Saturday, December 3, 2011

CM撮影チャーター終了

CM撮影最終日はヘリコプターが登場。昨日までと違って船は私達だけなので、朝の8時半にチャーター初日と人同じように、空港の近くまで迎えに行き撮影現場に戻ってきた。私は今日も自分達のキャビンに身を潜めて小窓からヘリの写真撮影。ヘリコプターは最初は遠巻きに湾に浮かぶヨットを撮影し、序々にその距離を縮めてきます。まずはモデル達がトランポリンでくつろぐ様子を幾度か撮影。私はデッキの上には出られないので、船の中のプロデューサーとヘリコプターにいるディレクターがwalkie-talkieで話す内容から状況を把握。撮影後、ヘリコプターは一旦ヘリポートに戻り、今撮影した映像をビデオでチェック。その間にモデル達は少しリラックス。


チェック後OKが出たので、次はダイバー達の出番。昨日、フランス語と英語の台詞入りの撮影をした4人組はタンクを担いで何やらやっていたが、船内ではプロデューサー以外はその様子が見えない。彼らも何度か繰り返し撮影後、取りあえず待機。

ヘリコプターにいるディレクター達からの連絡が入るまでそれぞれリラックス。撮影チーム全員が毎日早起きしていたらしく、今日で終わりだと思うと開放感があるようだ。

モデルと役者全員揃って記念撮影。

そこへディレクターからヘリコプターからの撮影は全てOKとの連絡が入り、 ほっとしたプロデューサーもにこにこ顔でハイチーズ。ボブと私もひと安心。

ヘリコプターからの撮影はビミニを外したままのうえ、ディンギーやカヤックもカメラの視界に入らないよう船の下に隠しました。それやこれや、え?と思うような要求にも答えなければならない6日間でした。

それでも、天気に恵まれ、これといったアクシデントにも見舞われず無事に撮影を終える事ができて良かった!通常のチャーターとはまた違うテンションでしたが、新たな事をやる面白さもあって楽しい週でした。最後のグループをフェリードックまで送っていくボブを見ながら、私はひと足先にリラックです。皆さん、お疲れさま!

さてさて、朝からろくに食事をしていないので、2時半になって10分程離れたマリーナキーで遅めのランチ。久しぶりにこのレストランで食事をします。あまりの空腹のため、出て来た料理をすぐに食べたので写真を撮り忘れましたが、かなり満足のランチでした。シェフ、ありがとう!

今回は料理をする必要がなく体力的には余裕があった私に比べて、いつもとは違う様々な要求に答えたキャプテンは、食後もまだ疲れが取れずにベンチでひと休み。ご苦労様でした!










Friday, December 2, 2011

いざ撮影!

午前6時に来る撮影班を迎えるために5時に起床。辺りは6時になってもまだちょっと暗い。結局彼らが到着したのも7時。今日はもっと広々としたモーターボートでやってきた。同時に別のカタマラン船もジョインしたので、今日は全部で3隻。


撮影班と船のクルーを合わせたら30人程の人数。昨日渡されていたwalkie-talkie(無線電話)で連絡が入り、まずはカメラのアングルに合わせて、またディンギーで船尾のアンカーを移動。


その後、モデル4人が私達の船に移ってきて撮影開始。まずはモーターボートの船尾に設置された水中カメラから遠距離撮影。船首部分のトランポリンあたりにいるモデル以外はアシスタントディレクターを始め皆カメラからは隠れなければならない。台詞なしのビデオ撮影だけだけど、それでも何回も繰り返す。



無事にモデルの撮影は終わり、ここでランチタイム。ボブがディンギーでモーターボートに送り届ける。


午後からは台詞入りの撮影。撮影は全て私達の船の上なので、機材を積んだカタマラン船と私達の船がラフティング。スキューバダイビングの恰好をした役者がこちらに移ってくる。カナダのCMなので、英語とフランス語の両方を別々の役者さんが担当。モデルさん達の撮影よりももっと念入りにやるので、何十回も繰り返していた。4人の役者、カメラマン、ディレクター、アシスタントディレクター、プロデューサー、コピーライター、それにボブと私以外はあちら側のカタマラン船で待機。こちらの発電機でバッテリーを充電しながら、あちらの船にも電力を分けてとこれまた忙しい。




撮影終了は午後6時近く。スタートしてから10時間半。いゃー、長かった。皆この一瞬を待ってました。すぐさま水中に飛び込んだのはカメラマン。その彼に続く人、片付けに余念がない人。明日の打ち合わせに入る人と様々です。



ラフティングしていたカタマランが皆をモーターボートまで運んでくれ、最後まで後片付けをしてくれたふたりをディンギーで送り、本日の撮影は無事終了。天気に恵まれ、風も穏やかで申し分のない撮影日和でした。明日は、空中からヘリコプターで撮影予定です!



Thursday, December 1, 2011

撮影セットアップ完了

2日前に撮影の打ち合わせをした後は特にやる事も無くのんびりしていたが、今朝は撮影班がセットアップに来るのにあわせて、ロケ地になるGuana IslandのWhite Bayに移動。
White Bay, Guana Island


彼らは今日はダイブボートでやってきた。総勢13人のスタッフ。
Dive BVIのボート

明日の撮影準備の為に、船のアンカリング位置を決め、錨を下ろした後はそのポジションを保つ為に、船尾からもうひとつアンカーを打った。
めったに使わない2つ目のアンカーの準備。

その後はコックピットの椅子やテーブルを取り外したり、不要な物をあれこれ移動させたりした。カヤックや取り外したキャプテンシートは船首近くのトランポリンの上に移動。
テーブルもキャプテンのシートも外されてしまった。

キャプテンシートはトランポリンの上に。

CMに出演するモデルは今日は来ず、彼らの代わりにスタッフがモデルになりカメラアングルを決めていた。カメラセッティングの為にコックピットの屋根のビミニも外しているので、太陽がもろにあたって暑い!
カナダから来たから暑い!

ちょっとクールオフ。
ディレクターはカメラのアングルチェックを口実に?

他のスタッフもひと泳ぎ。

それでもスタッフは3時間弱でセッティングを終えて帰って行った。午後2時の太陽はまだまだ暑い。私達も遅いランチの後にシュノーケリングでクールオフ。5時くらいになってメガヨットが近くにアンカリング。素晴らしい夕景色をその船に遮られたのがちょっと残念。明日は夜明けの撮影を予定しているので6時には来るという。早めに寝なくては!
夕焼けとメガヨット。

Tuesday, November 29, 2011

海底ケーブル引っ掛け事件

昨日から始まったチャーターは、ゲストが船に寝泊まりせず、食事を作る必要がない。おまけに2日程は船を移動させずとも良いというので、一気に気分がリラックス。午後4時にはシュノーケリングをする余裕まであった。船からGreat Camanoe島の陸地近くまで泳いで行く途中に、反対側のMarina Cayという小島に送電する海底ケーブルが見えた。両方の島に「アンカリング禁止」のサインがあるので、私達はそのサイン2つを結ぶ直線エリアを避けて錨を下ろした。だが、私達の後方にアンカリングしているカタマラン船の位置はちょっと微妙。もしかして?と思ってケーブルを辿って行くと、やっぱり。。彼らのアンカーがケーブルに引っかかっている。これでは、出発時にとてもアンカーは引き上げられない。その事を教えてあげようと思ったが、陸地にいるらしく船には人の気配がない。

私達のディンギーは船尾に上げてあったので、今朝8時頃に馴染みの氷売りの夫婦が船で来た際、彼らに事情を話し、後ろの船に教えてあげるように頼んだ。たまにこんな事あるんだよね。ダイブショップがあるからダイバーに潜ってもらえば良いと言って、その船に寄ってくれた。それからすぐその船のキャプテンと奥さんらしきふたりがディンギーでMarina Cayに走って行くのが見えた。しばらくして戻ってきたが、ダイブショップがまだオープンしていないのか、結局ダイバーを再度迎えに行ったのが30分後だった。良く見るとその船には2組のカップルがいるらしく、ダイバーが潜っている間に皆デッキに出てきて様子を眺めていた。

私も朝ご飯の準備をしながらコックピットとキッチンの間を往復。ボブが「あー、良い考えだ」と言うので、見に行くとダイバーが黄色の風船みたいな物と一緒に浮いている。その浮力を利用して重たいアンカーを持ち上げ、ケーブルを飛び越えさせて船側に移動させたらしい。なーるほど。それから程なくしてその船は何事も無かったかのように錨を上げて移動していった。一件落着。

それにしても、教えてあげた私達にひと言サンキューがあってもいいんじゃない?ディンギーでちょっと立ち寄るとか、船で去る時に手を振るとかねぇ。何か訳分かりません。そんな了見だからケーブルを引っ掛けるんですよ!

Great Camanoe島側。ディンギーでダイバーをお迎え。

Marina Cay側

風船と一緒に水面に上がってきたダイバー

アンカーを引き上げ去って行くカタマラン船

さぁ、ささやかな朝ご飯を頂きましょ。最近、ダイエット中です。



Monday, November 28, 2011

キャプテン・オンリー

今日からスタートした今回のチャーターはキャプテンのみを希望。シェフは要らないとの事で料理をする必要が無い。食料やアルコール類の買い出しが無く、私達にとっては楽ちん。おまけに彼らは船には寝泊まりしない。こんな事は初めてです。実はこのグループ、宝くじのコマーシャル撮影の為に6日間船はチャーターしているけれど、近くのリゾートホテルに泊まっている。私達の船以外にもモーターボートを借りているので、移動はスピードのあるその船でするらしい。いいね。いいね。

お昼の12時に来る約束が、雨のせいでスケジュールを変更したからこれから行ってもいいかと言う。そう言われてもまだ10時を過ぎた所。いつもチャーター前は掃除のプロを雇うけれど、今回はベッドメーキングの必要もないので、私が汗まみれになって掃除をした。彼らが来る前にせめてシャワーは浴びたい。10以内でそちらの船に着くと言われたところを20分後にしてもらい、いそいそシャワーを浴びていた。ところが、20分経たないうちにそのモーターボートが到着したのが窓から見える。ゲー、焦るではないか。でも、まぁ私は雇われていないからと気持ちを沈めてシャワーを終えた。

その後急いでコックピットに行ったら男女3人ずつ6人いた。フランス系カナダ人らしく、自分達だけの会話はフランス語。その間、モーターボートのクルー3人も特にする事はなく待っている。今日は私達とは打ち合わせだけ。それも1時間で終わった。CM出演者は水曜日に到着するので、木曜日に機材のセッティングをして、金曜日の日の出から日没まで撮影するとの事。という事は明日と明後日の2日間は待機?We like it!。とは言っても彼らの業界は、今日のようにスケジュール変更は当たり前だろうから油断はできないぞ。さて、どうなる事やら。

私達の船を立ち去る前にディレクターがスタッフの写真を撮影。
レンタルモーターボートのクルーも所在無げ。
打ち合わせの場所はイギリス領トトーラ島の飛行場があるビーフアイランドの近くで。

Saturday, November 26, 2011

デッキライト

デッキで作業する時に必要なデッキライトが点かなくなった。単にライトが切れてしまったのか、それともそれ以外の問題があるのか?取りあえずマストに上って点検する事にした。私ひとりでボブをマストの頂上まで上げるのは大変だけど、デッキライトの位置までならそれ程問題ない。マストに上って調べたら、やはりライトが切れていた。



それから電球探しに2日程かかりました。こんな単純な事にも以外に時間を費やします。


再度マストに上り、新しいライトを取り付けます。

結果は?OKです!

ライトが点いて良かった。そして今日も夕陽をエンジョイできました。

Thursday, November 24, 2011

シーズン到来

11月も後半になり、ここバージン諸島は本格的な観光シーズンに入りました。セントトーマス島も昨日は合計6隻の大型クルーズ船が寄港。道路が渋滞したりするけれど、活気に溢れていて楽しく、こちらまで浮き浮きしてきます。観光地はやっぱり元気がある方がいい。

シャーロッテアマリー湾には4隻入港。


ディンギーで5分程のクラウンベイには2隻。


最初のクルーズ船が到着すると、乗客をセーリングやダイビング等に連れて行く船で辺りが賑やかになる。