60年近く前から続いている私の村(とは言わず普段は字(あざ)という)のささやかな伝統。それは子供たちによる朝7時と夕方6時の鐘突き。その昔携帯電話はもちろん腕時計さえもそれ程普及していなかった頃、畑仕事に従事する村人たちは、小学生が鳴らすこの鐘の音を聞いて時を知った。
元々鐘は左端の木にぶら下がっていたけれど、毎年のように島を通過する台風の為、あるいは鐘の重さに耐えかねて傾いてしまった。そこで現在は右側の鉄柱にこうしてぶら下がっている。鐘自体も新しくなっていた。
元々鐘は左端の木にぶら下がっていたけれど、毎年のように島を通過する台風の為、あるいは鐘の重さに耐えかねて傾いてしまった。そこで現在は右側の鉄柱にこうしてぶら下がっている。鐘自体も新しくなっていた。
細いけど力はあるよ。 |