Thursday, January 3, 2013

ボート・フックが無い。

5日前に2週間のセーリング・インストラクターの仕事の為に、セントビンセント&グレナディーンズ国に行ったボブからのメールによると、今回の生徒はアメリカ人男性とポルトガル人女性の2人のみとの事。どうやら良い人達らしく特に問題は無さそう。シーズン入りしたグレナディーンズの島々は多くのヨットで溢れているらしい。大晦日はトバゴキーで過ごし、隣接する島々のあちこちから花火が上がり、素晴らしいニュー・イヤーズ・イブだったとの事。

さて、ボブ達が今週乗っているカタマラン船は、私達がチャーターのキャプテン&メートとして2年半預かっていた船である。去る9月にトリニダードで 任務を終えて陸揚げしてあったが、11月にはセントビンセント島に引き取られて行った。今回ほぼ2ヶ月ぶりに戻った船はどうやら様変わりをしているらしい。ある程度は予測していたが、あるべき物があるべき場所に無いとの事。そのひとつがボート・フック。それは、杖みたいな形をしており、モアリングの際にブイの金具やローブを引っ掛けて手元に寄せたり、ボートから何かを落とし時に引っ掛けて引き上げる引っ掻き棒です。または、ドッキングする時やドックを離れる際、他の船や柱にぶつかりそうになった時にテコみたいにして接触を防ぐ為にも使う。

セーリング中、誰かが水中に落ちた場合の訓練として、マン・オーバーボードがある。実際に人を落とす訳にも行かないので、代わりに浮き輪などの救命具を使って代用する。その時に必要なのがボート・フック。浮いている浮き輪をボート・フックで引き上げる訳です。今日のボブからのメールには、そのボート・フックが無いので残り2日でのその訓練はどうしたものかと書かれていた。う〜ん、引き上げる必要のない大きな葉っぱでも使えば?なんて無責任な返信をしたけど、どうするんだろう?

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