Wednesday, August 29, 2012

いち日だけのビザ延長

セントビンセント&グレナディーンズ国に入国した時にひと月のビザをもらった。そのビザが最後のセーリングスクールが終わった翌日に切れるため、慌ただしくベクイ島に戻って入国管理局で延長申請をした。チャーター準備の為すぐに隣国のグレナダに行かなければならないので、数日延長できれば良かったが、一応一週間延長してユニオンアイランドまで南下した。そこからまたトバゴキーに行きたかったが、すっきりした天気にならなかったので、また天候がくずれたりしてグレナダに行けなくなるのも困るし、ここはさっさと目的地に着いていた方が良いかという事で出発する事にした。結局、一週間延長したビザはたった一日だけしか使わなかった。50ドルも払ったのになぁ。それにしても最初はひと月しかビザが貰えず、延長は3ヶ月までOKとは。これが逆だったらいいのにと思いましたが、そうなると入国管理局の採算に影響が出るのかな?

出発前のユニオン島で。 



ベクイ島とユニオン島の間にあるCanouan Islandの飛行場の近くでは、崖の上でパワーショベルが岩を削り、岩石がボットン、ボットンと水中に落下中。危ないので近くは避けて航海。


Monday, August 27, 2012

アイザック

3週目のセーリングコースも無事に終わった。心配したアイザックという名前のトロピカルストームはコースをずらしてくれたものの、それでもその影響で4日目と5日目はユニオンアイランドに足止めをくった。そこに着くまでに何度かスコールに襲われて視界がかなりせばまり、近くにある筈の島影が全く見えなくなった。おまけにナビゲーションをしてくれた生徒の計算に誤りがあり、コースがちょっとずれて、あやうく座礁しかけるというひやひやする場面もあった。

ストームが近づいていたことから最初の3日間で船の操縦法と全ての筆記テストを終えてあったので、時間的に余裕があり、後半はクルージングができてた。釣りをしたいというので、ヨーヨー、ルアー、釣り糸を買い早速挑戦。最初は小さなマグロを釣り上げたけど、最後の最後で逃げられてしまった。翌日は無事にマヒマヒを釣り、その日の夕食になった。ベクイ島では今回のストームのために操縦を誤ったのか貨物船が座礁していた。心が痛む風景です。

















Tuesday, August 21, 2012

どうやら大丈夫そう。

ベクイ島で2日間を過ごす間にピッチをあげて集中的にセーリングと講義を続けた。その甲斐あって、今朝は最後のテストをやっている。二人共、以前にUSセーリングスクールという、どちらかと言えばレースに焦点を当てた一週間のコースを取った事があるので、教える方もかなり楽です。対するASAはもう少しクルージングに重きを置いているので、1年半前に28フィートの船を買ったというニューヨークからの生徒は、もっと経験を積む為に参加したそうだ。マイアミから来たもう一人は、前回のコース参加は15年程前でかなり忘れてしまったと言っていたが、用語は直ぐに出てこなくても、自転車に乗るのと同じように体が覚えているようだ。

心配した天気も低気圧のコースが北寄りにそれてくれそうなので、このままクラスを続行して他の島にも行くことにした。

一方、同時に出発したチャーター目的の家族もベクイに2泊。昨日はお気に入りのレストラン、Coco's Placeへ総勢10人で行った。私達4人はその前の夜にも行ったが、生徒2人がまた行きたいと言うので、喜んでそこに決めた。コンク貝のフライ、チャウダー、カレーと柔らかいコンクに人気が集まったが、焼いた魚とライスの組合せもとても美味しかった。サンキュー、ミスター・ココ!

ところで、チャーター家族が乗った50フィートの船は、バッテリーの調子が悪くて充電がうまく出来ないと言うので、今朝セント・ビンセントに引き返した。予定していたらしいテストも取りやめたみたい。長女が船酔いしてあまりセーリングに乗り気じゃ無いとかで、やる気満々のお父さんと子供達の間に挟まって、新米インストラクターが気の毒です。

お母さんかと思った女性は、お父さんのシスターで、子供達のおばさんだとの事。レストランでは席が長女と隣だったので話をしたら、3年前に大阪に住んでいるおじさんを訪ねて行き、ひと月日本に滞在したらしい。言葉が通じず大変だったけど、とても良い体験をしたと嬉しそうに話してくれた。私も日本は良い国でしょう?と民間外交に務める。

最近は、中国と韓国が日本に対して様々な非礼を働き、それに対して、民主党の成りすまし日本人やら売国奴が日本の国益に反する事ばかりをしでかす事に腹だやしい思いばかりしているので、ひとりの日本人として、祖国のイメージを高めようと、ささやかながら草の根外交を心がけている。

Sunday, August 19, 2012

インストラクター不足

今朝の天気予報では低気圧は多少スピードを早めて接近しているようだ。セーリングスクールのマネージャーと相談して、取りあえず目の先に見えるベクイ島まで行き、天気の様子を見ながらそこで1、2泊し、状況によっては引き返して来るという事になった。私達にしても、チャーターボートを預かっている身。ハリケーンになりそうなら、その前に戻ってきて、モアリングブイに繋いであるカタマラン船を安全な場所まで南下させなければならない。

今回の生徒は男性が二人。二人とも多少の経験があるらしく、全くの初心者ではないとの事。カタマラン船ではなく単胴船でのクラス。私達に取っても久しぶりに乗るモノハルです。American Sailing Association (ASA)のロゴまで入っている。


さて、隣に係留されているこの船。家族でチャーターするそうです。最初の3日間でベーシックのセーリングコース を受けてから、自分達だけでチャーターに出るらしい。この船に乗るインストラクターは、今日が初めてとの事でボブの助けが必要だから、一緒に行動して欲しいとの要望があった。お父さんと16才から22才までの3人の子供がASAの認定が必要らしい。ハリケーン接近にインストラクター不足の今週。先週とは違ってちょっと大変な週になりそうです。

Saturday, August 18, 2012

申し分のない天気

今日、一週間のセーリングコースが終わって、セント・ビンセント島のブルー・ラグーンに戻ってきた。今週は聞き分けの良い生徒達に囲まれて比較的楽な一週間でした。その上、ずっと天気にも恵まれて申し分無し。インストラクターの仕事は2週間の予定だったが、さらにまた一週間頼まれてしまった。今季最後のチャーターの仕事がグレナダ出発/セントビンセント終了のスケジュールで入っているけれど、それは2週間後だから、まぁ大丈夫かという事で引き受けた。ただ、木曜日あたりにハリケーンになりそうな天気が近づいている事が判った。さて、どうしたものやら。明朝の天気予報によってその後の日程を組むことになりそうです。取りあえず、天気に恵まれたこの一週間の写真をアップします。


Young kids in Bequia




Sunset in Bequia


Petit St. Vincent




Seagull




Park Rangers in Tobago Cay


Rays in Tobago Cay

Saloon of s/v Mustard Seed






Sunday, August 12, 2012

幸先良し。


今日からまた一週間、ボブのセーリングクラスに付き合う。今回はバルバドス島からの夫婦とアイオワ州からの女性。ランチを一緒に食べながら話した限り、自己中心的な人はいない。良かった。どうやら3人共前もってテキストも読んできたようだ。幸先良さそうです。

Saturday, August 11, 2012

わがまま女に喝!

今日の12時までに終わる予定のセーリングクラスは、結局5時頃までかかってしまった。こんな事はまずない。その理由は、ヘブライ語訛の英語を話す女性のせいと言える。夫婦ともイスラエル出身で20年以上米国に住んでいるとの事だが、アクセントが強すぎて、最初のうちは旦那以外の全員が聞き取りに苦労した。それだけならまだしも、彼女がボブの話している事を一回では理解しないものだから、2度繰り返すことになる。それも説明の途中で質問を繰り返すものだから、他の生徒もボブもたまったものではない。さらには、テストで自分が間違えた箇所で執拗に食い下がり、これでまた時間を取られる。

それでも性格が良いなら許せるが、これが良く無い。何でも自分中心で、他の人への気配りに欠ける。順番で食事を作ったり後片付けをしたりするのが普通なのに、自分だけは特別だとでも思っているのか、他の人が食事作りをしても、進んで皿洗いをする事もない。おまけに、「私は一日一回はサラダを食べないと駄目、それと必ずフルーツも必要」などと言う。おいおい、ここはチャーター船じゃなく、セーリングスクールですよ。

それでも、自分の食べたい物はさっさと食べる。と言ってもいつも旦那さんが料理するらしいから、サラダや果物やスナックをしょっちゅう口にしている。もちろん、誰かが作った物もしっかり食べる。曰く、「私は別にここに来たくは無かった、ただ主人が来たかったから我慢してついてきたのよ」ですと。それがどうした?それはそっちの都合でしょ?来たからには回りと歩調を合わせてよ。ついに昨夜は頭にきたので、「食べるんだったら、皿くらい洗ってよね」と言ってやりました。そしたら、言われて口惜しそうにしながら、皿を洗っていました。自分で負けず嫌いだと言ってたからね。はは。こっちもボブの生徒に対してそんな事を言った後は後味は良くないけど、しょうが無い。そんな訳でちょっと長い一週間でした。

明日からまた1週間のクラスが始まります。どうか今度は普通に遠慮や思慮がある人達ばかりでありますように。今夜はホテルの部屋でひと心地ついています。







Friday, August 10, 2012

トベゴキー(Tobago Cay)


セーリングスクール5日目の昨日は、小さな4つの無人島と珊瑚礁で囲まれたトバゴキーに停泊した。透き通った海の水と心地良い風に惹かれて多くの船がやってくる。それでも十分なスペースがあるのがまた人気がある理由でもある。

隣のユニオン島からは、カラフルな船に乗ってビジネスをしにやってくる人が割合に多い。主に魚、パン、Tシャツなどを積んでやってくる。今回は愛想の良いお兄さんからTシャツを一枚買った。

ずっとインターネットへのアクセスが無かったので、ベクイ島に戻ってきてこれを書いている。何と先日まで一週間滞在した短期アパートのWiFiの電波が、今錨を下ろしている場所まで届くので、ちゃっかり使用させて貰っている。これ内緒。

只今午後5時40分。生徒達は今3つ目のテストを受けている。最終日の明日の午前中に、最後のテストと落水者救助の訓練もあるので結構スケジュールは詰まっている。私の場合、ボランティアでボブの補佐をしている訳だけど、色々あって疲れるわー。

Monday, August 6, 2012

初日はバタバタ

午前10時にクラスのメンバーが集合。男性3人に女性1人。前夜は皆スクールに併設されているホテルに宿泊したそうだ。自己紹介と質疑応答。続いてカタマラン船に移り船内をチェック。私達も今日初めて乗るので、急いで適応しなければならない。キャビンの割り当てもまだなので、自分たちの船から持参した身の回り品の置き場所も決まらぬまま。

ホテルのレストランでランチの後、早々に出発準備である。全員がセーリングは初めての上、私達も初乗りボート。教える方も教えられる方もちょっと右往左往しながら、3時頃にドックを離れました。船が違えば仕様も違ってくる。何とかメインセールとジブセールを揚げ、生徒が順番に舵を取る中、風に乗ってスイスイとベクイ島へ。このセント・ビンセント島との間のベクイ海峡は普段から風と波が高いので、ちょっと大変だけど、今日は割合スムーズ。

湾内に着いてからは繰り返し方向転換の練習。6時近くになって錨を下ろしホッとひと息。夕食は最近お気に入りのCoco's Placeへ。皆大満足でした。初日は全員疲れてバタンキュー。

Sunday, August 5, 2012

セント・ビンセント島

昨日、オーナー家族が帰った後、散らかったボートを急いで片付けて、ここセント・ビンセントのブルー・ラグーンにやってきた。ベクイ島からは機走で北へ一時間程。

今週と来週の2週間、ボブがまたBarefoot Offshore Sailing Schoolでインストラクターをするので、私も一緒に行くことにした。今週は生徒が4人。カタマラン船なので余分のスペースがあり丁度良い。自分たちの船は、スクールのモアリング・ブイに繋がせて貰えたので安心。南へ向う最初の目的地がベクイ島なので逆戻りです。

Saturday, August 4, 2012

オーナー・ファミリー

低気圧が近づき心配していたオーナー・ファミリーも無事にベクイ島に戻り、今朝9時のフェリーでセント・ビンセント島へ渡り、そこから飛行機で帰った。初めてのセント・ビンセント&グレナディーンズでのチャーターを楽しんだようで良かった。

水が底をつき、ディーゼルも少なくなっていたので、Daffodileにラジオで連絡をした。ここベクイには給油&給水ができるドックがない。その代わり、あちらから船に積んでやってきてくれるので、少し割高だけど便利で有難い。ベクイは高い山がなく、水源池から水道を引くというシステムが無いので、アパート滞在中は節水に協力をと言われた。ボート生活で節水には慣れているものの、その分、陸にいる時は思いっきりシャワーを浴びたいというささやかな希望もある。でも、一週間ちゃんと協力しました。

Thursday, August 2, 2012

ベクイ島で日本語

今日のランチはすぐ近くのFig Treeで食べようと出かけていったが、残念ながら今日から3週間の休暇に入ったらしい。と言う事で、昨日行ったCoco's Placeでまたスープを食べようと思ったら、何とここも閉まっていた。一週間休み無しでオープンしていると言ってたのになぁ。まー、そこが南の島の気楽さ。結局、Fig Treeの近くまで戻ってMac's Pizzaに入った。ピザだけでなく、いろいろな料理がある。ふたりともコンク貝入りカラルースープを注文し、サモサ&サラダはシェアーする事にした。ここの料理も思ったより美味しくて満足。

途中から、斜め後ろの席にカップルが座った。顔は見えないけど、何か日本の事を話題にしているのに気がついた。そして、日本人かと聞くので振り向くと、そこに日本人の顔があった。びっくりした。人口5千人足らずのベクイ島で日本語を話す機会があるとは思わなかった。私が沖永良部島のウミガメのTシャツを着ていたので、日本人だと思ったらしい。女性は白人で日本語は理解できないけど、男性はブラジル生まれでアメリカ育ちだとの事。でも、喋る日本語はパーフェクトだった。もちろん英語も。10才までブラジルにいたというから、ポルトガル語も話せるのでしょうね。ニューヨークで金融関係の仕事をしていたらしいけど、今はカリフォルニアのブラジルに投資を呼び込む会社で働いているとの事。7年程友達とヨットを所有していたとか、まぁ、いろいろ共通の話題もあり、思わず楽しいランチタイムでした。今日はその後、青空マーケットで、夕食用に野菜やフルーツを買って帰りました。

 

夕食はチキンならぬラム入りカレーでした。上の写真のパンノキ(Breadfruit)が、ジャガイモとサトイモを合わせたような食感で実に美味しい。カレーは多めに作るので、あと何食かカレーが続きそうです。
 


Wednesday, August 1, 2012

散策

2日間アパートに籠っていたので、さすがに外に出たくなり、Port Elizabethの町を散策した。今日が奴隷解放記念日と聞いていたので、何か催しものがあるかなと思いきや、逆に町はいつもより静かでゆったりとしていた。首都のあるセント・ビンセント島ではイベントがあったのかも知れない。のどかで良い感じ。


こじんまりとしたポート・エリザベスの町は、アパートを出て海岸線沿いに歩くと30分くらいで反対側まで行ける。木陰が多く、何気なく生えている草花が散歩を快適にしてくれる。


ランチは久しぶりに外食。ここのコンク貝入りスープの美味しかった事。こんなに柔らかいコンク貝が出て来るのは珍しいので訊いてみると、貝をたたいて柔らかくした上、圧力鍋で料理するとの事。納得。味付けもさっぱりしていてやみつきになりそうです。

 レストランの近くにあるパン屋さんで、朝食用のパンも買いました。





女の子のいとこだというお兄ちゃんが、釣った魚をさばいていました。普段、シュノーケリングをしている時に見る色とりどりの魚達が今日の釣果。



 一年ぶりに会うラスタのお兄さんから、今年もマンゴーとライムを買って帰りました。ライムは普段スーパーで買うのと違って小ぶりの島ライム。これは今晩のカクテル、ボッカトニックに入れる予定。