最近、セントトーマス島に寄港する大型クルーズ船が増えたようで、また賑やかさを増している。クルーズ船が朝到着してから夕方出発するまでの間、多くの乗客は一日の大半を観光や買い物に費やすようだ。南の島らしく、陸地のみならず、水上や水中の娯楽も人気がある。
目の前を走っているこの船はセーリングを終え、これからシャーロット・アマリーの湾内に入る所。若い男性が、身軽に高いマストに登って帆を畳んでいた。海賊船でのセーリングはスピードはあまり無い代わりに風情がある。私達はジブセールのみでしたが、この船を追い越しました。多分、クルーズ船の出発までに時間の余裕があるのでしょう。
夕方、湾内を夕陽に向かって走るこの船は、友人が運転しており、これからクラウンベイまで夕食に連れていく所。これはプライベート船。
こちらはフランス国旗を掲げたカップルが乗った、チャイニーズ・ジャンクのようなユニークな船。一度錨を下ろしたけれど、隣の船に近過ぎたのが気に入らず、移動してもう一度錨を下ろそうとしている所。これら古いタイプの船はそれぞれ個性があり、見る物を楽しい気分にさせてくれます。
Friday, March 2, 2012
Thursday, March 1, 2012
ローカル・ボーターズ・カード
結局、今回はプエルトリコ本島とビエカス島には寄らず、波が多少おさまった隙を見て、セントトーマス島に戻ってきた。それでも、向かい風と波に船はバッタン、バッタンと音を立てた。夏になる前に、貿易風に逆らっての西から東への移動は大変だと痛感。夏になるとプエルトリコからモーターボートが押し寄せてくる理由が納得できた今回の下見旅行でした。4月にメキシコからプエルトリコに来る予定のチャーターゲスト達には、プエルトリコからフェリーでクレブラ島まで来るように提案してみようと言う事になった。
さて、今回のスパニッシュ・バージン・アイランド(と言ってもアメリカ領の一部。スペインが1898年のアメリカとの戦争に敗れる前はスペイン領だったので、スペイン語が主流)への移動でも重宝したのが、ローカル・ボーターズ・カード(Local Boater's Card)。このカードのお陰で、クレブラ島への入国時とセントトーマス島に戻ってくる時に、税関&イミグレーションに出向かずに電話で入国する事ができた。チャーターゲストがいる時は利用できないけれど、二人だけの時は電話をかけて、船に関する簡単な質問に答えるだけで入国手続きを終える事ができるので、とっても便利です。
さて、今回のスパニッシュ・バージン・アイランド(と言ってもアメリカ領の一部。スペインが1898年のアメリカとの戦争に敗れる前はスペイン領だったので、スペイン語が主流)への移動でも重宝したのが、ローカル・ボーターズ・カード(Local Boater's Card)。このカードのお陰で、クレブラ島への入国時とセントトーマス島に戻ってくる時に、税関&イミグレーションに出向かずに電話で入国する事ができた。チャーターゲストがいる時は利用できないけれど、二人だけの時は電話をかけて、船に関する簡単な質問に答えるだけで入国手続きを終える事ができるので、とっても便利です。
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電話で入国審査。便利! |
Tuesday, February 28, 2012
干満時のDAKITY
クレブラ島、Honda湾入り口のDakityには無料のモアリングがある事と、心落ち着く眺めに居心地が良く、3泊もしてしまった。水中に入るわけでもなく、ただただ船の上にいただけでしたが。潮が干いたり満ちたりする様子は見ていて飽きません。
隣のセールボートは、これからセーリングを教えるのかメインセールを上げてモアリングを離れる所です。
その後ろのマストのない船では、ウィンドサーフィン の貸し出しをやっているみたい。
左隣のヨットは、多少海が荒れても、毎日お客さんを乗せてセーリングに出かけていました。
それぞれのビジネスが何となくのんびりしているように見える。実際には色々大変なんだろうけれど、ここなら自分達の小さな船を持ってきても仕事になるかもね、なんて会話にちょっとだけ将来に対する夢がふくらみました。
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満潮時でも人が立てる浅さ | \ |
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干潮時 |
隣のセールボートは、これからセーリングを教えるのかメインセールを上げてモアリングを離れる所です。
その後ろのマストのない船では、ウィンドサーフィン の貸し出しをやっているみたい。
左隣のヨットは、多少海が荒れても、毎日お客さんを乗せてセーリングに出かけていました。
それぞれのビジネスが何となくのんびりしているように見える。実際には色々大変なんだろうけれど、ここなら自分達の小さな船を持ってきても仕事になるかもね、なんて会話にちょっとだけ将来に対する夢がふくらみました。
Monday, February 27, 2012
Uターン
次の目的地、ビエケス島(Vieques)へ出発前に雨が降り出しそうな模様。空を覆った雲の大きさから、すぐには止みそうもない。その間に早めのランチの支度にとりかった。しばらくして、予想通りの大雨。キッチンからの視界もゼロ。
それでも、雨は15分程であがり、すぐに青空も戻った。
ビエケス島までは12マイル程と近い。広々とした湾内でメインセールを揚げた。風は17〜20ノット。いつものように外洋に出る時はファーストリーフ(第1段階の縮帆)で出発。細いチャンネルを通過後にジブセールは全開。スピードもかなり出ている。
しかし、そのうちに白波が立ち始め、波もかなり高くなってきた。風速計が29ノットを記録。ジブセールも少し縮帆。それでもスピードが10ノットも出ている。風が強いのはいいとしても、波が高いのがいやです。波が船に容赦なくぶつかり、トランポリンの隙間から波が吹き上がる。もう写真なんか撮ってられない。ひたすら、目的地に着くのを願うばかり。
1時間半程して島の東端に近づいた頃、今日は何かやけに口数が少ないなぁと思っていたボブが、「ちょっと考えていたんだけど、引き返そうかと思う」と言う。「えっ?ここから?だって、そこの角を曲がればもう島の南側になるし、追い風で楽になるのに」と私。「うん、そうだけど、さっき天気予報をチェックしたら、数日間波風が高くなるから、ビエケスに足止めになったらプエルトリコに行く時間が無くなる。もし、行ったとしたら、今度はセントトーマスまで向かい風で帰るのがかなり厳しいから」との弁。うん、確かにね。プエルトリコまではクレブラ島からフェリーを利用してもいいし、セントトーマスに戻るにしても距離は多少近くなる。
という訳で、ビエケス島を目の前にしてUターン。ちょっと残念ではあるが、キャプテンの判断を尊重する私にとっても異議は無し。行きはよいよい帰りはこわい、になる前に引き返しました。
珊瑚礁の外側とは打って変わって穏やかなDakityに戻ってきてホッ。往復3時間の航海だったけれど、やっぱり疲れたー。
それでも、雨は15分程であがり、すぐに青空も戻った。
ビエケス島までは12マイル程と近い。広々とした湾内でメインセールを揚げた。風は17〜20ノット。いつものように外洋に出る時はファーストリーフ(第1段階の縮帆)で出発。細いチャンネルを通過後にジブセールは全開。スピードもかなり出ている。
しかし、そのうちに白波が立ち始め、波もかなり高くなってきた。風速計が29ノットを記録。ジブセールも少し縮帆。それでもスピードが10ノットも出ている。風が強いのはいいとしても、波が高いのがいやです。波が船に容赦なくぶつかり、トランポリンの隙間から波が吹き上がる。もう写真なんか撮ってられない。ひたすら、目的地に着くのを願うばかり。
1時間半程して島の東端に近づいた頃、今日は何かやけに口数が少ないなぁと思っていたボブが、「ちょっと考えていたんだけど、引き返そうかと思う」と言う。「えっ?ここから?だって、そこの角を曲がればもう島の南側になるし、追い風で楽になるのに」と私。「うん、そうだけど、さっき天気予報をチェックしたら、数日間波風が高くなるから、ビエケスに足止めになったらプエルトリコに行く時間が無くなる。もし、行ったとしたら、今度はセントトーマスまで向かい風で帰るのがかなり厳しいから」との弁。うん、確かにね。プエルトリコまではクレブラ島からフェリーを利用してもいいし、セントトーマスに戻るにしても距離は多少近くなる。
という訳で、ビエケス島を目の前にしてUターン。ちょっと残念ではあるが、キャプテンの判断を尊重する私にとっても異議は無し。行きはよいよい帰りはこわい、になる前に引き返しました。
珊瑚礁の外側とは打って変わって穏やかなDakityに戻ってきてホッ。往復3時間の航海だったけれど、やっぱり疲れたー。
Sunday, February 26, 2012
海からクレブラ島を一周
昨日は船でCulebra島を一周した。
Honda湾を10時半に出発。湾の出口右側にあるサンゴ礁で囲まれたエリア、Dakityには、クルーザー達が停泊している。 目の前は遮る物がない海。でも、珊瑚礁の内側なので波は穏やかで風通しは抜群。
時計と逆回りに東から北へ向かう。途中でハイスピードのモーターボートが、私達を追い越して行った。
Culebrita島のTortuga Beach (写真のビーチの裏側)へ行く予定だったが、コーナーを曲がったら結構波が高かったので、パスして先を急ぐ事にした。
小さな無人島Cayo Norteの近くにメガヨットが停泊中。辺りにはだれもいない。
その島のビーチでは、メガヨットのクルー5、6人が、ゲストの為にテントを張り、テーブルクロスをかけて、ランチかディナーのセッティングをしていた。 カヤック、ビーチバレーのセットも全てディンギーで本船から運んできていた。お疲れさまです。私達だったら、そんなにかしずかれたら落ち着いて食事できないだろうなぁ。
島の北側には殆ど家もなく立ち寄る場所もあまりない。ただ、広いFlamenco Beachには土曜日のせいもあって人が大勢いた。
南側には船が立ち寄れるビーチがいっぱい。10年くらい前と違って、殆どの場所にモアリングブイが設置されている。それも無料。クルーザーにとっては有り難い。
この岬を回れば、島一周の旅は終わりです。右側には次の目的地、Vieques島も望めます。
4時間程かかり、出発地点に近いDakityまで戻ってきました。昨夜はここで一晩を明かした。星空が最高に奇麗でした。
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ウィキペディアより拝借した地図です。 |
Honda湾を10時半に出発。湾の出口右側にあるサンゴ礁で囲まれたエリア、Dakityには、クルーザー達が停泊している。 目の前は遮る物がない海。でも、珊瑚礁の内側なので波は穏やかで風通しは抜群。
時計と逆回りに東から北へ向かう。途中でハイスピードのモーターボートが、私達を追い越して行った。
Culebrita島のTortuga Beach (写真のビーチの裏側)へ行く予定だったが、コーナーを曲がったら結構波が高かったので、パスして先を急ぐ事にした。
小さな無人島Cayo Norteの近くにメガヨットが停泊中。辺りにはだれもいない。
その島のビーチでは、メガヨットのクルー5、6人が、ゲストの為にテントを張り、テーブルクロスをかけて、ランチかディナーのセッティングをしていた。 カヤック、ビーチバレーのセットも全てディンギーで本船から運んできていた。お疲れさまです。私達だったら、そんなにかしずかれたら落ち着いて食事できないだろうなぁ。
島の北側には殆ど家もなく立ち寄る場所もあまりない。ただ、広いFlamenco Beachには土曜日のせいもあって人が大勢いた。
南側には船が立ち寄れるビーチがいっぱい。10年くらい前と違って、殆どの場所にモアリングブイが設置されている。それも無料。クルーザーにとっては有り難い。
この岬を回れば、島一周の旅は終わりです。右側には次の目的地、Vieques島も望めます。
4時間程かかり、出発地点に近いDakityまで戻ってきました。昨夜はここで一晩を明かした。星空が最高に奇麗でした。
Saturday, February 25, 2012
クレブラ島散策
クレブラ島のメインタウン、DEWEYのタウンドックにディンギーを繋いで町を散策する事にした。
タウンドックの向こう側にある「ディンギードック」という名前のバー&レストランも人気スポットのようです。
アンカリングしている湾から反対側の海へ出るにはこの橋がかかっている運河を渡ります。
プエルトリコ本島からのフェリーが着くエリア。
郵便局の建物がユニーク。
人口1500人程のこの島はのんびりしていていい。見かける船は殆どがクルーザー達です。何と言ってもクレジットカード・キャプテンがいないのが良い。
その前にベーカリーで簡単に腹ごしらえです。
タウンドックの向こう側にある「ディンギードック」という名前のバー&レストランも人気スポットのようです。
アンカリングしている湾から反対側の海へ出るにはこの橋がかかっている運河を渡ります。
プエルトリコ本島からのフェリーが着くエリア。
郵便局の建物がユニーク。
人口1500人程のこの島はのんびりしていていい。見かける船は殆どがクルーザー達です。何と言ってもクレジットカード・キャプテンがいないのが良い。
Friday, February 24, 2012
Mamacita's Bar & Grill
Culebraに着いたのは午後4時半頃だった。Ensenada Hondaという湾内に錨を下ろした後、Mamacita's Bar & Grillのハッピーアワーに間に合うように急いで出かけて行った。いいですね、この色合い。
バー&レストランへは少し階段を下りて行く。ゲストハウスも隣接している。
ディナーは6時からとの事なので取りあえずバーへ。
まずは噂に聞くパッションフルーツ入りのフローズン・モヒート(Mojito)を注文。モヒートはラムがベースになっており、すりつぶしたミントとライムジュース、ソーダ水、それにお砂糖が入った飲み物。バリーエーシンは色々あるみたいですが、これはかなり美味しい。ラムの量がおさえめだったので咽ごしが良くおかわりしてしまった。
6時になると、レストランの入り口にメニューが掲示された。各自好きな場所に座るとてもカジュアルな雰囲気。テーブルにはメニューがないので、また立て看板を見に行く。
食事と一緒のドリンクは、ボブが普通のモヒート。私は白ワインです。
前菜はクラブケーキを頼んでふたりでシェアー。葉っぱを利用した盛りつけがなかなですね。味も良かった。ただ、揚げる油の温度が少し低かったのか、もう少しパリッとしていて欲しかったかな。
メインは焼いたキングフィッシュと揚げたスナッパー。サイドディッシュは豆サラダとフライドプランテーン。かなりの量でしたが、しっかり食べてすっかり満足。さすがにデザートはパスでした。
バー&レストランへは少し階段を下りて行く。ゲストハウスも隣接している。
ディナーは6時からとの事なので取りあえずバーへ。
まずは噂に聞くパッションフルーツ入りのフローズン・モヒート(Mojito)を注文。モヒートはラムがベースになっており、すりつぶしたミントとライムジュース、ソーダ水、それにお砂糖が入った飲み物。バリーエーシンは色々あるみたいですが、これはかなり美味しい。ラムの量がおさえめだったので咽ごしが良くおかわりしてしまった。
6時になると、レストランの入り口にメニューが掲示された。各自好きな場所に座るとてもカジュアルな雰囲気。テーブルにはメニューがないので、また立て看板を見に行く。
食事と一緒のドリンクは、ボブが普通のモヒート。私は白ワインです。
前菜はクラブケーキを頼んでふたりでシェアー。葉っぱを利用した盛りつけがなかなですね。味も良かった。ただ、揚げる油の温度が少し低かったのか、もう少しパリッとしていて欲しかったかな。
メインは焼いたキングフィッシュと揚げたスナッパー。サイドディッシュは豆サラダとフライドプランテーン。かなりの量でしたが、しっかり食べてすっかり満足。さすがにデザートはパスでした。
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