Thursday, January 9, 2014

天候がおかしい

昨年の夏は東カリブの海は一度もハリケーンが発生せず不思議だとは思いながら、それ以上にラッキーだという有り難い気持の方が強かった。ところが、自然とはやはり侮れない。クリスマスイブに嵐のような天気が発生したのだ。今いるセントルシアのロドニーベイに錨を下ろしていたが、夜になって風向きが刻々と変わり、それが海側からになった時に最悪の状態になり、強風の中、大波に木の葉のようにもてあそばれ船が大きく揺れ続けた。それが一晩中続き到底眠れたものではない。広い湾なので、回りの船との距離が十分にあり、船の向きが変わってもぶつかる心配はせずにすみ、アンカーが流される船も無かったのは幸いだった。

10月の終わりのハリケーンは経験していたものの、クリスマスの時期にこれだとこの先もハリケーン予報解除が遅くなり、海洋保険関係に影響が出て来るのではと思ってしまう。その前後から天気はおかしかったが、年が明けた今もその夏のような空模様が続き、殆ど毎日一回は風を伴う雨が降るというこれまでに無い天候となっている。そのせいで隣の船はニス塗りができずに困っている。貿易風が安定して吹く冬にカリブでセーリングというパターンが崩れるとえらい事なので、早く元に戻って欲しいと願っているこの頃である。


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