースカロライナまで10時間くらい車で走り、持ち主の好意で一緒にセーリングをした懐かしの船と同じモデルです。

長い間のレコーディングスタジオ経営に疲れたその頃のボブの脳裏にふっと思い浮かんだのが昔やっていたセーリングの事。それからあまり時を置かずに友達とふたりでカンサスの父親の会社のガレージにホコリを被ったまま置き去りにされていた21フィートのVentureを持ち帰ってきて修理し、時間を見つけてはLong Island Soundでセーリングに明け暮れた。そして船酔いする私もそれに付き合わされた。

それがエスカレートしてヨット関係の本を買ってきて読んだり、ビデオを見たり、ボートショーに足を運んだりと急速にのめり込んで行った。そうなるとデイセーリングでは収まらず、寝泊まりができるクルーザーに目を向けるようになり、注目したのがブリストル・チャネル・カッター。長いストーリーの結末だけを言うと、結局この船を手に入れる事はありませんでした。

代わりに私達の船になったのは、Bob Perryデザインで台湾のTa Shing社製造のBaba 30というモデル。同じように、メインセールに前帆2枚のカッター艤装で、小さいけれども外洋航海向けのどっしりした船。今はトリニダードで私達が迎えに行くのをじっと待っています。雇われチャーターキャプテン&メートとして仕事をしている身では、船を2つメインテインするのはかなり厳しい。そんな訳で愛艇にはかわいそうな思いをさせています。いつ迎えに行けるやら。ぐすん。。

6月の終わりに愛艇をトリニダードへ持っていく途中。
セント・トーマスから一晩走って着いセント・マーティン島で。

Monday, January 24, 2011

スキューバダイビング・ブラッシュアップコース

プールの向こうは海
またまた10年前の話。ボブも私も仕事を辞めてカリブ海で1年程クルージングをした時に、せっかくのチャンスだからとBequia島でPADIのオープンウォーターの資格を取った。晴れてダイバーとなったものの、その後は専らシュノーケリングばかりで、ダイビングをする機会があまり無かった。ところが、1年ちょっと前にセントトーマスに引っ越してきて、Red Hook Diving Centerでインストラクターをしているみきさんと出会う事ができた。このラッキーな出会いをきっかけに、今回は彼女の指導でプールでおさらいをする事にした。

機材の事や使い方など結構忘れてしまっていたので、浅いプールなのに何となく緊張気味!でも、プロフェッショナリズム溢れるみきさんの適切で細かい説明に安心してついて行く事ができた。そして水の中に入っているうちに、少しずつ感覚が戻ってきて、水中を自由に泳いで魚や珊瑚を眺めたあの楽しい記憶のかけらが戻ってきた。コースが終わった時には、あー、早く海で潜りたいと思ってしまった。

みきさんは、一週間のうち殆どはダイブセンターから出る船でお客さんと一緒に潜っているけれど、いち日だけはこちらWyndham ホテルの中にあるプールで指導しています。


プール脇のブースが仕事場所。ホテルのお客さんを相手にてきぱきと仕事をしていました。





ところで、そのみきさんはご主人と一緒に素晴らしい眺めのアパートに暮らしている。先日、遊びに行った時に撮らせてもらった写真がこれ。左手奥にはセント・ジョン島も見える絶景。あー、羨ましいなぁ。

Sunday, January 23, 2011

10年ぶりのバージン・ゴーダ島

初めて足を踏み入れたカリブ海の島は、英国領バージン・ゴーダ島だった。米国東海岸のバージニア州から30フィートの小さな船に乗り、ノンストップで11日間の航海の後に着いたのが、ここスパニッシュタウンのVirgin Gorda Yacht Harbourでした。懐かしい。チャーター客の要望で他の人気スポットを優先する為に、いつも通り過ぎるだけだったけれど、今回やっと再訪できて嬉しい。あの時は到着後、水の残り量を心配をする事なく熱いシャワーを思いっきり浴びれた事が何より幸せだった。

緑も多くゆったりした感じのマリーナ。

今は品揃えの良いスーパーマーケットがあるこのあたりに確かシャワー室があったと思うけれど、記憶があんまり確かじゃない。


10年前は、あの2本マストの船のあたりに係留した。今回はハーバー出口にモアリング。


マリーナから軽い傾斜の坂道を上って行くと小さな教会がある。

教会を右手に見てマリーナの方を振り返る。沖にはJost Van Dyke島が見える。


この島には浸食されてすべすべになった巨大なグラナイト岩が複雑に入り組んで、迷路やプールを作り上げている素晴らしい景観のBathsという人気スポットがある。機会があったら写真をアップしたいと思っています。

Saturday, January 22, 2011

ペインキラー(痛み止め)



英国領バージン諸島のひとつにJost Van Dykeという元はオランダ領だった島がある。今日はその島のポピュラースポットのひとつ、ホワイトベイのご紹介。その名の通り長くて白い砂浜が魅力的な場所。

ここホワイトベイのSoggy Dollar Bar(このバーにたどり着くには船から泳いで来るため、ドル紙幣も水でしけってしまう事からこの名前になった)には、バージン諸島では有名な、ペインキラー(痛み止め)というカクテルがある。人によって痛みは様々だけれど、このカクテルを飲めばそんな痛みも忘れてしまうかも。ペインキラーは40年程前にこの小さなバーで考えられた。ベースはダークラム。それにココナツミルク、パイナップルジュースとオレンジジュースを加え、仕上げにナツメグを振りかける。その割り合いはシークレットだそうです。

水着姿の女性にボビもハッピー!

ビーチーバーなのでリラックスした雰囲気

ペインキラー。一杯6ドル。

15個くらいのペインキラーを一気に作るバーテンダー。

ビーチでは思い思いにリラックス。

子供達も思いっきりはしゃぎ回っている。

ギフトショップは女性達の溜まり場。

ビーチのコテージは一泊2万から3万円くらいらしい。

チャーターのお客さんを連れて来る時はいつも船で留守番だけれど、たまにはキャプテンとクルーもリラッックが必要ですね。

Friday, January 21, 2011

More about Tortola Island

Tortola島は英国領バージン諸島の中心の島だけあって、まだまだ魅力的な場所がいっぱいある。この漁船オーシャンフォックスは、入国管理局がありフェリーも頻繁に行き来するSoper's Holeの一番奥に陣取っていた。

漁船 Ocean Fox
船尾の飾り?

今、オーシャンフォックスの船長をしているトムは、ついこの間までは、モーターボートで20分位離れた島Norman Islandのマネージャーをしていた。その島に住んでいたのは奥さんと子供ふたりを含むトムの家族だけだった。プライベートの島だけれど、多くの船が訪れるのでレストランが一件ある。トムと奥さんは二人で、その大きなレストランのマネージメントをしたり、モアリング料金の徴収をしたりといつでも大忙しだった。子供達はトトーラ島の学校に通うので毎日その送り迎え、そしてレストランで働く従業員の送り迎えと本当に良くやっているなぁと思っていた。

ところが、この夏バージン諸島を襲ったハリケーンアールの後、職替えをして今は漁師をしているという。漁船には以前にも乗っていたそうで、いきいきと楽しそうに船の中を案内してくれた。まずは餌にするイカを釣りに行くというので、イカなら餌などにしないでそのまま食べたいというと、笑いながら「じゃぁ、また立ち寄ってくれ」と言う。いゃー、本当にそうしたい。

トム&ボブ


トトーラ島の北西にあるCane Garden Bay。ここのビーチの砂は、とっても柔らかく素足で歩いて一番気持ちがいいお気に入りの場所のひとつ。ロードタウンからもそれ程遠くなく、また、眺めのいい山の中腹にはリゾートもあるようで、レストランやバーがビーチ際に10件近く並んでいる。その繋がっているようなレストランの中をきょろきょろしながら歩くも良し、ずっと長いビーチをのんびり歩くのも良し。ただ、豪華客船のお客さんが大勢でランチに来る時は避けた方が良いかも知れない。

Cane Garden Bay

ビーチのすぐ後ろにある家々

Big Bananaレストラン。ここのBBQは美味しい。

Thursday, January 20, 2011

Trellis Bayのファイヤーマン

両手を広げて通せんぼをしているみたいに見えるのは、満月の夜のフルムーンパーティーで燃え上がるトレリスベイのファイヤーマンです。

トレリスベイはトトーラ島の一部であるビーフアイランドにある。空港に隣接しているのでメインタウンのロードタウンからは離れているせいもあってのんびりとしている。車で1、2度来た事はあるけれど、たいてい反対側にあるマリーナキーという場所に停泊するので船で来るのは今回が初めて。来月のチャーターのお客さんをここでピックアップするので下見に着ました。ディンギードックしかないから大荷物を抱えてこられたらちょっと大変かな。
こんなディンギードックが4つ程あるけど、
船自体の横付けは無理。

のんびり散策にはもって来いのビーチ。

Loose Mongooseという離れ小島のレストラン

工芸品やお土産を売っているお店

レンタルヨット

犬2匹を連れて1泊25ドルのモアリング料金を徴収に来た

反対側のマリーナキーでは顔なじみの氷を売りに来る夫婦
カクテルアワーに欠かせない氷は一袋4ドル

明日まで待たずとも、もう満月?

次の場所へ移動する必要があったので、残念ながらフルムーンパーティーには参加できず。