Saturday, July 30, 2011

ちょっと一息

今季最後になるチャーター客はカップル2組。それぞれ子供達から離れて大人だけのバケーションを楽しんでいる。そんな彼らは、イギリス領にあるプライベートの島ピーターアイランドのスパを予約してあった。そして停泊もそこのマリーナ。通常はモアリングかアンカリングなので、マリーナに停泊する時はその費用はお客さん持ちという事になっている。リゾートのマリーナなので金額もちょっと高め。1本50ドルもするシャンペンを半ダース持参する位だから問題なし。という訳で珍しくチャーター中にドッキング。彼らがスパに行っている間にクルーもゆっくりしてます。と言っても終始待機モード。



ドックのすぐ側には、いい感じのコテージがいくつか並んでいる。こんな所にいつか泊まってみたいものです。

Wednesday, July 27, 2011

1、2、3、ジャンプ!




昨日で7泊8日のチャーターが終わった。今回は子供3人連れの親子5人。スノーケリングが大好きグループ。9才までサモアで育ったというお父さんは、特に水が好きで日に何度も潜っていた。その度にどんな魚がいたかを興奮しながら話してくれるので、こちらも嬉しくなってしまう。17才から11才までの子供3人は船から飛び込むのに夢中。10回くらい平気で続けて飛び込んでいた。とっても仲の良い微笑ましい家族でした。ただ、大抵のグループは1、2食は外食をするけれど、今回のグループは1度も外食無し。21食全部作りました。ちょっと疲れましたねぇ。

おまけに明日からもうひとつチャーターが入っている。ボートの掃除、シーツ&タオル類の洗濯、食料&飲み物の買い出しを24時間以内でやらなければならない。こうなると時間との闘い。疲れた体を休めるためにも、せめて48時間は欲しいけれど、お客さんの都合もあるし、なかなかそうは行かない。今までの最高(最低?)記録は8時間後に次のチャーターというのもあった。そんな事はもう2度とゴメンデス。

Thursday, July 21, 2011

ネスプレッソ


エスプレッソメーカーを買い、何度か試し作りをして今回のチャーターに備えたのに、何とチャーター客は自分達でネスプレッソクラブというマシン持参でやってきた。コンパクトだけど飛行機に持ち込んで運ぶには多少重さがある。持って来た本人は、うまくセキュリティーを切り抜けたと冗談を言って笑っていた。

ネスプレッソ=ネッスル+エスプレッソだと思ったけれど、調べてみるとスイスの大手食品会社のネッスルというイギリス式の呼び名は、1994年に元々のフランス名のネスレに変わっているとの事。長い間知らなかった。

さて、このマシーンはどうやら優れもの。小さなカプセルをセットしてスイッチを押すだけで、すぐにエスプレッソができる。その後、空のカプセルはストーンとゴミ箱に落ちる仕掛け。見てみたらカプセルの上部と下部に細かい穴ができている。空カプセルが溜まったら捨てるという汚れ知らず。香りも味もなかなか素晴らしい。カフェイン抜きを含め16種類がパックになっていて、好みの種類はそれだけ別注文できるらしい。ただ、ボートだといちいちジェネレーターを入れなければならないし、結構電力を使うのが難かな。

Monday, July 18, 2011

エスプレッソ

次回のチャーター客が、朝はエスプレッソ、お昼はカフェイン抜きコーヒーを希望してきた。(どういうこっちゃ?)今までエスプレッソを出す機会がなかったので、エスプレッソメーカーが無い。友人が使っているというのと同じ手軽な物を急遽買い、試しに作ってみる事にした。




説明書きに従い、最初の分は反故にして、2回目分をカップ二つに(これも今回購入)等しく注いだ。


ニューヨークのエスプレッソ好き友人と何度か一緒に飲んだ事があるボブの提案でレモンピールを入れて飲んだ。なーかなか美味しい。ちょっとやみつきになりそうです。


エスプレッソは田舎から持ってきた黒糖をまぶしたピーナッツの「さた豆」(がじゃ豆ともいう)と相性が抜群です。(写真を撮り忘れたので、画像はこちらより拝借しました。)


ところで、エスプレッソの事をエクスプレッソという人が結構いる。ボブもそう言うので、いったいどっちが正しい言い方なのかと疑問に思いグーグルで検索してみた。結果、イタリア語のEspressoが正しいらしい。何でも外来語をそのまま使いたがらないフランス人が、同じ「急行」という意味のフランス語 ExpressをEspressoとミックスしてExpressoと呼んでいるそうです。あなたはイタリア式?それともフランス式?

久しぶりに集合

ダイバーのみきさんから、近く歯医者の予約があってダウンタウンまで行くので会えないかと連絡があった。その日は丁度、和多星寿司のヒデ&リーダも定休日なので、電話をしたら遊びに来てくれるという。

メンテナンスプロジェクトが同時進行中だったので、船は多いにちらかっていたが、そこは気を使わない友達同士、勘弁してもらいました。ついでに、本職のお二人にはおにぎり作りまでお願いしちゃいました。ヒデさんは、流石に米粒が手にひっつかない!チーズやお土産まで持ってきてもらったのにスミマセンね。



歯医者が長引いたみきさんは、良いタイミングで登場。忘れないうちに一枚。というその彼女を一枚。日に3度も潜る事があるという、相変わらず引き締まったスタイルのみきさん。


集まった夕方6時はまだ日が高かったのに、楽しく過ごしているうちに11時になってしまいました。この後のチャーター2つが終わったら、すぐにハリケーンを避ける為にもっと南の島々へ行く予定なので、皆で集まれるのは多分10月以降。寂しいなぁ。それまで又お互い元気で頑張りましょう!


ヒデさんに藤沢周平の本を貸してあったら、そのお返しにと山本兼一の本を貸してくれた。とってもおもしろくて3回は読んだという。まだ一度も読んだ事がないので楽しみ!南の島でゆっくり読ませてもらいます。

DVD設置

お客さんの中にはチャーター中にDVDを観る人もいる。私の留守中にそのDVDが壊れたので、ボブが新しいDVDを設置してあった。ところが、雑音が酷すぎる。古いDVDも多少の雑音はあったが、ここまででは無かった。原因はオーディオ・ワイヤー。そこでワイヤーも新しくする事になった。これがまた簡単ではない。モニターとDVDの場所が離れているので、通常より長いワイヤーが必要。その上コネクターの箇所が左右くっついて大きく、穴を通っていかない。そこで左右を切り離して調整。その後、ワイヤーがちゃんと作動するかボルトメーターでチェック。



モニターが乗っかかっている棚を外してワイヤーを細い穴から通して行く。


入り口のドアの上の裏側を通り抜け、


反対側にたどり着く。


DVDが設置されているナビステーションのエレクトリック・パネルがこちら。


無事DVDと繋ぎ、テストもオッケー!! でも、今度のDVDは小さめなので、上部に隙間ができてしまった。これもまたそのうち塞がなければならない。やれやれ。メンテナンスに終わりはない。。

Sunday, July 17, 2011

懸案のメンテナンス

今季のチャーターは6月で終わりの筈だったが、日本から戻ってきたら新たに2件仕事が入っていた。フリーランスの身だから仕事があるのは有り難いとは言え、ハリケーンシーズンに備えて南下する予定を延期せねばならないので気持ちの切り替えが必要。さぁ、仕事モード。まずはハンドルに繋がっているケーブルが摩耗していたので新しく取り替える事にした。古いケーブルをチェックする為にはコックピットの床に入る必要がある。床下の中身を全部取り出し、この機会に中もきれいに掃除。



反対側のサロンに入ってケーブルを切断。


切断したケーブルを持って新しいケーブルを買いに行く。新品のケーブルの端を留めてもらっている所。私が買い物に出かけたので取り付け作業はボブがひとりでやった。

次も懸案だったギアの問題。ギアチェンジの際ケーブルの曲がる角度が深すぎてスムーズに行かない事が頻発したので、2センチ程の台を取り付ける事にした。台は随分前に特注ができあがっていた。


白い台を取り付け中。


無事終了。これで問題が起こらない事を願う。





Saturday, July 16, 2011

Biltong(ビルトン)

日本から帰ってきた私をクラウン・ベイ・マリーナのディンギードックまで迎えに来てくれたボブ。ボートに着いてひと息したところで、サープライズがあるという。え、何だろう?言われた通りにエンジンルームを開けてみた。すると、中に、ビルトンがぶら下がっていた!ビルトンとは南アフリカのスパイスを効かせた乾燥肉の事。肉の種類も多岐にわたるようだ。友人カップル、ピーター&デビーが私の留守中にその作り方を教えてくれたらしい。ピーターが何度かご馳走してくれたので、私はその味にハマっていたので嬉しかった。残念な事に彼らは既に南アフリカに帰ってしまっていた。



ペーパークリップに通して紐にぶら下がったサーロインステーキのビルトンをひとつひとつはがして行くボブ。ワクワク。


このブラウンペーパーバッグは保存するのに丁度良い。



お皿に盛って2本だけ試食。うーん、ビールのおつまみに最高!ピーターが、「Don't call it beef jerky」と言ったらしい。良く分からないけど、ビーフジャーキーとは区別したいようだ。



何故エンジンルームかって?スペースが限られている船の中で、雨やホコリが防げ、あまり邪魔にならない恰好の場所がエンジンルームという訳。乾燥させる為に、この小さな扇風機を1週間の間、四六時中回していたそうです。

Friday, July 15, 2011

そして、セント・トーマス島へ。

7月9日に日本を出発して、同じ日の午前11時にニューヨークに到着。2泊後の7月11日にセント・トーマスに戻ってきました。帰ってきた安心感と、気持ちはまだ日本に残っている複雑な心境の私を夕焼け空に羽ばたくカモメが歓迎してくれました。(と勝手に思いました。)



シャーロッテ・アマリーにはクルーズ船が3隻も横付けしていた。そのうちの2隻はシスター船でそっくり。バックした右側の船が先に港を離れて行こうとしている所。


最後の船はかなり遅くなってからの出発でした。夕食を食べながら眺めるこの景色はなかなか良いです。

翌日は反対側のクラウン・ベイに世界一大きいクルーズ船、Allure of the Seasが停泊していました。フィンランドで建造され、就航が2010年12月というロイヤル・カルビアン社のこの船は、5400人もお客さんを乗せられるそうです。因みに同じ会社が所有する姉妹船のOasis of the Seasは全く同じ造りながら5センチだけ小さいとの事。長さ361メートルの5センチは違いが無いのも一緒。何でも建造時の鉄鋼の温度差による違いだとか。それにしても大きい!

Thursday, July 14, 2011

成田からニューヨークへ

前夜は遅くまで楽しく盛り上がり、翌朝は7時10分発のYCAT(ワイキャット: 横浜シティ・エア・ターミナル)のリムジンバスで成田空港へ。流石にこの時間は道路も込まず、1時間15分程で到着。飛行機は11時発だから時間もたっぷり。テキパキとした笑顔が素敵な店員さんがいるお店でお土産を物色。外国人に人気がありそうな日本的な商品もいっぱい扱っている。あれこれあって迷ってしまう。
気安く、でも少し恥じらいながら写真を撮らせてくれました。

お面の類いは買わないけれど、写真だけは撮っておこう。ボブのお母さんが翻訳サービスでこのブログを見るというからね。だけど自動翻訳の内容は正直言ってメチャクチャ。
買うのは外国人だけだろうなぁ。

お茶とお酒は買いました。荷物が増えて重くなったので、今回はチェックイン時にバッグを預ける事にした。
ナイスなパッケージが購買心を誘う。

12時間の飛行。復路もビデオを見て、またもや寝ずじまい。何かタフになってきたなぁ。マンハッタンのホテルに2泊し、久しぶりにニューヨークの友達と再会。やっぱり友達はいいわー。ボブに頼まれていた物がなかなか見つからず、マンハッタンをあっちこっち歩き回りました。それがまた楽しいのよね。ニューヨークでは歩くに限る。
マンハッタンと言えば5番街

サンクスギビングのパレードや花火で有名な
メーシーズデパート

横浜へ

(7月11日に無事セント・トーマスに戻ってきましたが、一時帰国の様子を引き続きアップします。)

帰国の旅もそろそろ終わりに近づいてきました。新大阪から新横浜まで、今回の新幹線の乗り納めです。
制服姿がピタリ決まった車掌さん

車窓から眺めるこんな景色は見ていて飽きません。田んぼの緑が目に染み込むように奇麗です。
少し雨に煙ってしっとり

横浜には2泊。2日目に妹が働いているスーパーへ様子を見に行った。ニューヨークへ移る前は、一緒にこの近くに住んでいたので、結構様変わりした界隈を懐かしみながら散策。
新鮮な野菜売り場

ここまで果物を包装するのも日本の文化か

全種類を持ち帰りたい程お酒の棚もびっしり

夜は姉妹達が集まり宴会。よく食べよく飲みました。もちろん、お喋りも。
妹のお店のお寿司はすごく美味しかった。

妹ふたりと一緒に、はいポーズ。
うちの姉妹は全員2才違い。


姉と旦那様。義兄の朝は私のブログをチェックする事から始まるらしい。そして米沢に住んでいる長女(私のかわいい姪っ子、と言っても子供が2人いるけど)と共通の話題がブログに関する事らしい。うれしいじゃあーりませんか。
30歳前に最初の家を建てたのが自慢のふたり。
えへん!

「太陽の塔」と41年ぶりの再会

1970年の夏、私は小学6年生でした。生まれて初めて船に乗って島外に出たのがこの時。大阪では万国博覧会が開かれていました。その万博会場に10歳違いの姉と従姉妹に連れられて行ったのが今から41年前。わー、もうそんなに経ったんだ。久しぶりに見る岡本太郎さんの太陽の塔。懐かしいー。アポロが持ち帰ったと言われた(本当に月面着陸したのか疑問視する声もあるので)月の石は長い行列で見る事は諦めた。今となってはケベック館の外で姉達の帰りを待っていた事しか記憶にない。

山口から「太鼓判」を訪ねるのにJRの乗り放題パスを利用するつもりだったので、吹田駅の近くのホテルに泊まる事にした。JR吹田駅から阪急の吹田駅まで歩き、そこから山田駅まで行ってから大阪モノレールに乗り換えて万博公園で下車。万博公園の目の前にあるのがホテル阪急エクスポパーク。

太陽の塔さん、ご無沙汰してました。

水曜日はあいにく休園日。それに雨も降っていたので辺りは閑散としていてちょっと寂しかった。ホテルも人気が少なく、これはホテル撰びを失敗したかなぁなんて思ってしまった。
ホテル阪急エクスポパーク

ところが、お風呂やプール、そしてジム目当てのお客さんも多くて、なかなか活気がありました。ホテルのフロントにはミニ太陽の塔がありました。
ホテルのフロントにあったミニ太陽の塔
日本のホテルに滞在する時にうれしいのは、おいしい朝食がついている事。ホテル阪急エクスポパークではこんな朝ご飯。

ちょっと控えみに選んだ私の朝ご飯です。


そうそう、吹田駅の駅員さんはとっても親切でした。ホテルの所在地を訊ねたら地図を持って来て説明してくれ、おまけにインターネットで調べてくれた上にプリントアウトまでしてくれました。アメリカから帰ってくると、こんな日本人の親切さにいたく感激します。


キオスク、それに蝋でできたお弁当の見本はすごいですぞ。こんな優れた文化を持つ国はそうそうありません。外国に住んでいるとこんな事にも感激します。