Thursday, July 14, 2011

成田からニューヨークへ

前夜は遅くまで楽しく盛り上がり、翌朝は7時10分発のYCAT(ワイキャット: 横浜シティ・エア・ターミナル)のリムジンバスで成田空港へ。流石にこの時間は道路も込まず、1時間15分程で到着。飛行機は11時発だから時間もたっぷり。テキパキとした笑顔が素敵な店員さんがいるお店でお土産を物色。外国人に人気がありそうな日本的な商品もいっぱい扱っている。あれこれあって迷ってしまう。
気安く、でも少し恥じらいながら写真を撮らせてくれました。

お面の類いは買わないけれど、写真だけは撮っておこう。ボブのお母さんが翻訳サービスでこのブログを見るというからね。だけど自動翻訳の内容は正直言ってメチャクチャ。
買うのは外国人だけだろうなぁ。

お茶とお酒は買いました。荷物が増えて重くなったので、今回はチェックイン時にバッグを預ける事にした。
ナイスなパッケージが購買心を誘う。

12時間の飛行。復路もビデオを見て、またもや寝ずじまい。何かタフになってきたなぁ。マンハッタンのホテルに2泊し、久しぶりにニューヨークの友達と再会。やっぱり友達はいいわー。ボブに頼まれていた物がなかなか見つからず、マンハッタンをあっちこっち歩き回りました。それがまた楽しいのよね。ニューヨークでは歩くに限る。
マンハッタンと言えば5番街

サンクスギビングのパレードや花火で有名な
メーシーズデパート

横浜へ

(7月11日に無事セント・トーマスに戻ってきましたが、一時帰国の様子を引き続きアップします。)

帰国の旅もそろそろ終わりに近づいてきました。新大阪から新横浜まで、今回の新幹線の乗り納めです。
制服姿がピタリ決まった車掌さん

車窓から眺めるこんな景色は見ていて飽きません。田んぼの緑が目に染み込むように奇麗です。
少し雨に煙ってしっとり

横浜には2泊。2日目に妹が働いているスーパーへ様子を見に行った。ニューヨークへ移る前は、一緒にこの近くに住んでいたので、結構様変わりした界隈を懐かしみながら散策。
新鮮な野菜売り場

ここまで果物を包装するのも日本の文化か

全種類を持ち帰りたい程お酒の棚もびっしり

夜は姉妹達が集まり宴会。よく食べよく飲みました。もちろん、お喋りも。
妹のお店のお寿司はすごく美味しかった。

妹ふたりと一緒に、はいポーズ。
うちの姉妹は全員2才違い。


姉と旦那様。義兄の朝は私のブログをチェックする事から始まるらしい。そして米沢に住んでいる長女(私のかわいい姪っ子、と言っても子供が2人いるけど)と共通の話題がブログに関する事らしい。うれしいじゃあーりませんか。
30歳前に最初の家を建てたのが自慢のふたり。
えへん!

「太陽の塔」と41年ぶりの再会

1970年の夏、私は小学6年生でした。生まれて初めて船に乗って島外に出たのがこの時。大阪では万国博覧会が開かれていました。その万博会場に10歳違いの姉と従姉妹に連れられて行ったのが今から41年前。わー、もうそんなに経ったんだ。久しぶりに見る岡本太郎さんの太陽の塔。懐かしいー。アポロが持ち帰ったと言われた(本当に月面着陸したのか疑問視する声もあるので)月の石は長い行列で見る事は諦めた。今となってはケベック館の外で姉達の帰りを待っていた事しか記憶にない。

山口から「太鼓判」を訪ねるのにJRの乗り放題パスを利用するつもりだったので、吹田駅の近くのホテルに泊まる事にした。JR吹田駅から阪急の吹田駅まで歩き、そこから山田駅まで行ってから大阪モノレールに乗り換えて万博公園で下車。万博公園の目の前にあるのがホテル阪急エクスポパーク。

太陽の塔さん、ご無沙汰してました。

水曜日はあいにく休園日。それに雨も降っていたので辺りは閑散としていてちょっと寂しかった。ホテルも人気が少なく、これはホテル撰びを失敗したかなぁなんて思ってしまった。
ホテル阪急エクスポパーク

ところが、お風呂やプール、そしてジム目当てのお客さんも多くて、なかなか活気がありました。ホテルのフロントにはミニ太陽の塔がありました。
ホテルのフロントにあったミニ太陽の塔
日本のホテルに滞在する時にうれしいのは、おいしい朝食がついている事。ホテル阪急エクスポパークではこんな朝ご飯。

ちょっと控えみに選んだ私の朝ご飯です。


そうそう、吹田駅の駅員さんはとっても親切でした。ホテルの所在地を訊ねたら地図を持って来て説明してくれ、おまけにインターネットで調べてくれた上にプリントアウトまでしてくれました。アメリカから帰ってくると、こんな日本人の親切さにいたく感激します。


キオスク、それに蝋でできたお弁当の見本はすごいですぞ。こんな優れた文化を持つ国はそうそうありません。外国に住んでいるとこんな事にも感激します。


Tuesday, July 12, 2011

太鼓判を押します!

大阪は食べ物が美味しいと言われている。その大阪の東淀川区北江口に同級生同士の夫婦がやっている「太鼓判」というお店がある。島の同級生達がよく集まるので、話しに上る度に私もいつか行きたいなぁと思っていた。今回その願いが叶った。本当はひとりでふらっと立ち寄りふたりを驚かせたかったけど、後から何で先に知らせてくれなかったのかと怒られそうな気もしたので、2日前にメールで連絡。急だったから2、3人でも集まってくれたら嬉しいなぁと思っていたら、何とこれだけ集まってくれた。皆は私が到着するずっと前から来ていたらしい。なるほど、宴会はしっかりは始まっていた!単に暇だから?それとも飲む口実ができたから?理由は何であれ、それが気の置けない同級生の良さ。



太鼓判の入り口はこんな感じ。下町の小さなお店が並ぶ通りは私をホッとさせてくれる。


ケースには新鮮なネタがずらり。沖永良部の食材や焼酎があるのもうれしい。


メニューの一部。心のこもった料理は本当に舌鼓を打ってしまいました。高校生の頃の彼からはイメージできなかった板前姿はサープライズです。


見よ!このアーティスティク・センス。お店は小奇麗で居心地が良い。特にトイレが清潔。去年「トイレの神様」という歌が流行ったけど、その歌を作った植村花菜さんのおばあちゃんは我が沖永良部島出身だそうです。

そして、同級生の昇からお土産まで頂いちゃいました。彼の奥さんが勤めている「みのたに園」の入園者が作ってくれた世界にひとつしかない作品群。そこには「SAORI」というサインがありました。一途に、心を込めて丁寧に編み込んでくれた事が良く分かります。


旅が大好きでニューヨークにも遊びに来てくれた同級生からは荷物にならないようにと素敵なコースターをもらいました。船では重宝です。みどり、サンキュー!


アットホームなお店。「太鼓判」を押します!






Thursday, July 7, 2011

沖永良部→鹿児島→山口

沖永良部から鹿児島空港へはこの飛行機で飛びました。フライト時間は1時間5分。鹿児島へは17間ほどかけてフェリーで行ったり、東京方面へは沖縄経由の方が多かったので、今回は久し振りに鹿児島行きの飛行機に乗りました。2006年9月30日に、沖永良部と鹿児島間のフライトで有終の美を飾った、国産のYS-11が飛んでいた時は1時間30分くらいかかっていたから、時間は短縮されていたけれど、生憎の天気で多少揺れた。飛行機は苦手なのです。

鹿児島空港からは市バスで鹿児島中央駅まで1時間38分。料金は1200円でした。駅のお土産物屋さんで、大島紬を織っている女性を見かけました。昔母も織っていたので懐かしくなり写真を撮らせてもらいました。

 
そして、大好きなのが電車。コマーシャルが話題になった九州新幹線の「さくら」に乗りましたよ。足元のスペースが十分にある上に椅子も快適。


日本を訪れる外国人や、日本人だけど外国の永住権を持っている人たちを対象にJRグループが発行してくれる、電車やフェリーの乗り放題パス「JAPAN RAIL PASS」。これがとっても重宝なんです。1週間単位で発行され3週間まである。あるいは一週間分をいくつか買って、間をおいて1週間ずつ乗るという手もある。のぞみ号とみずほ号やグリーン車には適用されないけれど、その他はいつでもどこでも自由に乗り降りができて本当に便利。おまけに乗れば乗るほど安くなるどころか元を十分に取って特をするほど。帰国前にバウチャーを買い、日本に到着してからみどりの窓口でレールパスに引き換えてもらう。利用開始日を言えばその日から7間目の日付のスタンプを中に押してくれ、後は乗り降りの際に駅員さんに見せるだけ。欲を言えば、地下鉄で使えないのがちょっと残念。

さて、読みたい本もバックに入れてあったけれど、結局1冊も手をつけなかった。トンネルが多くても何のその。水田や竹林や山の緑が目に染み、一瞬たりとも見過ごしたくないほど。それくらい車窓から外の景色を眺めるのが好きです。3時間ほどで、別の姉が待っている山口の新岩国に到着。夕食前に岩国城主の名を冠した吉川公園を散策。辺りは城下町風情でしっとりしていて、何かタイムスリップしたような良い感じ。ここからは宇野千代さんの生家も近く、車道を走っていると標識も出見えたけれど、今回はパスしました。


何故かというと、姉とのおしゃべりに夢中になり、義兄と待ち合わせをした回転ずしに行く時間が迫っていたからです。案の定、待たせてしまいました。それにしても、いろいろな具がありますねぇ。回ってくるお皿から目が離せません。ここは米軍の岩国基地が近いので、アメリカ人も多い。カップルや子供連れなど皆慣れた様子。寿司は外国でも定着してますからね。私たちもしっかり食べました。でも、帰りにはアイスクリームも買って帰りました。太る筈だ。。。

ホーミ獲り

今日は姉の仕事が休み。この間から私が島にいるうちに一緒にホーミを獲りに行きたいと言っていた。明日は島を離れるので、少々風邪ぎみながらお伴をする事にした。いつも旧暦で潮の満ち引きを教えてくれる母の指示に従って、家を午後1時頃に出た。車で3分。畑の脇に車を止めて、幅の狭い細い坂道を浜に向かって降りて行くと、すでに潮が引き始めていて、満潮時には水面下にあるサンゴ礁が姿を現していた。


胸をわくわくさせながらしばらく行くと、いました!目的のホーミは踏みしめているサンゴ礁と同じような色なので、よく目を凝らさないと迷彩色ですぐには分かりません。写真の中央に丸い形をしたホーミがじっとしています。形はちょっと違うけれど、ナマコや殻のないデンデンムシさんのような感じです。獲ったのは大きさが直径4~10センチくらいのホーミ。もっと大きいのもいるけれど、今回は見かけなかった。


心地よい海風の吹く中、時を忘れて3時間もホーミ獲りに夢中になってしまいました。ホーミはそのままビニール袋に入れてもいいけれど、這い出してくるので無慈悲にも靴のかかとで踏みつぶして内臓を出し、海水でサッとゆすいで袋にいれます。こうして持って帰ってきたホーミは、水を加えずそのまま鍋に入れて、ホーミ自体からの水分がなくなるまでグツグツ煮ます。


その後できれいにします。丹念に内臓や付着した砂と海草を洗い落し、半分に切ってさらにきれいに洗います。結構根気のいる作業です。でも、美味しいホーミを食べる為ならそれも厭いません。姉がやってくれました。

ホーミは酢味噌和えにしても美味しいけれど、今日は姉がニラと一緒に炒めてくれました。貝類と同じように特に味らしい味は無いけれど、後をひくその食感が堪らないのです。うーん、マッサン!(美味しい!)親戚のお兄さんが釣ってきた魚は、頭から丸ごと食べる事ができるからと、母がフライパンで揚げてくれました。最後の夕食は愛情溢れる島料理で締めくくり。こらえないと涙が出そう。

Saturday, July 2, 2011

Curved Mirror?

これ、これって何て言うの?


姉に聞いて判りました。「カーブ・ミラー」。そんなの誰でも知ってるよと言われそうですね。確かに沖永良部島でも良く見かけるし、見通しの悪い場所では本当に便利だと思います。特に車やバイクで農道を走っている時、いきなり耕運機とぶつかるなんて事も避けられます。でも、これって日本独特のものかも知れません。25年間住んだニューヨークでは見かけた覚えがないし、現在住所があるカリブ海のセント・トーマス島でも見かけない。同じバージン諸島にある米国領の島セント・ジョンなどもカーブが多いので、これがあったら便利なのになぁなんてお思う場所がいくつもあります。でも、逆にこれに頼ってしまうと、一旦停止をし忘れるなんて事もあるかも知れませんね。私などは気が小さいので、鏡をパッと見て他の車がいなかったらサッと渡るなんて事はできません。「止まれ」の標識が無くてもちゃんと一時停止をしますデス。ハイ。

最近耕地整理が著しい我が田舎。家から徒歩で自分ちの畑へ行ってみました。どこがうちの畑やらちょっとはっきりしません。高校生の頃までの畑の面影が無く寂しい事然り。今度父を伴って来なくっちゃと思いました。耕地整理によって道路が整備され作付面積も増えるんでしょうけれど、太陽がギンギラ照りつけ暑くても途中の木陰で休憩なんてできるようなゆとりの場所がもう殆どありません。それと、やたら目に付いたのが下のような貯水池。農業用水の為だけでなく、雨が降った時、赤土が海に流れるのを防ぐという目的に異存は無いけれど、この醜い貯水池があっちにもこっちにも作られ、おまけに水が溜まっている様子がないのは、果たして目的に適っているのだろうかと疑問だらけです。故郷とはいえ居を構えていない者の哀しさ、短い滞在中には異議を唱える事も叶わず、故郷の良さが失われつつあるのをただ指をくわえて見ているしかないのが口惜しい限りです。