Wednesday, January 19, 2011

トトーラ島にて

来月半ばから2件入っているチャーターは、両方とも英国領のトトーラ島からスタートする予定の為、その下見とインターネット接続に必要なブロードバンド&ラウターを購入する必要がありトトーラ島にやってきた。中心地グレートハーバーのCCTグローバルコミュニケーションズのオフィスでは、買いに行ったMiFiが在庫切れ。米国領のセント・トーマスでも同じ様に人気商品だったので、やっとこさ買う事ができたんだけど、案の定スムーズには行かなかったか。残念。




入荷するのは来週との事。それまではセント・トーマスに戻っていなければならないので、取りあえず英国領の島々で使えるシンプルなモトローラ社の携帯電話を購入。


そして、ランチは近くのBobby's Marketでカフェテリアスタイルでお好みの料理をピック。こういう時は、色々試したいから二人違う物を注文してお互いに分け合って(取り合って?)食べる。



私は豚足ならぬ牛足、揚豆腐、ブロッコリー、トウモロコシのポレンタをピック。

ボブは、キングフィッシュ、カサバ芋、ポーク、野菜を選択。

サンドイッチ、ハンバーガー、ピザなんかより断然美味しい。自分ではなかなか作れないし、ボリュームもあって満足!

Monday, January 17, 2011

グリーン・フラッシュ!

水平線に丸い薄緑色の太陽が見える。(ちょっと色までは判らないかな?)

オレンジ色の夕陽が、水平線に沈む直前に薄緑色にその色を変える時がある。グリーン・フラッシュと呼ばれるその光景を昨日の夕方に、クリスマスコーブで見る事が出来た。雲がなく空気の透明度が高いなどの条件が整った時にしか目にすることができないけれども、カリブの島々では今まで何度か見る事ができた。あ、今日は見えるかも!と胸をときめかしながらその瞬間を待つ。夕陽は沈み始めるとそのスピードが結構早いので、肝心の時に瞬きをしないように、タイミングを計りながら待つ。グリーン・フラッシュと言っても別にピカッと光る訳ではないけれど、これを目撃した時はハッピーな気分になる。

上の写真を撮ってくれたのはボブ。水平線を見つめ続けながら、カメラのボタンを何回も押し続けたら撮れていたらしい。カメラで写すのはなかなか難しいのよね。特にiPhoneに付いているカメラでは。でも今回は上出来。



Sunday, January 16, 2011

箸の使い方伝授します。

箸使いには定評のある(?)ボブがお箸の使い方を伝授。

最近親しくなった南アフリカのカップルと友達のゲーリーを夕食に招いた。私達と同じようにカタマラン船でチャーターをやっているピーターとデビーには、以前からお寿司の作り方を教えて欲しいと言われていたので、近くのS&Pという魚類の卸&小売りをしているお店から、サーモン、マグロ、えび、蟹かまなどを買ってきて簡単な手巻き寿司にした。

海産物を扱うS&Pがあって助かってます。

ピーターは普段は野菜が苦手で肉類ばかり。一方、デビーは野菜と果物派。だから、デビーはすし飯と一緒にえびと野菜ばかりを巻いて食べていた。ピーターとゲーリーは全てトライ。日本と違って食材は少ないけれど、それでも皆初めての経験に大喜び。今度は是非、彼らの船でも手巻き寿司パーティーをやろうと言う事になり、一緒に買い物に連れて行ってくれと頼まれた。その夜、デビーは20枚いりの海苔を19ドル50セントで買ったという現実味のある夢までみたそうな。


デビーには、少し湿気った海苔をガスの火で炙る事を教える。


ピーターとゲーリーは箸の使い方レッスンを終えて準備万端。

結構食べたー。忘れないうちに写真も撮っておこう!

Friday, January 14, 2011

これぞセーリング

Christmas Coveに停泊中

去年の5月に友人のゲーリーが念願のヨットを買った。Bruce Roberts デザインのSprayというモデルで43フィートのケッチ。古いけれど外洋向きのずっしりとした安定感のある船。仕事で時間が取れなかったり修理に時間がかかったりしたので、過去8ヶ月間で水に浮かべたのは今回で2度目。誘われてボブと私も一緒にセーリングをする事になった。それまでにもボブは何度か彼のヨットの整備を手伝ってきたので、実際にセーリングするのを楽しみにしていた。グレートセントジェームスという無人島のクリスマスコーブにモアリングしていた彼にジョインして2時間程近くの海でテスト走行。この船は波への乗り心地がスムーズで走りが快適。うーん、やっぱりセーリングは単胴船の方がいい。トリニダードに陸揚げしてある自分達の船が恋しい。。でも、今は仕事、仕事!

メインハリヤードも準備OK

ゲーリーも浮き浮き

前帆2枚

メインセールだけは新しくしたので白色

ボブも久しぶりにMonohull を操縦

Thursday, January 13, 2011

セント・ビンセント島から戻りました。

アパートからの眺め。中央にヤングアイランドが望める。
ボブのセント・ビンセントへの訪問は充実した1週間だったようです。ヨットスクールのあるブルーラグーンから車で5分程の生徒のアパートに滞在。正味4日間のトレーニングは無事に終わり、今回の生徒2人はめでたくセーリングインストラクターとして認定されました。9月の終わりに出会った懐かしい人達とも再会できてハッピー。滞在先のアパートからの景色を数枚。

アパートの階段
テニスコートで犬と遊ぶ子供
ひとりの生徒は単胴船、別の生徒は既に単胴船のコースは取得済みだったので今回は双胴船のコース。それでもふたり一緒に両方の船でお互いをヘルプしながらの4日間。操縦技術に加えてテストもあり、スケジュールや内容はかなりハード。
海図を使って航海術のレッスン
生徒は男性2人。そのうちのひとりのガールフレンドも同乗。

ランチは1時間程離れた隣のベクイ島で

最後の一日は島内観光も出来き、植物園へ足を運んで楽しいひと時を過ごしました。セント・ビンセントは緑豊かで訪れる場所がいっぱいありそうです。次回は私も一緒にゆっくりと陸地を回ってみたいです。

カカオ

ナツメグ

植物園の係員は昼寝の時間


  
オウムは国旗と同じ黄、青、緑の3色!
国旗



往路の飛行機は2時間遅れでセントトーマスを出発。冷房に震えがら空港待合室から外を眺める。帰りの飛行機は朝6時半の出発。4つの島を経由したので合計6島!幸いに予定通りに到着しました。


Monday, January 10, 2011

読書三昧

一人きりの時間ができてうれしいのは、思いっきり本が読める事。1週間で3冊を読み終えた。


Jeannette Walls の「 Half Broke Horses」 は、11月に帰国した際に、日本行きの飛行機の中で読もうと思ってニューヨークのJFK空港で買っていたのをやっと読み終えた。実際にあった話を元に、孫がおばあちゃんにあたる主人公の語り部となって書いた一冊。ページ数を増やすためだけに書いているのかと思うようなやたら長い描写が苦手なので、テンポ良く進むこの小説は私好み。馬に乗って牧場を駆け回る子供時代、先生として僻地の子供達に教える生活、シカゴという大都会で暮らした時の最初の結婚相手は重婚だった事、やがてまた最高の伴侶に出会い大好きな牧場経営の仕事に戻る生活。その間にも車や飛行機の操縦免許を取ったりと、さまざまな出来事が次々に起こって涙あり笑いありのお奨めの本。


「大嘘だらけの食料自給率」とサブタイトルの付いた浅川芳裕という人の本。月刊「農業経営者」の副編集長とある。この本を手に取るまで、日本が世界弟5位の農業国なんて思いもしませんでした。農業に従事している人の多くは高齢者で跡取りもどんどんいなくなり、しぼんで行くばかりと何となく思って(思わされて?)いました。多分、同じように感じている人は多い筈。では、どうして皆がそう思っているのか、その理由を解き明かしたのがこの本。

いわく、「メディアと一緒になって、窮乏する農家、飢える国民のイメージを演出し続ければならないほど、農水省の果たすべき仕事がなくなっているから」。将来食料が無くなっては大変!と国民が自分達を必要としてくれる限り莫大な予算がもらえ、官僚の天下り先を確保し続ける事もできる。だから無駄な仕事を作り上げ、他国から笑われるような特異な政策とも言えぬ政策を打ち出す。そのような内容を数字を引き合いに出して細かく検証している。数字や統計ははあまりすっと頭に入ってこないけれど、文章だけでなるほどと納得させられる。確かに経済大国、技術大国の日本だから農業分野においてもいろいろと革新がなされ、ちゃんと消費者のニーズに答えた農産物を提供している。どこのスーパーにも日本産の新鮮な野菜や果物はたんと並んでいる。そう言えば私の田舎の若い農業従事者もとてもやる気があって見ていて頼もしいものがあると思ったのも確か。読んで良かった一冊。



さて、一番早く読みたかったにも関わらず、今回最後に読んだ本。それは大好きな藤沢周平の「又蔵の火」。それぞれの主人公が暗さを背負った短編5話が収められている。根底に弱者にやさしい眼差しがあり、つい主人公を応援してしまう。特別時代小説が好きだという訳じゃなかったのに、最初に「蝉しぐれ」を読んでから急速に藤沢作品にのめり込んだ。私はこの人ほど心に染入る美しい文章を書く作家を他に知らない。彼の作品を読んでいて、日本語が母国語で良かったと思わされる事しばしば。いろいろと読むにつれその視点の幅広さに驚かされ通し。ニューヨークに住んでいた時には、彼の本を求めて中古本販売のBook Offに良く通った。

そんな彼の本を成田空港の本屋さんでいくつか買ってきました。じゃじゃーん。楽しみはまだ続く!




Sunday, January 9, 2011

別荘からの眺め

別荘と言っても、残念ながら私達の持ち物ではありません。家だって無いんですから。友人の知り合いの別荘。セント・トーマス島のメインタウンCharlotte Amalieが見晴らせる眺望の良い一等地にあり、豪華客船をはじめ湾に入って来る船が目の前を通って行く。





浮かんでいる船は、別荘のオーナーの依頼で友人が改造し海賊船のようになっている。2度程乗せてもらったけれど、木が多く使われていてとても落ち着く。

今はクラウンベイマリーナでメインテナンス中。大変な作業だけれどやりがいが有って楽しいらしい。ワイヤーをあまり使っていない。やっぱり海賊船!