Monday, December 31, 2012

グレナダはあと10分程で新年です。

大晦日の今日、昼間はマリーナの回りをウォーキング。

自称「スープ・マスター」のスタンドでカラルー・スープを買って持ち帰り、スーパーで買ったフランスパンと簡単なランチ。マスターはベジタリアンなのかも知れないけど、ちょっと味が足りない感じ。塩こしょうで味を整えたらオーケー。以前、自分で作った事があるけど、そっちの方がもっと美味しかったな。なんてね。

スープはちょっと期待外れだったけど、笑顔が良かったからいいか。

先程、東京の姉夫婦宅に電話をした。日本は元旦のお昼を過ぎた時間なので新年のご挨拶。例年のごとく妹達も遊びにきている。久しぶりに甥とも話ができて嬉しかったなぁ。生まれた頃から知っているあの可愛いケンちゃんももう30過ぎ。月日は早く経ち過ぎ。

さて、マリーナにあるレストランは今晩は大繁盛らしい。昼間から準備をしていたので、聞いたらもうディナーのチケットは完売だという。夜になって10時頃からライブショーをやっていたが、もうすぐカウントダウン。10、9、・・・1、ハッピーニューイヤー!同時にすごい花火の音が聞こえてきた。慌ててキャビンからコックピットに出て見た。少し雨も降っているが、綺麗な花火がどんどんあがる。それでも、潔く5分程で終わった。何とか撮れた一枚です。

さてさて、平成25年が皆様に取って良き年となりますようカリブ海からお祈り致します。本年もまた宜しくお願い致しますネ。




Sunday, December 30, 2012

暮れからお正月にかけてはのんびり予定です。

丁度、一週間前にトリニダードからこちらグレナダにやってきた。3ヶ月間でできる限りの整備を終え、ほぼ完璧かと思ってトリニダードを離れたのに、着いた途端にトランスミッションに不具合が生じてしまった。

去る9月にチャーター船を降りて雇われキャプテン&シェフ/メートの仕事を終えたので、次なる仕事が必要であった。今週から2週間、何回か仕事をした事のあるBarefoot Yacht Chartersでセーリングインストラクターの仕事が入ったので、本当なら今頃は二人揃って(私は付き単なる添いに過ぎませんが)セントビンセント島にいる筈だった。

しかるに愛艇での移動が無理。トランスミッションの修理をお願いしようにもクリスマス&新年のため、ヤンマーのメカニックも来てくれない。そんな訳で、ボブだけ今日の朝6時半の飛行機でセントビンセントに飛んで行った。そのliatの飛行機が後戻りのトリニダード経由だというのにはちょと笑ってしまったが。おまけに最初のクラスはさよならした筈のカタマラン船を使うのであります。ハハ、予感が的中してしまった。(過去ブログはこちらです。

私は正月明けに来てくれる筈のヤンマーのメカニックを待つ為に留守番役です。まぁ、淋しいお正月ではあるが、今回はひとりでのんびりしようと思っている。






Friday, December 28, 2012

旗売りおじさん

2年3ヶ月前にブログを始めたのが、ここグレナダからでした。それなのに訪問国に敬意を現すコーテシー・フラグ(Courtesy Flag)は無しのままで、ちょっと気がひけていました。回りのグレナダ籍以外の船は殆ど右舷側にグレナダ国旗を掲げている。去年、旗売りのおじさんが来たのに、現金の持ち合わせがなくて買いそびれていた。今回はちゃんと買おうと思ってずっと待っているのになかなか姿を見せない。すると昨日、「フリダー(Fridur)」と呼ぶ声が来こえた。誰だろうと思ったら旗売りのおじさんでした。やっと現れてくれました。はい、はい、今回は買わせて頂きます。湾の反対側にあるグレナダヨットクラブのディンギードックから手漕ぎでやってきてくれた彼は元気そのもの。

「僕の旗はマリンショップで売っているのと違って、手作りだから丈夫で長持ちするよ」との事。なるほど、色合いも良しです。その分、少しお値段も高め。と言っても、40EC (East Caribbean Dollar) 、15米ドルくらい。


掲揚した時に柄が逆さまになったりしないよう、 念の為にフラッグブックで確認です。



そして、すぐさま掲揚。青空を背景に鮮やかです。おじさん、ありがとう。



Thursday, December 27, 2012

速い!

船の中でインターネットができないので、マリーナのWiFiが届く場所でScrapBookというFirefoxの拡張機能を使って読みたいウェブページをいくつもコンピューターに保存しておき、後からゆっくり目を通していた。このScrapBookは東京工業大学大学院の室田研究室で開発されたとの事。実にありがたい機能で度々使っていた。

そんな中、保証金を支払えばマリーナのオフィスでブロードバンドのモデムを貸し出してくれるとの情報を入手。クリスマス休暇で人手が足りなくて忙しくしている人を捉まえて聞くと、ちょうど返しに来た人がいるので、それを貸してくれると言ってくれた。設定に少しだけ手間取ったものの無事セッティングできた。早速使ってみると、これが今までより速いスピード!自由にインターネットが使えて感激です。


Tuesday, December 25, 2012

静かなクリスマス

一昨日、無事にグレナダに着いたものの、トランスミッションの調子が悪い。以前も同じような状態に陥った事があり、その時はバージン諸島のイギリス領トトーラ島で修理してもらっていたが、愛艇は2年以上も陸に揚げてあった為に機嫌が悪くなったのか?昨日からできる事はやっているが、今の所あまり希望が持てない状態である。これはまたYANMARのメカニックに見てもらうしかないかも知れない。とは言え、きょうはクリスマス。どなた様も働いていない。おまけに、最初に船を繋いだドックは110〜125ボルトのコンセントが使えず、昨日は移動する羽目に。トランスミッションの不具合であるからすこぶる不安。恐る恐るながら何とかドッキング。

電気は繋がったが、今度はWiFiの電波が届かずインターネットが使えない。これには参りました。しょうがないので電波が届く所まで、コンピューターを持ってマリーナをうろちょろする羽目に。それでも使えるだけで感謝しなくては。そんなこんなでちょっとさえないクリスマスとなりましたが、のんびり過ごすのも悪くない。クリスマス休暇のゲスト達を迎えた船がどんどんマリーナを離れて行ったのでとても静かです。













Sunday, December 23, 2012

トリニダードからグレナダへ

今回は3ヶ月という最長の滞在になったトリニダードでしたが、昨日の午後2時にグレナダ島に向けて出発しました。2年5ヶ月ぶりの進水だったため諸々の点検が必要とあって、ドックを離れてから1時間程はテスト走行です。特に問題も無く、さぁー、出発!













テスト走行の時に降っていた雨も幸いにあがり、午後5時頃には半月を過ぎた月が顔を覗かせてくれました。その後には星もちらほら。イレギュラーな潮流の為にスムーズとは言えないながらも、スピードはあったし雨にも降られなくてまずまずの航海でした。ただ、予定よりも早くに到着しそうだったので、少し明るくなるまで多少の時間潰しが必要でした。

午前6時頃にセントジョージズのモアリングに係留し、寝不足解消 の為に11頃まで爆睡しました。モアリング前に少しトランスミッションの調子が変だった事と、北からのうねりで船が横揺れするので、マリーナに移動する事にしました。マリーナに近づいた時に再びトランスミッションの調子がおかしくなり、バックは問題ないのに前進がうまくできません。そんな事を短波ラジオでマリーナのオフィスに伝え、何とか入り口に近いドックに係留しました。ドックマスター曰く、私達のすぐ前のボートもトランスミッションの調子が悪く、丁度メカニックが来ているので話してみるとの事。そのメカニックと話したり、インターネットで調べたりして、ボブは何とか出来るかも知れないと言う。でも、今日は疲れきっているので明日フレッシュな気分でチャレンジです。

 


Saturday, December 22, 2012

いゃー、長かった。

冷蔵庫のメカニックさんが、やっとリモコン設置に来てくれました。もう、今日で最後です!朝から待っているのに午後2時を過ぎても現れないので、またかぁ?と何度目かも忘れてしまう程の諦めモードに入りかけた2時23分になってようやく現れました。いつものように無口な彼。登場さえしてくれれば仕事はちゃんとやってくれるので任せるだけです。まぁ、その間何度も携帯電話はかかってきますが。

そうして1時間が過ぎた頃に、「ちょっと部品を取って来る」と言い、そのまま戻ってくる様子が無い。またもや不安になる私達。でも、今日は彼も仕上げたいのでしょう。30分程して戻ってきて、それから延々配線作業を続けました。終わったのが午後6時頃でしょうか。もう、終わらせてくれるのなら夜中まででもやってくれという心境でした。終了したと聞いた時は内なる歓喜に震えました。いゃー、長かった、この冷蔵庫プロジェクト。最初はエアコンシステムもお願いしますという事だったけど、それまでやってもらったら来年になってしまうので今回は諦めた。

これでようやく明日はトリニダードを離れる事が出来ます。









Friday, December 21, 2012

ほぼ出発準備オーケー

トリニダード滞在が予定を超えて長くなっている。あともう少しでグレナダに向けて北上しなければならない。出発に向けて諸々の仕上げを同時進行中。まずは、バックステーにマン・オーバー・ボード(落水者救助用の旗竿)の設置。傍でくるくる回るウィンドゼネレーターの羽を紐で縛って一時停止させ、旗が収まるチューブを高い位置まで押し上げてポールをセット。なかなか良い感じです。願わくばこれを使う事態が発生しませんように。

取り外しができるコックピット用の小さなテーブルを作ってもらったので、これにニス塗り。それからハンドルもニスを塗って化粧直し。こちらは古いニスを剥がすのにひと苦労。ヒートガンと紙ヤスリで何日もかかってしまった。その甲斐あって仕上がりはグッド。

暑い太陽を遮る航海中でも使えるコックピットのビミニ、それからハッチのカバーをセールメーカーに作ってもらった。以前にメインセールのカバー等も作ってくれていたので、その仕事の早さと正確さは保証付きだった。プラスチックで型紙を取って帰った数日後には仮仕上げのビミニを持ってきて細部を詰め、その3日後には全てを終えてくれた。頼りになるフランクさん、ありがとう。




こんな感じでほぼ出発準備OKですが、まだ冷蔵庫のリモコンが届かない。おーい、一体全体どうなっているの!イライラせぬように、もうあと少しの辛抱とお互いに言い聞かせてまた2週間が過ぎた。。






Thursday, December 20, 2012

移動

3ヶ月も滞在したピークヨットから、同じ湾内にあるクルーズインマリーナに移って来た。環境を変えたかった事もあるが、ピークのマリーナはそれ程居心地が良くないせいもある。船首から乗り降りする為、潮の満ち引きの関係でドックの高さに1メートル以上も差があり、頻繁にドックラインを調節しなければならない事と、雨が降った時は滑りやすくて少し危険なせいもあった。隣の船の女性がドックに降りようとした際に誤って海に落ちたのを目撃した事とも無関係ではない。気の毒にバックパックに入っていたiPadもびしょ濡れの模様。実は私も落水の経験があるので気持が良く分かり同情しました。

さて、移ってきたクルーズインでは、クリスマスシーズンとあってカクテルパーティーを催してくれた。5時45分からスタートというので、5分くらい遅れて行くと既にヨットマン達が集まっていた。この時期まだトリニダードに残っているのは、もはやクルージングはせず、船をドックに繋いだままトリニダードと自国を飛行機で往復しているリタイヤー組が殆ど。よって彼らには時間がいっぱいある。中には18年もこのマリーナに船を繋いでいる人もいた。



スタートしてかれこれ1時間後に軽い料理が出てきた。お味は?残念ながら今ひとつでした。 が、デザートの見栄えは良しでした。






Wednesday, December 19, 2012

ジェノアセール

今回、前帆のひとつ、ジェノアセールが巻き付いているローラーファーラーを新しくした。マストを取り付けた時に、ローラーファーラーも取り付けてあったが、艤装の調節やジェノアセールの取り付けは進水後にやる方が良いとの事で今まで待っていた。進水後4日目に待っていたリガー達がやってきてくれた。





やっとジェノアセールを取り付けた。リガーからもしかしたら、セールを少しカットしなければならないかも知れないと言われていたが、どうやらそれは無しですみそうで安心した。これからセールメーカーにお願いするとまた時間がかかり、トリニダード出発がもっと遅れてしまう。とは言うものの、冷蔵庫のリモコン設置がまだなので待つ事に変わりはないが。頼んであるがまだ届かないという聞き慣れた返事に、もう出るため息もない。





Sunday, December 16, 2012

日本国民に幸あれ!



衆議院選挙が自民党の大勝利に終わり、3年ぶりに政権奪還を果たしました。安倍晋三氏の首相再登板、本当に嬉しいです。やはり日本国民は素晴らしい。圧倒的な有権者が国と国民の事を一番に考えてくれる党に投じてくれたのです。「やらせてみよう」はもう2度と無いでしょう。

政治ブログランキングにおいてダントツ1位の三橋貴明氏の言うように、歓喜の朝(トリニダードは今だ12月16日の夜ですが)を迎えながらも、今後の国の立て直しを視野に入れて気を引き締めて行きましょう。この地球上には腹黒い人々がいます。でも、それ以上に和を尊ぶ人々が溢れる事を願って止みません。

Saturday, December 15, 2012

進水だっ!

待ちに待った進水です。3時の予約だったので準備に必要な時間的余裕もある。すると、朝11時頃にノックの音。誰かなと思ったら、トレーラーのメンバーが顔をのぞかせ、11時の予約がキャンセルになったから代わりに今から進水はどう?と聞いてきた。うーん、早いのにこした事はないが、如何せんまだ準備が整っていない。残念だけど今は無理と答えた。キャンセルはしょっちゅうある。かく言う私達も今回は冷蔵庫&エアコンのコントラクターに待ちぼうけをくわされて3回もキャンセルした。最低でも進水の5日前には予約を入れる事になっているが、その5日間を見こしての作業が往々にして終わらないのが船の整備である。さて、3時なら余裕と思ったがそうでは無かった。時間が多少あるからと、進水後でもできたオートパイロット(自動操舵装置)の調節をギリギリまでやっていたからだ。

トレーラーは時間通りにやってきて、小さな愛艇をヒョイとでも言うように軽々と持ち上げてリフトまで運んで行った。




そして、水際で待機していたリフトにバトンタッチです。



上架中の支え棒があった塗り残し部分にペンキをささっと塗り、いざ進水!



水に浮かべてもらった状態でキャプテン&メイトが乗り込み、 水漏れしていないかどうか急いでシーコックをチェックします。結構緊張する時間です。幸いに問題無し。




そのまま軽くテストドライブ。ボブは徐々に嬉しさが増してきたようです。何せ長い道のりでしたから。




10分後にドックに係留。 進水後5日間は無料サービスです。




新しいディンギーモーターは既にテスト済み。やっぱり新品。絶好調です。隣のディンギーが立派ですね。

3回も延期してやっとできた進水。トリニダード到着後ほぼ3ヶ月という長い道のりでした。その日は美しい夕焼け空を眺めた後、いつも以上にぐっすりと眠る事ができました。 と言いたいけれど、実際はドックラインのギーギー音で何回も目が醒めてしまった。翌日からはドックラインが船体と接触する箇所にプラスチックのホースを通してギーギー音を解消し、穏やかかな眠りについている。