Sunday, October 31, 2010

ホッとひと息

マリーナのディンギードック。先日、果物を売りにきた元祖フルーツマンのオレンジの船が、何と半分沈没。水の色も土砂混じりで濁ってしまった。

ハリケーンTOMASは去ってくれた。昨日はいち日中暴風雨。雨はまだしも、間を置いて吹く強風にはビクッとさせられ通し。それでも、ここセントルシアの北にあるRodney Bay Marinaは陸に入り込んでいるので、充分にプロテクトされており殆ど被害は無かった。広いマリーナなので、全部を見た訳ではないけれど、私達の回りではジブセールが風で破れた船が一艇だけ。今朝は曇り空ではあるものの風も収まり、雨は時折少しだけ。それでもマリーナを回ってみたら、小型の船がいくつか沈没していた。

現在マリーナは停電で断水状態。こんな時でも船では、ディーゼル油を使ってバッテリーやジェネレーターで電気を起こせるのであまり不自由はない。水もおとついタンクを満杯にしておいた。幸いにこのマリーナのWiFiも何とか使えるので助かる。

セントルシアのすぐ南にあるセントビンセント島ではかなりの被害が出た様子。9月に訪れた場所なので、ブルーラグーンで出会った人達の事が気がかり。


Saturday, October 30, 2010

ハリケーンTOMAS接近

マルティニークからセントルシアに戻ってきたら、何とハリケーンが急接近。ハリケーンになる前のトロピカルストームの時から注意していたけれど、ついにハリケーンTOMASと名前が付いてしまった。そしてウインドワード群島のセントビンセント&グレナディーンズ、セントルシア、マルティニークは赤色のハリケーン直撃区域になりそうな様子。昨日の朝からマリーナに避難して、TOMASに備えている。午後5時頃が最悪の予想だけど、来るなら早く来て、さっさと去って欲しい!

National Hurricane Centerの5日間の予想

コックピットのキャンバスカバーを外し、カヤックも移動。
メインセールもカバーごとロープで縛って準備OK。


Thursday, October 28, 2010

マルティーニーク島を3分の1周

マルティニークでは、今回初めてレンタカーを借りてドライブをした。人口が40万人もいる大きな島なので、5時間程かけても南側の3分の1程しか回れなかった。それでもLe MarinからSainte-Anne、Le Vauclin、 Le Francois、 Le Lamentin、Ducos、 Riviere-Salee、そして出発地点のLe Marinへと走ってとても楽しいドライブだった。フランスの海外県だからなのかインフラがしっかりしていて、道路が素晴らしく整備されている。それなのに今日走った範囲には、工事中の赤信号機以外には全く信号機が無く、全てロータリー式交差点。慣れないので2箇所で同じ場所をくるくる回ってしまった!観光以外に農業も盛んで、大規模なバナナ農園やさとうきび畑が広がっている。まだまだ見足りないけれど、残り3分の2はまた次の機会まで取っておく事にしましょう。

フランスだからプジョー!


バナナの房には青いビニール袋がかかっていた。


セントアンの漁船
 
反対車線は追い越しOK?
セントアンのチャーチ

Le Vauclinという大西洋側の町
広々とした牧場

牛さん、写真を撮らせて下さいね。
ドライブ疲れで夕食は前菜とドリンクだけで十分。(手前はえび、奥はコンチ貝)
お土産屋さんの大きな電卓

Say No to Plastic

まだまだ買い足りないけど、今日は取りあえずこれだけ

セールは6年使っているから古くなっている
マルティニーク島のMarinではジブセールもちゃんと縫い直して
貰ったし、食料品の買出しもちょっとだけどした。困ったのは、スーパー
では環境のためにプラスチックの袋をくれないという事。フランスの島で
は買物袋を持参しなければいけないという事を忘れていた。支払いが終
わった後でボートまでショッピングバッグを取りに戻る始末。でも、いい
ポリシーですね。

Tuesday, October 26, 2010

マルティニークへ

2日前に2つある帆のうち、マストの前方にあげるジブセールの縫い糸がほつれて小さな隙間ができているのが判った。セールをおろして取りあえず塞ぐ事にした。ところが、風が弱くなるのを待ってジブをおろし点検してみたら隙間は2カ所にあった。これはプロに頼んでちゃんと縫製してもらうしかない。ただ、以前やってもらった事のある人に連絡がつかない。

ジブセールをおろして点検
 
ここセントルシアに来た主な目的は、故障しているエアコンのコンプレッサーを取り替えてもらう為だったが、配達が遅れており、しあさってまで届かないとの事。それなら隣のマルティーニークへ先に行って、それから戻ってくる方が時間的に無駄が無い。マルティニークはフランス領。フランス領と言えばワインと食べ物が美味しく、しかも安い。セントトーマスに戻る前にできるだけストックしておきたいので、2日程寄る事にした。セールの修理もそこでやってもらえる筈。という事でまたもや予定変更。

入国のチェックインをする前に、船にはQフラグ(検疫旗)と呼ばれる黄色の旗を掲げる。入国審査が終わって戻ってきたら、その旗を下ろして、訪問国の旗と取り替える。そうやって敬意を表すのだけれど、全ての国の旗はなかなか揃えられない。そんな時はちょっと気兼ねをしながら心の中で敬意を表する。セントルシアで入国手続きをしないので、上陸もせずマルティニークへ。
Quarantine Flag

Monday, October 25, 2010

マグロと果物

Bequia出発を一日見合わせて正解。今日は昨日とは打って変わって風も波も穏やかで快適な航海日和。のんびり走っていると、小型の釣り船が近寄ってきた。何と手に持っているのはマグロではないですか。え?40ECドル?1500円なら喜んで買います!
天気も良くニコニコ顔のウィンストンさん
体長50センチくらいかな
さばいたらこれくらいになりました。


たたきにして頂きまーす!
セントルシア島のRodney Bayに到着したら、もう一人訪問者が現れました。旗をいっぱい掲げた船には、新鮮な果物とお手製のお土産物が積んであり、パパイヤ、グレープフルーツ、みかん、アボカドをもらって1000円なり。まぐろに比べてちょっと高いかなぁと思ったけど、子供が3人いるから頑張っていると言われたら、それは買うしかないでしょう。
旗とかやぶきが特徴のライアンの船

色とりどり。昨日フルーツを買ったばかりだけどまた買ってしまった。



Sunday, October 24, 2010

予定変更


セントルシアへ出発予定だったけれど、またもや向かい風の強風。北へ向かうのに北からの風だと、どうしても船がバッタンバッタンと波に沈みながら走るので、時間ばかりかかって距離は稼げないし体力的にもとても疲れてしまう。過去2日間共このパターンだったので、休息も兼ねてBEQUIAに留まる事にした。お陰で久しぶりにゆっくりとインターネットをする事もできた。いくつかあるWiFiサービス会社の中から、4分間のお試しがあり、1時間だと4米国ドル、1日は8ドル、1週間が28ドル、1ヶ月が40ドルという設定のWiFiを選んだ。お支払いは便利なクレジットカードで。まいど!

午前中にボートのメインテナンスをした後、午後からビーチ沿いにあるタウンを少し散策。食料も買いたかったけれど、残念ながら日曜日でマーケットは閉まっていた。ここPort Elizabethはとても緑が多く、ブレッドフルーツの高い木があちこちで涼しげな陰を作っている。
Conch貝
Fish Cleaning Table
ヤギも散歩
  

こんなにいっぱいで400円位
大好きなシュガーアップルの木を見つけたのでいそいそと写真を撮った。それを見ていたのかどうかは分からないけれど、プラスチックバックにいっぱいのシュガーアップルを持った男性が買ってくれないかと声をかけてきた。ライムもつけるから10ドルで良いという。Eastern Caribbean (EC)ドルは持っていなかったけれど、こんな誘いには弱い私。じゃ、近くのATMでお金を下ろしてくるから5分間待ってと言うと、じゃ、僕もこれからライムを取ってくると言う。どこから取ってくるのか知らないけれど、オーケー。20ドルからおつりが無いのは分かっていたから、アイスクリームショップで3ドル50セントのアイスクリームを買ってくずした。ちょっと待たせてしまって悪かったかな。持ってきたライムは袋いっぱいだったし。でも、本人は時間はたっぷりあるようでニコニコ顔。私も久しぶりのシュガーアップルに笑みがこぼれる。
シュガーアップル

安くしすぎたかなぁ?

ビーチで水浴び

そろそろ船に戻ろうか

んじゃ、僕たちも帰ろうか

Bequia 到着

セントビンセント&グレナディーンズには、魅力的な島がいっぱいある。ユニオンアイランドを出発して、クルーザー達が一度は行きたいと目指すTobago Caysに向かう。
Union Island 出発


そこには何があるかというと.....何も無い。Cay(キー)と呼ばれる無人の小さな島が固まっていて、その外側にある珊瑚礁で回りを囲まれていてる。その何も無い所がいいのです。まるで海の真ん中に錨を下ろしているような感覚。風はあるけれど、波が殆どなく清流のような水の底が肉眼ではっきり見える。一度ここに錨を下ろしてみないとその良さは分からないかも知れない。
Tobago Cays



でも、今回は時間に余裕が無いので残念ながら素通り。Petit Tabac島にはカタマラン船が一隻だけ。うーん。うらやましー!隣にお邪魔してアンカリングをしたいなぁー。あっちはイヤだろうけど。
Petit Tabac


さて、今晩の宿泊地はBequia島。この島にはいろんな思い出がある。10年前に初めてカリブ海に来た時には7ヶ月間クルージングをしたけれど、ヨットレースに参加したのはここBequiaでだけ。島の回りを一周するレース。結果は?ブービー賞!参加する事に意義ありデス。初めてダイビングしたのもここ。クルーザー仲間と一緒にコースを受けてPADIに認定された。しかし、その後はもっぱらスノーケリングばかりで殆どダイビングをしていないのは悲しい。まぁ、そのうちにまたチャンスはあるでしょう。さぁ、明日もまたかけ足。目指すはセントルシア島。
Admiralty Bay, Bequia


Saturday, October 23, 2010

グレナダからユニオンアイランドへ

グレナダのPrickly Bayを朝11時に出発して、同じグレナダのCarriacou島に午後4時半頃に到着した。天気は良かったけれど、波が高く風も正面からだったので、予期せずきつい航海だった。帆はあげていたけれど、モーターセーリング。

Tyrrel Bayはいつも通り穏やかでホッと安心。今日もお月さんがこんばんは。

Carriacou とはすぐ目と鼻の先にあるUnion Islandだけれど、ここはセントビンセント&グレナディーンズという違う国になる。海は昨日よりは穏やかだけど、今日も向かい風。でも、2時間足らずで到着。ここのアンカレジでもWiFiは使えるけれど、とてもスローで画像ひとつアップロードするのに5分もかかってしまう。ランチの後出発予定なので、今日はここまで!

Friday, October 22, 2010

カタマラン船+

トリニダードのChaguaramasで見たいろいろなタイプのカタマラン船。プラス?
先日ブイを直しに来た兄弟の日帰りチャーター船
カスタムメードの58フィート(オーナー専用でキャプテン2人)

クラシックなガフリグ

Catana 401 夫婦ふたりでこれからベネズエラやパナマのSan Blasへ

スクナーリグ

76フィート(雷に打たれて電気系統修理中)


石油ドリル船。大型アンカーが3つ!トリニダードの近くでは石油のプラットフォームを2つ見かけた。

Thursday, October 21, 2010

トリニダードからグレナダへ

トリニダードを朝の6時頃出発する予定だったので、昨日の午後3時にイミグレーションへ行きチェックアウトした。続いてカスタムでも同じように手続きをする筈だったのが、チェックアウトしたら4時間以内に出国しなければいけないというふうに、最近ルール変更があった事が判明(イミグレーションは24時間以内に出国。)夜のうちに出発する気力が残っていなかったので、諦めて今朝の8時以降に再度出向いてチェックアウトした。(8時以前だと土日や祝日同様に時間外の超過料金を取られる。)Peake Yacht Services から借りていたシャワールームの鍵を返してディポジットの120TTドル(20USドル)を返却してもらい、結局10時半にドックを離れた。

Peakeのオフィスレディースはテキパキと仕事する。

快晴で風も15〜20ノット位。時間に余裕が無かったのでエンジンの力も借りて走った。夕方7時半にPrickly Bayに到着。グレナダからトリニダードへの航海は11時間かかったけれど、今日は2時間短縮の9時間。

Byeトリニダード

日没と同時に満月も出ていたので暗くなってからのアンカリングもスムーズにできた。
日没は5時46分
日没時の月が東の空に
前回の滞在時にCruisers WiFiを1ヶ月分支払っていたので、こうしてまた利用できてうれしい!でも悲しいかな。ちょっと先を急ぐので明日はグレナダを離れる予定。