Saturday, June 15, 2013

船のデリバリー

船のオーナーは、私達が乗る船とは別に63フィートのカタマラン船も同時に購入してあった。その船も同じボートヤードのドックに係留されていたが、売りに出している為、外装を整える必要がある。今いるヤードでは、カタマラン船は幅が広過ぎてトラベルリフトで陸揚げする事ができないので、別のボートヤードに移動させると言う。ブローカーである友人に頼まれて、一緒にその船をデリバリーする事になった。

ところが、出発直前からエンジントラブルに見舞われて出発が大幅に遅れた。原因は給水タンクを満たした際、ウォーター・メーカーに繋がる筈のホースがちゃんと繋がっておらず、燃料タンクの上に溜まってしまい、そのタンクのネジ止めの箇所がしっかりと防水されていなかったせいである。その為、水が燃料タンクに漏れてしまったという訳である。9時半出発予定が、結局1時過ぎになってしまった。出発後も船が動いた事で、また水がどこからともなく漏れてきて、3回程エンジンルームで何やかややっていたボブと友人はすっかり疲れてしまった。

幸運だったのは、天気が良く海も凪で機走には持ってこいだった事である。この船も私達の船と同じく、艤装や内装が出来上がっておらず海に出られる状態ではない。帆は注文してあるが、まだ届いておらず、エンジン頼みだったからヒヤヒヤしながらのデリバリーになった。途中、イルカ、セールフィッシュ、亀と遭遇しながら26時間後に同じフロリダのセント・オーガスティーンという、車なら3時間で行ける街に到着した。

内陸路に入った後に、30分に一度しか開かない橋がタイミング良く開き、待たずにすんだので助かった。そこからさらに20分程走った場所のマリンセンターに横付けした。ここもやはり泥水で決して綺麗とは言えない。それでも、一昼夜走った後は無事にドッキングできただけで大満足。

















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