Friday, September 14, 2012

ホームクッキング

チャーター客を下ろした後、ベクイ島に一泊してから、セントビンセント&グレナディーンズ国からの出国手続きをする為に、ユニオンアイランドに戻ってきた。ハッピーアイランドのすぐ前に錨を下ろしてゆっくりした。ランチはありあわせでシンプルに。



夕食も冷蔵庫の中身を片付けるかなと思っていたら、またロブスター売りがやってきた。今回はトベゴキーのビーチでロ ブスター料理を提供しているロメオさんと相棒。彼らは漁師ではないので、お値段もちょっとばかし高い。でも、チャーターも終わったし、自分達も少し贅沢をという事で、値段を交渉して2つ 買った。お互いにハッピー。



プランテーンというバナナの仲間のスナックが残っていたので、アボカドでワカモレを作ってミニアペタイザー。



ロブスターは両方茹でてそのひとつをシェアー。タロイモとジャガイモを合わせたような食感の良いブレッドフルーツとインゲンを添えてこちらもシンプル。









まだハイシーズンに入らないので、小さなハッピーアイランドは静かです。後ろの島はプライベートアイランドのPalm Island。グレナディーンズは魅力的な島がいっぱいです。


リッチ&フェーマスの島、Mustique島

10年来、訪れてみたいと思いながらその機会がなかったムスティーク島に先週初めて行った。ベクイ島とカヌアン島の間にあり距離的には近いが、その両方の島からは風上に位置するのでセーリングするにはちょっと難儀の島。それにいつもスケジュールに追われていてなかなかその機会が無かった。今回チャーター客がそこへ行きたいと言った時は、丁度凪ぎで機走で難なく行く事ができた。夏はハリーケーンに脅かされるものの、こういうメリットもある。

ムスティークは有名人のホリデーハウスがある事で知られている。イギリスの王室、ミック・ジャガー、デービッド・ボーイ、トミー・ヒルフィガーなどどいったリッチ&フェーマスが休暇を過ごす島なので、他の島では簡単に手に入らないようなアルコール類なども揃っている。そして値段も少し高めである。私達のゲストはタクシーで1時間程島内のツァーに出かけた。大きな家が90軒ほどしかなく、それぞれが豪華な造りだったらしい。彼らが言うには、それぞれの家の管理をしている人達の住まいもなかなか立派だったそうです。

他のカリブ海の島と違って、ちゃんとハーバーマスターもいました。このプライベートアイランドでは、ムスティーク・カンパニーという会社がいろいろと仕切っていうようです。立ち寄るヨットは、Britannia Bayにしか停泊できず、それも70フィートまでの船の投錨は禁止されていて、75ドルを支払って30個あるモアリングブイのひとつに係留する。75ドルは高いけれど、3泊までできるのでそれなりの料金設定ではある。ただし1泊でも料金は同じ。私達は1泊しかしなかったので割高ですね。それでも、一度は訪れて見る価値のある素晴らしい景色でした。

漁師の船もどことなく高級感が。。



船から見た家




島に一軒あるビーチバー&グリル、Basil's
オーナーのBasilさん。毎年バリ島に行くそうです。


スーパーマーケットも立派
野菜スタンドは残念ながら閉まっていた。



Mustiqueを日本語で何と言うのか検索したら以下のサイトに行き当たった。
<人里離れた高級アイランドリゾート、1位はムスティーク島>

何と、私とボブは1位から3位までと10位の計4島を訪れた事になります。悪くない人生じゃん!と二人で顔を見合わせました。

Thursday, September 13, 2012

HappyアイランドでHappyバースデー

チャーターが始まれば、オーナーとのいざこざも取りあえず棚上げにし、ゲスト達に楽しんでもらえるよう全力を尽くすようにしている。実際、眼の前の事で頭と身体をフル回転させるので、他の事は考える時間がない。それはある意味良い事である。それに今回のゲスト達はこの一週間で両親の50回目の結婚記念日、お母さんの誕生日、お姉さんの誕生日を祝うとの事。聞けば、結婚記念日は既に祝っているし、お姉さんの誕生日も来月の半ばだと言う。実際にはお母さんの誕生日だけがチャーター中にあるのに、まぁ全部まとめて祝いたいらしい。こっちは大変なんだけどね。お陰で2回も誕生日のシャンペンでお祝いでした。

お母さんの誕生日には、たまたま9月1日から解禁になったロブスターを売りに来たので、急遽ロブスターランチにする事にした。そして、ボブのアイディアで皆にサープライズでハッピーアイランドで貸し切りパーティーをやる事になった。ハッピーアイランドは珊瑚礁が盛り上がった岩場に半ば人工的に作られた住居を兼ねたバー&グリルのある小さな島。所在地はセントビンセント&グレナディーンズ国のユニオンアイランド。そこのクリフトンハーバーという湾内にあるので、ディンギーか泳いで行くしかない。12年前に訪れた時は砂地に茅葺きだけのにわか作りのバーだったが、その後一度ハリケーンで流された後、何年もかかって今の立派なハッピーアイランドに生まれ変わったそうだ。島の主、ジャンティの頑張りには脱帽です。バーベキューなどの食事をしたい時は前日の予約が必要だが、今回は何とか頼んでその日のうちにやってくれる事になった。買ったロブスターとお皿や、そしてポテトサラダはこちらで準備した。バターを溶かしたカレー味のグリルロブスターの美味しかった事!彼が作る美味しいラムパンチや他のトロピカルドリンクにゲスト達は大喜びしてくれた。


















向こうに見えるのがHappy Island








Wednesday, September 12, 2012

お金が無い!

昨日、前回のチャーター出発地点のグレナダまで戻ってきた。給油を済ましたら、もう入管のオフィスが閉まる時間だったので、入国手続きは明日の朝やる事にして、セントジョージスの湾でゆっくりと夕陽を眺めながらふたりだけの静かな夕食。それにしても疲れが取れない。溜まった洗濯物をランドリーサービスに出し、ホライゾンヨットチャーターから借りたスタンドアップパドリング一式を返したら、最終目的地のトリニダードは80マイル先だからこの船を下りるまではもう少しの我慢。

チャータークルーとして雇われた過去2年半、いつも苦労したのがお金の事。船のオーナーが自分の懐からお金を手放したくないタイプと判ったのはしばらくしてから。普通、チャータークルーはオーナーからクレジットカードをもらい、それで食料や飲み物の買い出し、必要な部品や修理などのサービスへの支払いをする。ところが、うちのオーナーは何度頼んでもでクレジットカードをくれなかった。理由を訊くと前のキャプテンがカートを使い過ぎたからだと煮え切らない様子で言う。仕方がないので私達のペイパルに入金してもらいそのカードを使っていた。そして各支払いの明細を2週間毎にいちいちオーナーに送るなどどいう面倒くさい事をしていた。これがオーナーのカードなら彼自身がすぐに見る事ができるので、ユーローやイースタンカリビアンドル、トリニダード&トバゴドルなども私達がいちいちドル換算してインボイスを送るなどという馬鹿げた無駄が省ける。

ところが、カードの期限更新が近くなった5月あたりにペイパルからバージン諸島へは新しいカードを送らない事になったとの連絡があった。自分達のクレジットカードを使おうものなら、ただでさえ支払いの遅い彼の事、いつになったら回収できるか空恐ろしい。それで、ペイパルのカードが使えない事を理由に再度クレジットカードを下さいとお願いした。この願いは紆余曲折を経てやっと叶った。それはチャーターを控えてNOと言えず、いやいやながらの決断だったと思う。2年半も真面目に働いてきたのにまだ信用できないと言うなら辞めても構わない心境だった。

が、しかし今回のチャーターでも色々あった。まず、スーパーで大量に買い出しをしていざ支払いという時になってカードが使えないのだ。しょうが無いので自分達のお金で立て替えた。クレジットカード会社に問い合わせると、残高が89ドルしかないとの事。何とオーナーは前回のチャーターで使った分の支払いを滞らせていたのだ。私達への支払いも毎回催促してやっと振り込んでくれると言う始末なのでずっと頭にはきていた。おまけに、今回のチャーターではスタンドアップパドルを借りる時に、1000ドルのディポジットが必要だというのにそのお金もない。結局、借りる時にオフィスからオーナーに電話をしてもらって払ってもらった。その時も担当者がアメリカンエクスプレスは使えないと3回も電話口で言っていたのを聞き、ビザで払えばいいじゃない!とオーナーのけちさには今更ながら呆れてしまった。そんなこんなでチャーターが始まる前から疲れていたのでした。





Monday, September 10, 2012

今季最後のチャーター終了。

終わった!!いくつかのハリケーンを避けながらの7泊8日のチャーターが終了した。70代の両親と娘2人、そして娘達の配偶者の計6人のグループでした。バージン諸島以外では初めてのチャーターとあって、まぁいろいろ大変な事もありました。その様子は後日アップする事にして、何はともあれ無事に終わってホッとした。9月2日にグレナダからスタートして徐々に北上し、昨日セントビンセントでゲストを下ろした。その後すぐにベクイ島に引き返して一泊。今日はこれからユニオン島まで少しだけ南下します。



Saturday, September 1, 2012

BB'Sでランチ

去年美味しい肉まんを食べた中華料理店にランチをしに行ったら、何と閉まっていた。がっかり。多分、シーズンオフでクローズしているのかな?気を取り直して、同じ建物の一階にあるBB’Sに行った。ここも気になっているレストランだったのでちょうど良い機会だ。色々と試したいので前菜の中から4つ選んでふたりでシェアー。カラルースープ、かぼちゃの揚げ物、コンク貝、そして小エビの煮物。プレゼンテーションにも凝っており見た目もグッド。肝心の味の方は?おぬしなかなかやるな。かなりの腕前です。グレナダはスパイスアイランドと呼ばれるだけあって、何種類もの香辛料がうまく調和して深みのある味わいになっており、私にはそうそう簡単には作れそうもない。惜しむらくはもう少し温度が高かったら良かったのにと思った事。ある程度作り置きをしているのかな?それともグレナダのお客さんはアツアツは苦手なのかな?などど考えてしまいました。グアバとライムジュースもトールグラスにたっぷりで、こちらもかなり美味しかったです。この後、マリンショップでグレナダ料理のレシピ満載の本を買っちゃいました。これで、少しはBB’Sの味に近づけるか??

 

グレナダまでやって来ました。

グレナダに来て5日が経った。明日からチャーターが始まるので、昨日からポートルイマリーナにいる。昨年と比べて、多くの船が係留されており、あまりスペースがない。その為に、奥まった場所にちょっと面倒くさいメッドモアリングで係留。マリーナの人達の手助けで何とか落ち着きました。早速、掃除にに買い物にと汗だくです。またまたハリケーンになりそうなレズリーが近づいており、終始天気予報を気にかけている。本当、このシーズンの仕事は胃が痛くなりそうです。おまけに、今回のチャーターはグレナダ出発でセントビンセントで終了なので、また北上するコース。チャーター終了後、すぐに南下してトリニダードを目指します。

メインポートのあるCarenageの街
Carenageの湾は奥まで広がっている。
グレナダ初の快挙、ロンドンオリンピックで400メートル走の金メダル獲得!それに刺激されて水泳に励む子供達。
ショッピングスタート。これはほんの一部。
Carenageの外側に広がるアンカリングエリアから見た夕陽。この後少しだけグリーンフラッシュ。