Monday, October 31, 2011

セントトーマスへ出発

今朝はほぼ2ヵ月ぶりにカフェオレとクロワッサンの朝食。玉ねぎ
入りキィシュはもうひとつ食べられそうなくらい軽くて美味しかった。バ
ケット4本は航海用。ワインやチーズを買い込み、何か適当に作り
置きしたら、お昼の12時に出発予定。セントトーマスまでは約40
時間の航海。その間に仕事モードに切り替えなければ。

マリンでランチ

昨日のお昼前にマルチニークのマリンに着いた。セントルシアのロドニー
ベイからはたった3時間と近い。早速お気に入りのティトークレス
トランでランチ。前菜の白身魚のカルパッチョはなかなかの一品。これを
ふたりでシェアー。メインは魚のブイヤベースと鴨のロースト。ブイヤ
ベースは見かけよりもさっぱり味。骨付きの身がとっても柔らかで、人参
&ジャガイモ&クリストフィーンとうまくマッチ。鴨はミディアムで
頼んだけど、私達にしたらちょっと火が足りなかったので、もう一度焼き
直してもらった。芳しくて味も良かったけど、ちょっとリッチ過ぎたか
な。これでお腹いっぱいになり、デザートはスキップ。そのまま夕食もパ
ス。何せビールの後、ロゼワインのハーフボトルも頂いたものですから。

Sunday, October 30, 2011

寒い!

トリニダードからマルチニークまで一気に行く予定だったが、スコールは来るわ、風も向かい風に近くなり、波が不安定でちっとも快適でない事から予定を変更。グレナダを過ぎた次の島、カリアクーで一泊。そして昨夜はセントルシアのロドニーベイでも一泊。この2カ所は日が落ちて暗くなっても難なくアンカリングできるので助かる。今朝この後マルチニークに出発します。そんな訳で予定が遅れがち。

それにしても2日とも夕方からは寒かった。ちょっと予想外。


セントルシアのピトン山にはダブルレインボーがかかって奇麗だった。


ロドニーベイの手前のカストリー空港に着陸態勢を整えるLIATの飛行機。

Friday, October 28, 2011

マルチニークを目指します。

昨日トリニダードを出発予定が、間際になってディンギーモーターとエアコンの故障に見舞われた。やっと修理が終わり、夕方出発する頃にはもうくたくた。こんな調子では夜通しの航海はつらい。という事でやむなく一日延期する事にした。その後、明朝7時出発に備えて出国手続きをし、ディーゼルも補給した。

セントトーマスからトリニダードへは2ヶ月くらいかけてゆっくり来たのに、帰る時はたったの6日しかない。超特急。幸い天気は良さそうだから、取りあえずマルティーニクを目指します。おいしいクロワッサンとカフェオレの朝食を希望に出発!

モーターは直ったものの、スピードは出ない。走るだけでいい。

エアコンはもう寿命?

朝食はハム&チーズのターンオーバー。とっても美味。

Thursday, October 27, 2011

トリニダードを離れます。

3週間あまり滞在したトリニダードともお別れです。淋しいなぁ。この国は家庭での躾が良いのか礼儀正しい人が多くて、日本人と共通した心地よさと安心感があり離れ難い。昔からインド料理が大好きなボブは、私以上にトリニダードのファン。残念な事は今回もASA WRIGHT NATURE CENTERでバードワッチをする機会が作れなかった事。それとまた自分達の船を置いて行かなければならない事。近い将来にすぐまた帰ってこられる事を願って、しばしのさようなら。



Wednesday, October 26, 2011

ディワリ祭

今日はトリニダード・トバゴの祭日。ディワリ祭というヒンズー教の光のフェスティバル。4、5日続くらしいですが、オフィス関係は今日はお休みで、ピークヨットもオフィスをクローズしている。何でもインドでは地方によってその祝いの対象や意味合いも違ってくるらしい。悪に対する善の勝利の祝い、新年の祝い、富と幸運の祝いなど。それぞれの家の門に油のランプを飾り、壁や木々もライトアップする楽しいお祭りのようです。ご馳走もいっぱいあるらしい。うーん、興味深い。

昨日はピークヨットのオフィスでも灯りをともし、女性達が鮮やかな衣装に身を包んで、お祝いの揚げパンみたいなスナックを配ってくれました。それについてきたマンゴーのチャトニーソースの美味しかった事。2袋もらってきて正解。ハッピーディワリ!




今度はエンジントラブル

昨日取り付けた舵の調節が、今朝の最初の仕事。私がコックピットでハンドルを左右に回し、ボブは左右のエンジンルームを行き来して何度か調節。これは難なく終わってホッとした。

そして右舷側のエンジンをかけたら、これがスタートしない。考えられる事は全部やったがダメ。またしても片方のエンジンだけで走るのかと心が沈みかけた。チャーターまで日にちが迫っていて駆け足の日程だから、どうしても両方のエンジンが必要だ。

後はサムに頼むしかない。祭日でヤード内は静かだけど、働いている人もチラホラいる。その中にエンジンメカニックのサムがいたのを見かけていた。声をかけたらすぐに来てくれ、40分位かかって見事に直してくれた。どうも3週間の上架中にスターターが腐蝕していたらしい。何はともあれ直って安心した。



進水!

午後3時の予定が、実際にリフトが来たのは3時間遅れの午後
6時。どうしてかと言えば、午前中に陸揚げした大きな船が、そのあまり
の重さに、バランスが崩れそうになり、船体を吊っているストラップの位
置を何度も調節しなければならず、危険を伴うので慎重に時間をかけて
やったかららしい。図体がでかいので、パワーワッシュも時間がかかった
ようだ。そのせいで後に順番待ちの船の進水が次々と遅れたという訳。

進水前に舵を取り付けてくれる筈のメカニックに、時間変更の電話をした
ら、午後4時で仕事は終了だから、それ以降は行けないとの事。
まぁ、明日は祭日でもあるし、残業したくない気持ちも分かる。それ程複
雑じゃ無いからキャプテンにも出来ると言う。念のため帰りがけに寄ると
言って4時半頃に来てくれ、やり方を説明をしてくれた。そのお陰
で、ボブは初めてながらも、ヤードのワーカー達にに手助してもらって何
とか舵を取り付ける事ができた。

今日の進水組は私達で最後だったので、幸いな事にそのまま陸揚げ用の
ドックで夜を明かす事が出来た。お蔭で3週間ぶりに水の上ですや
すやと眠る事が出来ました。

Tuesday, October 25, 2011

プロペラ取り付け終了!

メカニックが予定通りに今日来てくれるのは期待しないと言ったものの、
やはり心の中では期待していた。そしたら12時半に来てくれた。そ
して、ささっとプロペラを取り付けてくれました。と言いたいが、またド
タバタあり。

要はプロペラ自体とその外側のコーン型ストッパーの間にはめるワッ
シャーを待っていたのだが、ワッシャーとコーンがセット販売だから、申
し訳ないけどワッシャーだけ別売りは出来ないとの事。もう時間もないし
値段も納得のいく範囲だから全部もらう事にした。ところが、実際にセッ
トしたらサイズが違う。えぇぇ。ここまで来てそれは無い。あれやこれや
で、結局コーンはオリジナルを使い、ワッシャーは削って小さくしてよう
やく取り付け完了!左右のプロペラのペンキの色が違うのはご愛嬌。

人の良いメカニックは、さかんに気の毒がってくれたが、こちらはもうプ
ロペラを付けて進水できたら、それだけで良いのです。2時間後に
は水に浮かんでいる予定。最後はリフトに宙ぶらりん状態で、進水直前に
船底に舵をはめ込むと同時に塗り残しの箇所にペンキを塗るだけ。やっと
ここまで漕ぎ付けた。どうか残りもスムーズに行きますように。

Monday, October 24, 2011

来てはくれたけど。。

さて、今日は月曜日。朝10時にメカニックがプロペラを取り付けに
来てくれる予定だ。ところが時間になっても現れない。これはまた待ちぼ
うけかぁ?と期待が薄れかけた10時45分になって助手を連れ
て来てくれた。良かった、これで予定通りに午後2時には進水でき
る、と思ったのも束の間の喜び。取り付けに必要な部品が届いていると
言っていたのに、それはまだカスタムオフィスにあるので明日、そうで無
ければあさっては祭日なので、しあさっての木曜日に取りに行くとの事。
あー、また?もう言葉も無い。こんな事には慣れているとは言え、やっぱ
り疲れます。が、気を取り直してヤードのオフィスにリフトのキャンセル
をすると同時に明日の空きを尋ね、幸い午後3時のキャンセルが出
た時間に変更してもらった。それと修理済みの舵を進水前に取り付けてく
れる業者にも変更通知をした。その間にメカニックは、プロペラをはめる
準備をしたり、セールドライブのシーコックの調整をしてくれた。さぁ、
明日はどうなるやら。もう期待はしない。なるようにしかならない。

Sunday, October 23, 2011

わっ、何この魚?

夕方、整備を終えてアパートのあるパワーボートに戻ってきたら、今しが
た釣りから戻ってきたボートがあった。見るとびっくりする位大きい魚を
船から下ろしていた。深海にいたのか目玉が飛び出して、ちょっと不細
工。ハタの一種かな?味の方はどうなんだろう?その他にもよくみるハタ
やタイみたいな魚なども釣ってあった。こちらは美味しそうでした。

Saturday, October 22, 2011

酒棚の整理

土、日のボートヤードはひっそりとしている。原則週休5日制らしく、船の上げ下ろしが殆ど無いので機械音が聞こえず静かである。とは言っても、ヤードのサービスを必要としない船の持ち主や週末も働くコントラクター達は、それぞれの仕事に余念がない。私達も今日と明日は人待ちをする事から開放され、自分達のスケジュールで動く事ができる。

ボブが愛艇のビルジパンプの修理をする間、私はカタマラン船のリカー・ストレージの掃除をする事にした。この船はソファの下にも収納庫がある。そこには主に食料が入っている。チャーター中に、「すみません、ちょっとそこ退いてくれませんか。よっこらしょ」と中から物を取り出すのはあまり体裁は良くないが仕様がない。ビールやソフトドリンクはコックピットに置いてあるアイスボックに入れてあるので、お客さんは各自で好きな時に好きなだけ飲んでいる。その他のリキュールやハードリカーはこのソファの下に入れている。リクエストの多いワインは、冷蔵庫や他の部屋にケースで置いている。来月初めのチャーターに備えて、中のボトルを全部取り出し、中を掃除し、瓶もきれいに拭いて、ちょっとだけ準備OK。

この椅子の下もストレージルーム。

クッションをガバッと外すとびっくりするお客さんもいる。

お客さんのリクエストによって、ワインや他のドリンクがぐっと増える。

Friday, October 21, 2011

待ちぼうけ

昨日の夕方になってやっとセールドライブのメカニックが顔を出してくれ
た。気になっていたプロペラの部品も届いたと言う。ただ、今日はこれか
ら片付ける仕事があるので、明日また来ると言う。うーん、しょうがない
なぁ。でもまあ、とりあえずホッとした。

そして今日もずっと彼が来るのを待っていたが、3時半になっても
現れないので、事務書に電話をしたら、秘書から今日は行けなくなったけ
ど月曜日の10時に行くと伝えられた。ガクン。

ワックスがけは終わり船体はピカピカ。船底や舵もペンキを塗ってきれい
になりました。後はプロペラの取り付けを待つばかりです。月曜日の朝に
は絶対に来て下さいよ。午後2時にリフトの予約をしたんですか
らっ!

Thursday, October 20, 2011

焦っています。

ここ4、5日焦っています。縫製に出したセールカバーもだい
ぶ前に戻って来、ディンギーも修理し、デッキやサイドの痛みを直し、後
はワックスがけと船底のペンキを塗れば取りあえず進水の準備はできるの
に、何という事かプロペラが戻ってこない。

使っていたプロペラは部品が磨耗していてもはや使い物になりそうもない
と言う事で、セールドライブのメカニックが予備のプロペラ(ひと
つは私がトべゴキーでシュノーケリング中にみつけた物。もうひとつはボ
ブが知り合いから買った物。こちらもダイバーがモアリングエリアで拾っ
たらしい。プロペラがそう頻繁に落ちるとは信じ難いが事実である。)
を引き取りに来てから10日程経つ。その予備のプロペラ用の部品待
ちらしいのだが、いったいいつになったら取り付けに来てくれるのよーっ
と叫びたい気持ちになっている。

と言うのも、今季最初のチャーターが11月4日から入ってし
まったのだ。仕事が入らなくても、同じ時にボートショーに参加予定だっ
たので、本当ならもうトリニダードを離れている時なのです。金曜日であ
る明日までに進水出来なければ、リフトの動かない週末も駄目で2
日も潰れてしまう。この時期の1日は大きな差なのです。

そうは言っても彼だって部品が届かなければどうしようもないのだろう。
悪いのは、メンテナンスを怠っていたうちのオーナーです。壊れてから直
せばいいとうスタンスでは間に合わないのです。私達がこの船で働くよう
になって1年半。その間に上架したのは今回が初めて。今までも結
構シリアスな修理をしたけど、ここにきて新たに嬉しくない発見がちょこ
ちょこ出てきて、キャプテンの悩みはしばらく尽きそうもありません。し
かし、焦る。

Tuesday, October 18, 2011

今日のランチ

ランチは大概パワーボートの前に5、6軒出ているテント屋台
で買ってきて、ピークヨットサービスのベンチで食べる。大きなマンゴー
の木が十分な木陰を作ってくれ、他には誰もいないので我が家の庭のよう
な気分。

ちょっと前から雨雲が広がって来たので、今日は一番近いテントで買って
きた。ポーク、豆ご飯、マカロニ&チーズ、ヌードル、グリーンサ
ラダ、カラルーソースが所狭しと盛られてボリューム満点です。

案の定、途中から雨が振り出し、ピークヨットのシャンドラリー
(マリンショップ)の軒下に駆け込むと同時にザァッと大雨。なかな
か止みそうにない。まだ雨期だからねぇ。幸いWi-Fiの電波が届く
ので、雨宿り中に携帯からブログを更新。

Monday, October 17, 2011

お隣さん進水

斜め後ろに上架中の船が、整備を終えて今日進水するというので、通路を
塞いでいる私達の船を少し移動させるという。そのため朝の7時半
にはアパートから船に着いて、船の下に置いてあるディンギーやモーター
を移動させたり、水道のホースや電気コードを外したりして準備をした。

リフトは8時にはやって来て、ささっと船を真横に動かし、トレー
ラーが通れるスペースを空けた。いつも感心するのは、そのチームワーク
の良さ。たまに新しいメンバーが加わっても、殆どが同じ顔ぶれ。長年一
緒に働いているから息もピッタリなのだろう。

トレーラーがやってきたのは、ランチ後の2時過ぎ。進水する船は
37フィートの単同船。地中海からやって来て、これからプエルトリコ経由
でキューバまで行く予定との事。アメリカとキューバは国交が断絶したま
まなので、私達はまだそう簡単には行く事の出来無い国だけど、キューバ
に行った事のあるクルーザー達は、口を揃えてその素晴らしさを語ってく
れる。いつか行ってみたい国のひとつです。

キャプテンは、塗り残した船底のペンキを塗り終わってから、嬉しそうに
移動して行くトレーラーの後を付いて行った。その気持ちよく分かりま
す。私達も早く進水したい!