Sunday, October 3, 2010

Caribbean 1500 Rally

カリブ海の地図


初めてヨットでカリブ海に来たのは、10年前の2000年11月にCaribbean 1500 Rallyに参加した時。それまでは、ニューヨークのCity Islandをホームポートにして、主にLong Island Soundをセーリングしていた。コネチカット州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州等を経由してメイン州まで行ったりした。たいてい夜は錨を下ろして停泊していたので、夜通しのセーリングをしたのはそれまでたったの数回だけ。だから、バージニア州からバージン諸島にある英国領のバージンゴーダ島まで1500マイルもノンストップで走るというのはかなり恐怖だった。

ボブはそれ以前にクルーとして2回、Caribbean 1500 Rallyに参加していたので私にも良い経験になるからと前から勧めていた。このラリーは1990年にスタートしており、私達がふたり揃って参加した時は丁度10周年。参加艇は55艇程。私達の船が一番小さくて30フィート。大きい船になると70フィート以上もあった。年々、参加艇は増えて今年11月のラリーは80隻近くになっている。私達の船には、もうひとり女性のクルーが参加してくれた。私達を含めて小さい船4艇は、到着があまり送れないようにとの配慮から一日前倒しで出発。

おもしろいもので、それだけの数の船が同じスタート地点から同じゴールを目指しては走るのに、それぞれが独自のコースを走るため、海に出たらめったに他の船に出会わない。それだけ海は広い!毎日、朝と夕方に無線ラジオで連絡し合うので、どの船がどの位置にいるのかも分かる。万が一、トラブルがあった時には、近くにいる船が助けてくれるという安心感もある。そして、ひとたびゴール近くになると、またちらほらとお互いの姿が見えてくる。レースグループとクルージンググループに別れており、私達はクルージング組。でも、一応ラリーだからゴールを目指してラストスパートとなる。ゴール間近のうれしさもあり、長旅の疲れも吹っ飛んでエキサイトした。

出発してから11日目にバージンゴーダに到着。11日以上かかった船もたくさんいたので、小さいながらも良くやったと3人で満足。早い船は1週間前後で既に到着していて余裕で後続組を迎えてくれた。その時に知り合ったクルーザー達とは今でも連絡し合っている。一番大変だったのは、夜のワッチと傾いて揺れる船の中でのクッキング。10年も経つと大変だっと事も全て懐かしい思い出です。

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