Saturday, September 10, 2011

セントビンセント島通過

セントルシア島内を観光する予定を変更して先を急いだのは、新たな低気圧が発生した事と風向きが南になりそうだったせい。ピトンに滞在すれば、大きく開いた湾は南からの風と波をもろに受けてしまい船も大きく揺れ居心地が悪くなる。プランを変更して次のセントビンセント島へ。セントビンセントは高い山の峰が重なるように現れる緑が深い奇麗な島。でも、まだ島内をゆっくり訪れた事はない。島影に入り、穏やかな海を走っていると、途中から天気が崩れ、スコールがやってきた。スコールが去ってからも天気が今ひとつ芳しくない。この調子では、停泊予定地のBlue Lagoonもあまり良い場所とは言えなくなってきた。



結局、また予定変更で同じセントビンセント&グレナディーンズ国の次の島Bequiaまで行く事にした。ベクイ島に着く頃には天気も良くなり、穏やかな夕陽を眺める事もできホッとした。

Thursday, September 8, 2011

Soufriere スフリエール(セントルシア)

セントルシアと言えばピトン。二卵性双生児のような1000メートル足らずの高さの山が島の西南端にそびえ立っていて遠くからでも良く見える。


今まで何度かそのPetit PitonとGros Pitonに挟まれたジェラシーコーブのモアリングに船を繋いで夜を過ごすしたけれど、今回はPetit Piton側の麓の街スフリエールに寄った。古い漁師町のたたずまい。北のロドニーベイ周辺とは印象がずいぶんと違う。職があまり無いのか、平日に町の通りをたむろしている人が結構いる。私たちは初めて訪れる場所をうろうろするのが好きなのだが、何かそれができない雰囲気。半ば強引にガイド役をかって出てくれるので、そういう場合は多少のお金をあげるのが暗黙のルール。過去に他の島でもそういう事を経験しているので、特別驚きはしないけれど、ここでは少し強引な印象を受けた。町自体も想像していたよりさびれている感じで、残念ながら長くいたいと思わせてくれなかった。行政がもっとしっかりして、地元の魅力を引き出さないともったいないなぁと思う。せっかくピトンのすぐ傍にあるのだし、この町の回りには豪華なリゾートも点在しているのだから、そこのお客さん達が足を運びたいと思うような何かを作ればいいのになぁと急いで立ち去る事に多少気が引けながら思った。それでもやはり元気のあるのはストリートで野菜や果物、そしてスパイス等を売っているおばさん達。それと制服を着て元気に学校に通う子供達を見ているとほっと心が和む。




Wednesday, September 7, 2011

Marigot ベイ

ロドニーベイから6マイル程南に行くと、キュートなマリゴベイがある。パーフェクトなハリケーンホールなので人気のある場所だけど、如何せん狭い。おまけにMooring社のチャーターヨットが結構場所を占めていたり、モアリングボールが増えたりして、2001年に来た時のように錨を下ろすスペースが殆どない。リゾートも増えて奇麗ではあるけれど、私達に取っては一泊する程の魅力がないので、さっと中を見て回り、もっと先に進む事にした。

マリゴベイから海に向かって出ていく。

泊まるんだったらモアリング要らない?
ときかれたけどノーサンキュ。

リゾートの前のドックは地中海式。

Monday, September 5, 2011

Marie's Fish(Beach) Shack



Rodney Bay沿いに並ぶリゾートホテルが途切れるReduitビーチのはずれに、Marieの小さなお店がある。インターネットで見つけたので行ってみた。残念ながらその日は料理をしないという事で、昨日また出直して行った。12時半オープンと言ってはいたけど、そこはアイランドタイム。1時半頃着いたらまだ料理中。ノープロブレム。

セントルシア産のおいしいハイネケンビールと特製ラムパンチ(これがまた今まで飲んだ中で一番おいしかった)を飲みながらゆっくりと待つ。



マリーがBakeと呼ばれる揚げパンやバナナの仲間プランテーンを揚げたり、野菜を刻んだりするのを見ているのは楽しかった。感心したのは、まな板を使わずにプランテーンを直接手の上で切りながらフライパンに落としていったり、片手に持ったキャベツを良く切れるナイフでスライスしてアルミホイル包みにしていた事。

外のグリルからは煙が出ておいしそうなチキンが焼かれている。

かまどに薪というのがうれしい。


時間をかけてゆっくり焼いているチキンの美味しそうな事!


前日来た時に魚を注文してあったので、塩漬けのタラと揚げパン、プランテーン、蒸しキャベツ、アボカド、トマトのディッシュ。これぞソウルフード、母の味という感じで、心がこもっていてとっても美味しかった!新鮮なRed SnapperやGrouperは次回の楽しみに取っておきましょう。


食べ終わって随分たってからチキンが焼き上がったので、そちらも所望。これがまたジューシーで、それほど味付けはしていないのに墨の香りとお焦げの味わいが逸品!最後に秘蔵のドリンクをごちそうしてもらいました。瓶の中身は何種類ものハーブに葉っぱや茎みたいなものが入った飲みやいスィートラム。今度きた時にレシピをもらう約束をしてふくれたお腹をかかえて帰路につきました。今夜はもうディナーは無し!


マリーのシャックから眺めたロドニーベイ。

Sunday, September 4, 2011

ロドニーベイエリア散策

セントルシアは長年観光スポットとして人気があるので、インフラもかなりしっかりしているようにみえる。道路を走っている車も中古車は少ないような気がする。マリーナがあるラグーンは、船が繋げるコンドミニアムにぐるりと囲まれていて、辺りにはおしゃれなレストランも多い。おまけにカジノまである。スーパーマーケットの品揃えも豊富で新鮮。扱っている商品は地元の野菜や果物を除けば、殆どアメリカのスーパーと同じ。かといって、物価が特別高いわけでもない。なんかセントトーマス島から引っ越してきたいくらい。











Friday, September 2, 2011

セントルシア島

フランス語は解らなくても、食べ物が美味しくて居心地が良いので、マルティニーク島には2週間もいてしまいました。待っていた郵便物も届いたので、やっと腰をあげて南隣のセントルシアに来ました。マルティニークからはセントルシアが見え、おまけにマルティニークの南端Marinからセントルシアの北の入り口Rodney Bayまでは距離が短く3時間半程で到着。残念ながらあまり風がなく殆ど機走。その分、波も無くセールの陰で微風に吹かれながら楽ちん。
Rodney Bayに投錨中。

フランスの島々で外食が多かったので、これからはちょっと引き締めて自炊。朝とお昼は簡単にちゃちゃっと作りました。
細切りベーコンとアボガドのオムレツ&ナンブレッド


カボチャのスープ、サラダ、フルーツとダイエットメニュー。

フルーツや野菜をたっぷり積んだ小船が万国旗(?)を旗めかしてやってきました。お馴染みフルーツマン。昨日、アンカーを下ろした直後に来たけれど、入国管理局の閉まる時間が迫っていたので、後でまた来てと言ったら、明日の朝出直してくるけれど、もうひとりのライバルがきたら、グレゴリーから買うと約束したと言ってくれと言いおいて立ち去った。そのライバルは現れなかったので、約束通り今朝彼からフルーツとアボカドを買った。そう言えば、去年ハリケーントーマスがきたとき、ここのマリーナに避難しに来たけど、その時はもうひとりのフルーツマン、ライアンから買ったっけ。今日のグレゴリーはフランス語と英語の完璧なバイリンガル。ちょっと覚えたてのフランス語で会話をしてみました。

グレゴリーのミニフランス語口座を受講中。

モノビジョン

かけたり外したりする眼鏡には紐が必需品。

片目だけだから安上がり!

20才あたりから視力が落ちてコンタクトレンズをするようになった。30代になってからは眼鏡もかけるようになり、それからは両方利用していた。その後、いわゆる老眼にが始まり、悲しいながらコンタクトでは文字が読みづらくなってしまった。しょうがないので、コンタクトはほぼ諦め眼鏡だけにして、文字を読む時は眼鏡をはずすようにした。ただ、雨天のセーリングやスノーケリングの時は、やっぱりコンタクトに頼る。

そんな私に明朗が!!使い捨てコンタクトレンズの残りが最後のふたつになったので、セントトーマス島を離れる前、久しぶりにビジョンセンターへ行った。そこのドクターが私の悩みを解決してくれた。「コンタクトレンズを利き目の片目にだけ入れてモノビジョンにしたら遠近両方見えるよ」と言う。「えー、片方だけ?そんなのイヤです。」と答えたけど、意地を張らずに試してみる事にした。ふ〜ん、なるほど。遠くは眼鏡のように完全にとはいかないけど、確かに良く見えるし、そのままで近くも見える。意外な発見。ぁ、発見した訳ではないか。専門家の言う事は聞いてみるもんです。レストランのメニューチェックも片目コンタクトでOK。それ以来私はモノビジョン派。

それでも、長時間の読書時は裸眼にしてます。最近は、「和多星すし」の英さんが貸してくれた山本兼一の歴史小説にハマってしまい、殆ど一気に5冊読んでしまいました。残り1冊も早く読みたいけれど、まだ取っておきたいような。。でも、目は本当に大事ですね。