Sunday, February 10, 2013

ケチなおっさん

セーリングクラスを受けた2組のカップルは人柄や態度が良く、教える側にとっても楽しい週だった。正直言って、もう一人の相乗りのおっさんがいなければ本当に申し分の無い一週間だったに違い無い。この60代の男性は米国海軍を退役後、知り合いの紹介でセントビンセント島で半年程船舶関係のコンサルタント的な仕事を終えた直後にクラスに相乗りした人だった。海軍出が悪いのではないが、ミリタリー調の声高な強い口調で終始喋り続けるのには全員が辟易した。

その上、まるで自分がこのコースのインストラクターと勘違いをしているのか、ボブが指導している傍からかぶせてレクチャーをする。その他の時は自分の話ばかりで人の言う事は無視しがち。いわゆる、Three Best Friends (Me, Myself and I) の自己中心型。おまけにケチと来た。クラスは食料、水、ジュース等は費用に含まれているが、アルコール類は自己負担である。それを他の人が買ったビールを素知らぬふりして飲むわ、ロブスターを買った時は、自分は半年間の滞在中ずっと安くで買って食べ飽きたし、1ポンド25ECドルは高過ぎるからいらないと言う。ロブスター3匹とコンチ貝を150ECドルというグレナディーンズでは安い値段で手に入れたその夕食時、私の分を分けてあげたら恥ずかし気もなくペロリと食べた。こう言うタイプだから自分はしっかりとエンジョイしており、実際口に出して何度かそう言っていた。しかし、昨日セントビンセント島に戻ってきた後のチップはゼロだった。だから私はケチが嫌いである。



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