Monday, October 29, 2012

やっと天井終わり!

最後のネジを締め終わり、V-Berthの天井の修理が終わった。何週間かかったろうか。予定していた作業ではなかったので、特に時間がかかったような気がするが、終わってみれば、思い切って手を付けて良かったと思う。


パネルや枠を切ってもらった後も何度もウッドワークショップに足を運んで、サイズを調節をしてもらった。わずか2ミリなのにと思いながら、暑いヤード内を歩いて行ったこと10往復ではきかない。







パネルの裏側にはエポキシ(Epoxy)を塗って水漏れ防止。




パネルを支えるフレームのサイズを微妙に調整。






(こちらが古いパネルを剥ぎ取り釘を打ち付けるベースを付けた、何週間か前の写真。)

Friday, October 26, 2012

それは高すぎじゃ?

何年ぶりかの大がかりな愛艇の整備。いくつもの作業が同時進行中で、猫の手も借りたい!とは言わないが、第三者の手助けが欲しい。という事で、業者にマストのペンキ塗りの見積もりを出してもらった。1000米国ドル以内で収まればやってもらおうかと思っていたが、何と3200米ドルと言ってきた。そりゃまぁ、上質のペンキを使ってプロの仕事をしてくれ、こちらも時間と労力をかなり削減できるであろうが、その為に3200ドルも支払える懐具合では無い。よってまた二人でやる事にした。

ワイヤーやウィンチ等の付属物を殆ど取り外し、雨が降っても作業ができるように、間借りさせてもらっているカタマラン船の下にマストを移動させた。




粒の粗いサンドペーパーで古いペンキを削り落として表面をできるだけスムーズに。


その後、アルミニウムが虜出した部分にそれ用のベースを塗る。



それから白色のベース塗り。そしてきめが細かいサンドペーパーをかけて、表面をよりきめ細やかにする。このペンキ塗りは3度繰り返す。下準備の出来具合が結果を左右するとか。



夕方になって#320のサンドペーパーで研いてマストの表面がつるつるになった。そのまま本塗りと行きたかったが、辺りが暗くなり始めたので、残念ながらこの後の作業は明日へ。

丁度気温が良い今朝10時にドキドキしながら塗った出来上がりがこれ!インターネットで下調べをし、回りの人に聞いたり、ペンキもじっくり選んで挑戦しただけあって、この仕上がりには感ひとしお。

スプレッダーにもペンキを塗って完璧のほぼ一歩手前。そう、まだ終わりではないのです。12時間以上経ったらもう一度2度塗りします。それが乾いたらその後にマストをひっくり返して反対側も同じように2度塗りしなければなりません。

手間と時間はかかっても、自分達で 出来る事は自分達でやると感激もひとしおです。それにペンキ塗りにかかった費用は350ドルもしたかどうかなので、随分な節約になりました。それにしても高すぎる見積もりだった。








Thursday, October 25, 2012

コーキング(Caulking)

船では水漏れを防ぐコーキングは欠かせない。スタンション、クリート、レール、そして今回は緊急脱出用のライフラフトを設置してある箇所のネジやボルトも新しくした。ライフラフトは丁度V-Berthの真上にあたる場所にあるので、寝室の天井板を外してあるこの機会に全部ネジ類を取り替えた。コーキングは結構時間がかかります。

ライフラインと繋がっているステンレスのスタンション を取り外します。



スタンションの下部のネジを外し、古いコーキングを剥がす。




粘っこいCaulkはチューブから出すのも力がいります。その為、注意しないとあっちこっちにくっついて汚れてしまいます。




ネジにもコークを付けて水漏れ予防。




デッキの下、寝室の天井。






重たいライフラフトをずらして、ボルトやネジをひとつずつ抜いて全てコーキング。


寝室の天井に突き出している古いボルトも新しく取り替えます。

ロープを掛けるクリートはしばらく前にコーキング済み。雨に濡れないようにカバーが掛かっているうちに終わらせます。

Wednesday, October 24, 2012

ブーゲンビリア

頻繁に行くマリンショップ、Budget Marineの前に鮮やかなブーゲンビリアが咲き誇っていた。あまりの美しさに目を奪われた。故郷の沖永良部島の我が家の庭にもこれと同じような、もう少し紫がかった大きな ブーゲンビリアの木がある。私が19才で島を離れた後に両親が植えた木だけど、満開の時は実に見事だった事を遠く離れたここトリニダードで思い出しています。







Sunday, October 21, 2012

少しずつ

寝室の新しい天井板が届いた。フォーマイカという表面がプラスチック加工の素材。サイズを多少調節して、裏側には万が一雨漏りしても染み込まないように塗り物をする。




そして、マストベースの下敷きになる木細工も届いた。ただボルトの穴の位置が微妙にずれている。これも修正要です。
 
只今、キャビン内はマスト下の天井部分の修復作業中なので、寝室とはカバーで区切られ埃まみれ状態。この作業を終えてから取りかかる事になる。いくつかの下塗りを終えた。これからペンキを2回塗るのでまだ時間がかかる。







同時に冷蔵庫の蓋や取り外しができる床板も砂ヤスリをかけてペンキやニス塗り。この作業は楽しい。これも2、3回は塗る必要あり。とにかく時間がかかる。








本当に時間がかかる事ばかりですが、何とか少しずつ先が見えてきた。よってランチは久しぶりにインド料理のチキンBuss up shotでパワーランチ。Power Boatsの敷地内にあるのでピークヤードからは少し歩くが、多いにその価値ありです。








Friday, October 19, 2012

冷蔵庫のコンプレッサー

古くてバッテリーを消耗する冷蔵庫をこの機会に新しくする事にした。先日、冷蔵庫の中の冷却プレートは業者に手伝ってもらって取り出してあったが、コンプレッサーは自分達で取り外しておく事になっていたので、やっと手をつけた訳だが、これが想像以上に手強かった。

コンプレッサーを取り出すには、その通り道にあるバッテリーをひとつ取り出してスペースを確保する必要がある。このバッテリーがまた重たいのです。様々な工具も前もって準備。


かなり時間をかけて、いくつかネジを外していたが、奥の奥にあるネジがボルト付きでそのボルトにどうしても手が届かない。残り数センチの為に、重たいバッテリーをもう一つ取り出し、身体をあっちに向け、こっちに向けしてやっと全部ネジを外した。






この間、思うように作業が進まず、度々怒りの声が聞こえてきた。私にできる事と言えば、外科手術の助手みたいに必要な工具を手渡してあげる事くらいです。それでも、狭い隙間で身動きができないボブにとっては大助かりではあります。 こんな時に写真を撮ると、余計に怒りをあおりそうなので盗撮です。

ネジを外したからと言って、コンプレッサーがそう簡単に動かせる訳はないみたいで、その後にキャビン内の冷蔵庫に通っている管を切り離す必要がありました。これは先日アンカーのチェーンを切った時と同様に弓のこでゴシゴシやろうとしたのですが、巧くいかず、ワイヤーカッターを使って力で押し切ったようです。私はキャビンの冷蔵庫の中に頭と手を突っ込んでそれを引き抜いた。



さぁ、その後がまた大変です。落っことさないように 重たいコンプレッサーにロープを縛り、二人で狭い隙間から引き上げ作業です。そして何とかやっとコックピットに引き出してきました。それがこちらです。

コンプレッサーがあった場所はここ。掃除機をかけて辺りを多少きれいにした。新しいコンプレッサーは小型だと言う事なので、キャビン内のナビゲーション・ステーションの下に取り付け予定。このスペースにはバッテリーを置くつもりでいる。


しかし、引き上げたと思ったら、今度はこれをまた地上に下ろす必要あり。慎重に慎重に。私がロープを持ち、ボブは両手に抱えてゆっくり後ろ向きに梯子を下りて行き、無事に着地。もう廃棄処分ですが、取り敢えずは愛艇の傍に置いておきましょう。ふっ〜、疲れた。





Thursday, October 18, 2012

キャビン内ペンキ塗り完了

キャビン内にあった大方の物をデッキや船外に出して、数日かけて天井を除くキャビン内の残りのペンキ塗りをした。まず、Drop Clothsというペンキ塗り用のプラスチックカバーを買ってきて、できるだけ埃がかからないように覆いをした。

ペンキ、ブラシ、布切れ、ミネラルスピリッツ等、必要な物を全部並べて準備。


そして、ペンキがはみ出さないように青のマスキングテープでチーク材の部分を保護して1回目のペンキを塗った。乾くのを待って、翌日もう一度さらに細かいサンドペーパーで磨いた後に2度目のペンキ塗り。塗り終わったらとても奇麗になった。


翌日の夕方にカバーをはずして完了。床に掃除機をかけ、シンプルグリーンという愛用の洗剤で掃除して久々に気分爽快!