翌朝の午後1時頃に運転手がマリーナまで迎えに来てくれた。10分程走ってFajardoの街中に入った。そこからすぐかなと思っていたらそのまま走り続け、やがて街並は消えてしまった。ボブと私はどこまで行くのだろうと顔を見合わせた。運転している口数が少ないおじさんは何事もないように車を走らせる。そのうちにゲートを抜けてゴルフ場がある素晴らしい眺めの場所に入って行く。もしかしてこの運転手は違うお客さん(私達)をピックアップしたのでは?でも、何となく聞きづらい。そのうちに立派なリゾートホテルに着いた。見るとウォルドルフ・アストリア・ホテルとある。ニューヨークのパークアベニューにあるあのホテルと同じではないか。何となく不思議な気持にかられながら後を付いて行くと、ホテルのロビーの片隅にちゃんとエンタープライズがあった。今までと勝手が違いちょっとびっくりしましたが、ちゃんと手続き完了。さー、行くぞプエルトリコ!
Sunday, April 22, 2012
日産バーサとウォルドリフ・アストリア・ホテル
強風の為、チャーターゲストが2晩も早く帰ってしまった事と、マリーナ滞在を余儀なくされた事から私達は思いがけずミニ休暇を取る機会を得た。このチャーターの仕事を始めた後、日本に2回帰国した私とは違い、船を離れない限り仕事から開放される事のないキャプテン・ボブは、このチャンスは見逃さないと心に決めた。そしてレンタカーでプエルトリコを回る計画を立てた。借りるなら日本車という事で、エンタープライズというお手頃価格を提供してくれる会社のウェブサイトで日産 バーサをオンライン予約。
翌朝の午後1時頃に運転手がマリーナまで迎えに来てくれた。10分程走ってFajardoの街中に入った。そこからすぐかなと思っていたらそのまま走り続け、やがて街並は消えてしまった。ボブと私はどこまで行くのだろうと顔を見合わせた。運転している口数が少ないおじさんは何事もないように車を走らせる。そのうちにゲートを抜けてゴルフ場がある素晴らしい眺めの場所に入って行く。もしかしてこの運転手は違うお客さん(私達)をピックアップしたのでは?でも、何となく聞きづらい。そのうちに立派なリゾートホテルに着いた。見るとウォルドルフ・アストリア・ホテルとある。ニューヨークのパークアベニューにあるあのホテルと同じではないか。何となく不思議な気持にかられながら後を付いて行くと、ホテルのロビーの片隅にちゃんとエンタープライズがあった。今までと勝手が違いちょっとびっくりしましたが、ちゃんと手続き完了。さー、行くぞプエルトリコ!
翌朝の午後1時頃に運転手がマリーナまで迎えに来てくれた。10分程走ってFajardoの街中に入った。そこからすぐかなと思っていたらそのまま走り続け、やがて街並は消えてしまった。ボブと私はどこまで行くのだろうと顔を見合わせた。運転している口数が少ないおじさんは何事もないように車を走らせる。そのうちにゲートを抜けてゴルフ場がある素晴らしい眺めの場所に入って行く。もしかしてこの運転手は違うお客さん(私達)をピックアップしたのでは?でも、何となく聞きづらい。そのうちに立派なリゾートホテルに着いた。見るとウォルドルフ・アストリア・ホテルとある。ニューヨークのパークアベニューにあるあのホテルと同じではないか。何となく不思議な気持にかられながら後を付いて行くと、ホテルのロビーの片隅にちゃんとエンタープライズがあった。今までと勝手が違いちょっとびっくりしましたが、ちゃんと手続き完了。さー、行くぞプエルトリコ!
Saturday, April 21, 2012
メキシカン・ファミリー
メキシコからのゲストは自分達同士の会話はスペイン語だった。だから私とボブには解らない。でも、子供達はアメリカンスクールに通っているので英語は喋れる。お父さんは読み書きOKで、お母さんもかなり喋れる。それでも、自然会話は少なくなる。これは、英語が100%解る訳ではない私にとってはある意味楽であった。
そんな家族のリクエストは、誰もいない場所に行ってゆっくりする事だった。だが、しかし、誰もいない所は停泊するのに適していないのが普通なので、そのリクエストに完全に答えるのはちょっと無理があった。それでも、それなりに静かな場所に停泊する事ができた。
ただその後に、北で発生した 低気圧が南下してきて強風が予想された。プエルトリコの東海岸とスパニッシュ・バージンにはすぐに避難できる場所に限りがあり、これはまたPuerto del Rey Marinaに避難するしかないと判断した。最後の日はマリーナに留まってもらい、レンタカーで首都のサン・ファンの街の観光にでも行ってもらおうと思っていたら、プエルトリコにはチャーターの前に5日もいたので、すでにサン・ファンにも行ったし、雨風の中マリーナにいるより予定を早めて帰ろうと思うとお父さんが言う。
それはちょっと申し訳ない気がしたが、毎日仕事関係のeメールやら電話をしていたから、早く帰りたい事情もあるのだろうと、こちらはもちろん問題ないですよと答えたら早速に航空会社に連絡。ところが、翌日の便は空きがなく、今日の夕方7時になら席が取れそうなので、今日帰ろうと思うとの事。えー、ちょっとそれは早すぎと思ったけれど、旅慣れた家族はお父さんの指示に従ってささっと荷物を片付けた。さすがに、お父さん以外は不満げだったが。こうなったら帆を揚げてセーリングなんて時間的猶予も無い。エンジン全開でマリーナへ直行。45分で到着。せめてシャワーを浴びたいという女性陣の願いも空しく、慌ただしく立ち去ったメキシカン・ファミリーでした。
そんな訳で、予定を早めて帰るゲストというのも初めての経験。特した気分でもあるけれど、少し心にすきま風も吹きました。もう少しいて欲しいと思うゲストというのはそうそうはいませんよ。
Thursday, April 19, 2012
最初の夕食
ゲストはお昼の12時に到着予定だった。ところが前日になって、上の息子と娘のテニスの試合があるので到着は5時頃になるとの電話が入った。思わずイェーイ!チャーター客が来るまで時間はいくらあっても足りないのが普通なのでこれは嬉しい変更。ランチの支度をする必要もないし、少しゆっくりできる。5時という事は到着日はマリーナに停泊だ。
リラックス気味で準備している所にまた電話があり、多分3時頃には着けるかもとの事。えっ、2時間早くなるの?何か焦るなぁ。結局4時頃にお出まし。テニスの試合に負けたという長女はちょっと沈んでいたが、他は皆エキサイティングな様子。特に10才の次女と8才の次男は嬉しそうに大はしゃぎ。部屋割りが決まり荷物を片付けた後に、マリントイレットの使い方や安全面の説明。続いて旅程等を話し合った。
今日はマリーナに泊まるつもりだと話したら、お父さんがすぐ、「じゃ、今日はおふたりをディナーに招待させて下さい」と言うではないか。初日に夕食に招待されるのも初めてです。もちろん、喜んでお受けしました。で、上の写真がそのメインディッシュ。熟す前のバナナの親戚みたいなGreen Plantainを揚げて(推測)マッシュした物を器に入れ、中央にシーフードを盛ってオーブンで焼いたみたいな料理。初めて食べたのだけど、これが後を引く美味しさ。結構なボリュームにも関わらず殆ど平らげてしまいました。ボブはクリオール風のトマト味。私はガーリックバターのロブスター。幸先の良いスタートとなりました。
Wednesday, April 18, 2012
何もかも初めてのチャーター
初めてのプエルトリコ&スパニッシュ・バージン・アイランドでのチャーターは、これまた初めてのメキシコからのゲスト。そして、予定より2晩早く終わるという初めてづくしのケースでした。4人の子供連れという事と、初日のプエルトリコからクレブラ島までのセーリングは距離がありすぎるという事などで心配事が有り過ぎたチャーターだったけれど、終わってみれば今までで1、2位を争うほどのナイスなお客さんで、お別れするのに名残惜しさを覚える位でした。8才の末っ子の男の子が、こんな子供なら大歓迎と思う程性格の良い子で可愛いくてたまりませんでした。今回はまたプエルトリコ大発見の週でもありました。でも、今日はここまで。次回以降にその魅力並びにチャーターの様子をアップします。
Thursday, April 12, 2012
Puerto del Rey Marina
プエルトリコの東端、Fajardoという街にあるプエルト・デル・レイ・マリーナは、1000隻の船を係留できるカリブ海で一番大きいマリーナである。
今回ここでチャーター客をピックアップする事になり初めて訪れた。スポーツフィッシャーや大小様々なパワーボートが多い中、セールボートもそれなりの数がある。
しかし広い!マリーナの中を移動するのにゴルフカートを使っている。歩くのも良い運動ではあるが、日中の暑い日差しを遮る物がない中では、ゴルフカートは有難い。ハイシーズンは10月から4月までとの事。シーズンも終わりに近づいているからか、またはイースターが終わった平日だからか、広い割には信じられないほど静かである。プエルトリコ人につきものの賑やかな音楽も聴こえて来ない。(^-^)
Tuesday, April 10, 2012
水中竜巻 (Waterspout)
今日から始まるチャーターはメキシコからのお客さん。16才から8才までの子供4人と両親の6人組。子供は目が離せないので疲れるからイヤだというのに、ここの所子供連れが多い。
その上、ホームグランドを離れてプエルトリコまで行かねばならぬのです。2ヶ月程前に下見に来た時は、天候と日数の関係で途中のカレブラ島止まりになってしまった。
昨日はセントトーマス島を午後3時に出発して2時間半後に、そのカレブラに到着。その途中で出会った怪しげな雲。ボブに指差して見せたら、「あっ、Waterspoutだっ!」と言ってカメラに収め始めた。良くみると確かに水面に水しぶきが上がっている。怖いもの見たさはあるけれど、巻き上げられるのはゴメンなので、舵を反対側に切って遠ざかりながらやり過ごしました。
プエルトリコに向かっている今日は快晴で安心です。3時間の航海の残り3分の1の地点まで来ました。

その上、ホームグランドを離れてプエルトリコまで行かねばならぬのです。2ヶ月程前に下見に来た時は、天候と日数の関係で途中のカレブラ島止まりになってしまった。
昨日はセントトーマス島を午後3時に出発して2時間半後に、そのカレブラに到着。その途中で出会った怪しげな雲。ボブに指差して見せたら、「あっ、Waterspoutだっ!」と言ってカメラに収め始めた。良くみると確かに水面に水しぶきが上がっている。怖いもの見たさはあるけれど、巻き上げられるのはゴメンなので、舵を反対側に切って遠ざかりながらやり過ごしました。
プエルトリコに向かっている今日は快晴で安心です。3時間の航海の残り3分の1の地点まで来ました。

Monday, April 9, 2012
痩せて帰って来ました。
単胴船のアイランド・パケットというモデルのみをチャーターしているカンパニーから、キャプテン・オンリーの仕事が入り、5泊の4人家族のチャーターに一人で行ったボブから夜電話があった。チャーターはどんな具合?と聞く私に、「エブリシング・イズ・オーライト」との答え。「そう、良かった。夕ご飯は何を食べたの」と重ねて訊ねると、「・う〜ん、帰ったら話す」と言うので、あぁ、食事はあまり良くないんだと思った。出かける前に、いつもはチャーター会社の担当者から、食べたい物や飲みたい物を聞いてくるのに、今回はお客さんが自分達で食料品の買い出しをするらしく、その問い合わせが無かったので、ちょっと心配はしていた。
そして、無事にチャーターが終わって帰ってきてからの話。8才と10才の子供の母親が何と全く料理ができず、朝は小さなヨーグルトにグラノラバーを砕いて入れた物、お昼はナッツ類、夜は豆のカンズメかツナ缶、または丸ごとの人参だけ。良くても茹でたパスタに瓶入りのトマトソースをかけた物。最初のディナーは、どうやらキャプテンの為に奮発してヒラメの切り身を買ってきたらしい。ところが、どうやって料理していいか分からないと旦那さんに言ったら、バターを入れてソテーすればいいじゃないかと言われその通りにしたが、塩と胡椒の味付けも無い代物。それに焦げた小さなジャガイモがいくらか付いてきた。その焦げたフライパンを旦那さんが最後の日にビーチまで行って砂で落としてきたらしい。
お酒はワイン2本とビール6本入りが2つ。それ以外は水ばかり飲んでいたらしい。びっくりしたのは、チャーターに付き物の氷を一袋も買わなかったとの事。自分達は必要なくても、普通キャプテンの事も考えるでしょうが。
チャーター中にボブから「風速ゼロ。だけどお父さんはエンジンを入れません。今日は時間をかけて潮に流されてグレート・ハーバーまでたどり着きました。子供達は退屈で文句を言っています」というeメールが来た。それを読んで、これはケチなゲストだと思ったけれど、後から話を聞いて超ドケチという事が分かりました。
いちど、家族がハイキングに行っている間にひとりだったので、一軒だけあるレストランでやっとまともな食事にありつけたそうです。サンドイッチですが、彼はこんなに美味しいサンドイッチは無いと思ったそうです。そして、その夜は一日だけ外食をすると言っていた家族に、ここを逃したらもう外食をするような場所は無いよと強く勧め、同じレストランに出かけて行ってツナのステーキを食べたらしい。それでも、帰ってきた時にはお腹回りのお肉が少なくなっていました。私の有り難みが良く分かった6日間だったそうな。
そして、無事にチャーターが終わって帰ってきてからの話。8才と10才の子供の母親が何と全く料理ができず、朝は小さなヨーグルトにグラノラバーを砕いて入れた物、お昼はナッツ類、夜は豆のカンズメかツナ缶、または丸ごとの人参だけ。良くても茹でたパスタに瓶入りのトマトソースをかけた物。最初のディナーは、どうやらキャプテンの為に奮発してヒラメの切り身を買ってきたらしい。ところが、どうやって料理していいか分からないと旦那さんに言ったら、バターを入れてソテーすればいいじゃないかと言われその通りにしたが、塩と胡椒の味付けも無い代物。それに焦げた小さなジャガイモがいくらか付いてきた。その焦げたフライパンを旦那さんが最後の日にビーチまで行って砂で落としてきたらしい。
お酒はワイン2本とビール6本入りが2つ。それ以外は水ばかり飲んでいたらしい。びっくりしたのは、チャーターに付き物の氷を一袋も買わなかったとの事。自分達は必要なくても、普通キャプテンの事も考えるでしょうが。
チャーター中にボブから「風速ゼロ。だけどお父さんはエンジンを入れません。今日は時間をかけて潮に流されてグレート・ハーバーまでたどり着きました。子供達は退屈で文句を言っています」というeメールが来た。それを読んで、これはケチなゲストだと思ったけれど、後から話を聞いて超ドケチという事が分かりました。
いちど、家族がハイキングに行っている間にひとりだったので、一軒だけあるレストランでやっとまともな食事にありつけたそうです。サンドイッチですが、彼はこんなに美味しいサンドイッチは無いと思ったそうです。そして、その夜は一日だけ外食をすると言っていた家族に、ここを逃したらもう外食をするような場所は無いよと強く勧め、同じレストランに出かけて行ってツナのステーキを食べたらしい。それでも、帰ってきた時にはお腹回りのお肉が少なくなっていました。私の有り難みが良く分かった6日間だったそうな。
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