メインセールとブームを取り外したこの機会に、メインセールを揚げるハリヤード(Halyard)も新しく取り替える事にした。その為にはマストに上る必要がある。ボブ、デービス、私の中で一番軽いのは私だけど、マストに上ってもそこで何をするのか今ひとつ分からないので役に立たない。他のふたりのうち体重が軽いボブをデービスと私で上げる事になった。セールを上げる代わりにボブを上げる訳です。
新しいハリヤードを持参して、古いハリヤードで引き上げられる準備をするボブ。
さて、ウィンチで巻き上げるには相当の力がいるので、頭の良いデービスは、アンカーを上げ下げする時に使っている電動ウィンドラス(ウィンドレスではありません。その違いを知りたい方は以前のブログ、「ブログタイトル命名の訳」を読んで下さい)を使って楽をする事にした。私はリモートコントローラーのボタンを押すだけ、とこれまた楽チン。でも、心中は20メートル程の高さのマストに上って行くボブを心配してハラハラしています。彼がマストに上る時はいつもこうです。
マストの頂上あたりまで到着しました。ここからはボブひとりでの作業です。でも、ハリヤードでは頂上まで後25センチという所までしか手が届かず仕事がしづらい様子だったので、ブームエンドを支えていたトッピングリフトを送ってボブをもう少し上まで引き上げ、天辺まで手が届くようにしました。足を掛ける所が無いので内股の筋肉と足首に力を入れてしがみつきながら、揺れるマストの上でハリヤードを交換したそうです。おまけに座っているBosun's Chairは安手の物でお尻が痛くなったそうな。マストには30分は上っていたと思う。
マストの下あたりは上から何が落ちて来るかわからないので、デービスも少し離れた場所で見守っています。
ハリヤードを交換したボブが無事に降りてきました。ホッ。
古いハリヤードのマスト頂上部分はこんな風になっていて結び目もほどけず、上で待っているボブに渡す前にカットして新しいハリヤードの端とくっ付けて引き上げた。
こちらが新旧のハリヤード。全然違いますね。これからは滑りが良くなってメインセールの上げ下ろしが楽になります。
仕事が長引いたのでドックの予約をもう1日延ばしたかったけれど、後の予約が入っていて延長できず、仕方なくまた20分くらいかけてクリスマスコーブまで行き、そこで残りの仕事をする事にした。風が吹く中、セールカバーをセットし、メインセール取り付けるのは大変。何せセールが風を受けて膨れ上がり、あっち押さえこっち押さえしてなかなか仕事がはかどらない。もう一人いたら随分助かっただろうけど、デービスは別の都合があり二人で何とか終わらせた。もうくたくた。
メインセールがちゃんと揚がりました!良かった。
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