愛する祖国を突然に襲った大地震と津波のニュースは、チャーター中のイギリス領で遠くオハイオ州にいる友人からのEメールで知った。家族は大丈夫かと心配してくれる彼女からのメールを貰った後、ボブがすぐにインターネットで調べてくれた。そこにあった記事や映像は私の想像を遥かに超えていた。日本に電話をできる状況では無かったので(またできたとしても多分繋がらなかったと思う)Eメールで連絡をしたら、横浜に住む妹からすぐに返信があり、他の姉妹や家族も大丈夫との事でほっとひと安心。一番下の相模原市に住む妹からも揺れと13時間の停電に不安な夜を過ごしたものの大丈夫だとのメール。
そして次の夜、チャーター客を夕食後に連れて行ったレストランバーのテレビで初めてCNNの映像を見た。生々しく悲惨な状況に自分の国が壊されるのではという不安な気持ちにかられた。これまで「故郷」は何度も意識してきたけれど、「祖国」という言葉が初めて私の胸のうちに意識された瞬間だった。気遣ってくれるお客さんを必要以上に心配させないように平静を装ったものの、知らずに目が涙でかすんでしまった。それを悟られないように意識的にテレビの画面から目をそらす自分。日本という愛すべき祖国があるからこそ、こうして遠くに住んでいても自分をなくさないで生きていられるのだと言う事を改めて実感している。
昨日でチャーターが終わりアメリカ領に戻って来たけれど、リアルタイムで情報を追う事が出来なかった為に、地震発生からの様子が細切れのままである。まだ寒さが残るこの時期に家を失った人達、家族や友人と連絡が取れずにいる人達の無事、不幸な事に亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
Enoへ
ReplyDelete東北地方から関東にかけて起きた
M9の大地震
信じられない光景が、広がっています。
被災者の数は、何万ともいわれています。
そして福島原発事故で、放射線漏れも心配です。
でも 各国からからの支援も100カ国にのぼって
日本が世界から愛されている証明です。
日本中の人たちが、自分たちにできることは
何なのか考え行動しています。
遠く離れたカリブより 祖国ニッポン励ましてくださいね。