Wednesday, September 18, 2013

マリーナへ移動

デッキ上の手すりなど一部のニスがかなり剥げてきたので、それらを塗り直す作業や、コックピット内にシャワーを取り付ける等、諸々の整備の為に投錨地からマリーナに移ってきた。このような作業ができる程に時間的&精神的な余裕が出て来たのは嬉しい。いつものようにヒートガンを使って古いシートールを剥がし、サンドペーパーで磨いて新たに塗り直す。ついでに水泳用の梯子もタッチアップします。



シャワー取り付けの方はそう簡単には行かなかった。何度も部品を買いに走り、狭いスペースで逆さまになりながら手探り作業。やっと取り付けてもどこかから水漏れしてくる。引っ掻き傷を作りながら2日かけてやっと完了。これまではサンシャワーというお湯の入ったプラスチックの袋をブームからぶら下げてシャワーを浴びていたが、これからはもっと楽にシャワーが浴びれる。キャビンにもトイレ兼用のシャワーがあるが、こちらは狭過ぎる上に、いちいち物を片付けてからシャワーを浴びる必要があるのでちょっと面倒くさかった。それに一度コックピットでシャワーを浴びるとその爽快感にもう後戻りができなかったのだ。とは言え、回りに人がいる場合や明るい時は要注意ですが。


Tuesday, September 17, 2013

ここにも日の丸が!

ロドニーベイ・マリーナのドックに横付けされた小舟にも、何と日の丸の小旗が掲げられています。湾内やドックにいる船をお目当てに野菜や果物などを売りに来る2つの船のひとつだけど、今回初めて見ました。さては、日本人が増えて来はじめたか?この船はペンキもしっかり塗られており、各国の旗の状態も申し分ない。


 
一方、こちらの船はちょっと見かけがボロボロ。でも、商売熱心なのはこの船。彼からはもう2、3回買っている。屋根にはハーブ類も積んでいる。

 


土曜日はマリーナの敷地にフレッシュ・マーケットがオープンし、またまた新鮮な野菜や果物を買ってきた。朝ご飯にも必ずフルーツ付きのヘルシーライフです。あ、ベーコンとジャガ芋の油炒めはそうヘルシーでも無いか?

Saturday, September 14, 2013

旗売りレディと日章旗と2020年東京五輪

先日、マルティニーク島で日の丸の旗を掲げた船と出会った時、どこでその旗を入手したのかを聞いたら、島内のお店にあったとの事。私達もずっと捜していたのだが、一度も見た事が無かった。オンラインショップで日本から取り寄せる事も考えたが、ジプシーのようにあちこち移動する身では送付先も定まらない。

そこで今いるセントルシアのセール・メーカーに日本の旗を手作りできないかと聞いてみた。すると彼は、「旗は作っていないんだよ。でも、FLAG LADYなら作ってくれると思うよ」と教えてくれた。その人なら知っている。いつもディンギー・ドックの近くで旗を売っているレディだ。

今までは単に各国の小旗を売っているだけだと思っていたけれど、要望があって作れそうなら引き受けているという事が分かった。で、早速お願いした。彼女曰く、出来合いがあれば30イースタン・カリビアン・ドル(EC)で30ドル、私が縫ったら40EC(1500円程)になるとの事。了解。早速、次の日に作って持ってきてくれた。

使い古したFlag Bookがなかなの味を出してます。

やっと手に入れた日章旗。船に持って戻り、


早速、マストの左舷側に掲揚してみました。なかなか良い!右舷側にはセントルシアの旗を掲揚しています。


ところで、1週間前にアルゼンチンで、2020年のオリンピック開催都市が東京に決定しましたね。素直に嬉しかったです。前回の東京オリンピックの時は6才でした。裸足のマラソンランナーのアベベ選手、円谷幸吉選手、そして東洋の魔女の事が頭にあります。その後、市川崑監督の「東京オリンピック」というドキュメンタリー・フィルムを何回か観た時は、その頃の日本の風景や人々の様子に懐かしさを覚えたものです。

沖縄から情報発信をしている「「沖武士」さんのブログにその東京オリンピックが沖縄に与えた影響に関する記事がありました。日本に復帰する前のオリンピックだったので、2020年の東京オリンピックが沖縄の人々に取って、本当の意味での第一回めの祖国開催になるとありました。そう言えば、小さい頃沖縄の親戚を訪ねるのに友人家族がパスポートが必要だと言っていたのを思い出しました。また前回のオリンピックの時のインフラが古くなって整備が急がれるいう時にタイムリーな開催と言えます。これで国も大手を振って国土強靭化を進める事が出来るのではないでしょうか。

7年後にはどこにいるか分からない私達ですが、出来れば日本でオリンピック観戦と行きたいですね。それまではしばらく海の上でしょうか。

Wednesday, September 11, 2013

やっとセントルシアへ

もう少し居たかったマルティニーク島のセントアンから、最初の目的地だったセントルシアへ向けて発つ事にした。4、5時間で行けるのでランチ後に出発。しばらくは美味しいフランスパンともお別れです。


素晴らしいセーリング日和となった上、何とクジラにも遭遇。航海中はずっと海を眺めるのが好きなので、その分魚達を発見する確率も高い。船のすぐ左前方を舳先を横切るように動く物体。最初はイルカ?と思ったけれど、それにしては大きい。大声でボブを呼ぶ。口から出た言葉は「大きな魚がいる!早く!」になってしまった。指差す方を見たボブがクジラだよ!という。あっ、それなら進路変更しなくてはぶつかってしまうよ!と言いながらもカメラを取りにキャビンに下りた。その間にボブが2頭はいると言っているのが聞こえる。でも、カメラを手にして戻ったらもう遥か遠くに去っており、シャッターを切っても殆ど分からない状態。それでも、やはり興奮した。実は一瞬、潜水艦 ?なんて妄想が働いてしまった私です。(一応、画面の中央辺りに背中が写っていますが。。)

さてさて、12時半に出発したので、明るいうちにロドニー・ベイに到着できそうです。湾の入り口にあるPigeon Islandが見えてきました。




錨を下ろして片付けを終わったら5時半。ちょうど5時間かかった事になります。このマリンからロドニーベイへの航海は大番好きです。これで垂らした釣り糸に魚がかかってくれたら申し分の無い日だったのに、それは叶わず。最近、魚が釣れない。おまけに今日はルアーも喰いちぎられていた。それでも、久しぶりにグリーン・フラッシュを見る事ができたので満足の一日でした。

Tuesday, September 10, 2013

お安いご用

セント・アンでは見知らぬおじさんに用事を頼まれた。ディンギーで陸に向かう私達に船の上からフランス語で何やら呼びかける人がいた。意味は分からないまでも、何やら急を要する雰囲気。近寄って、「フランス語が喋れないんです」と言うと、英語に切り替え、「悪いけどテレフォーンカードを買ってきてくれないか。連絡しないと娘がとても心配するから今日は電話しなければならないんだよ」と、その少しお年を召した男性が何となく悲しそうな声で言う。どこでどうやって買うのかと聞くと、教会の裏の通りにタバコ屋さんがあるから、そこでオンリーの10ユーローのを買って欲しい。オンリーで無ければ駄目だから間違えないようにとの事。お安いご用です。

インターネットや買い物といった自分達の用事も済ませて戻ろうとすると、今度はディンギードックで、「ご迷惑じゃ無かったら、あそこにある僕の船まで乗せてもらえませんか」と声をかけられた。それもお安いご用。その船は何と超クラシックスタイルではありませんか。少し寄って行きますか?と聞かれ、早くおじさんに電話カードを届けなければと思ったけど、こんな機会もめったにないかと思って10分程お邪魔した。中にはキュートな彼女と別のクルーがいた。明日、グアドループ島へ向けて出発し、そこで陸揚げしてから、しばらくの間カンボジアで小型飛行機の操縦を教えに行くとの事。世の中には色々な人がいますねぇ。そんなんで、ちょっとした人助けの日でした。












クルージング友と新しい友

数年前、クルージング中に知り合ったフランス人カップルに久しぶりにメールをしたら、何と数キロ先のセント・アンに停泊していると言う。 それなら是非会いたいという事で、数日してマルティニーク島のマリンからそこへ移動した。セント・アンはのんびりとした小さな漁師町で、投錨地からの眺めもとても良い。







彼らはディンギードックの近くに錨を下ろしていた。

が、本人達は留守。狭い町だから多分どこかで行き会うだとうと思ったら、すぐに教会の前で出会った。でも、仕事関係の人達と一緒でこれから夕食を共にする予定だと言う。よって、翌日、彼らの船に行きお互いの近況を報告しあった。フィリッペはアメリカで仕事をしていたので英語はペラペラ。エマは前回会った時よりももっと英語がうまくなっていた。私達のフランス語は使い物にならないので、英語での会話は助かります。

前日、セント・アンに錨を下ろした後で、ボブが隣のフランス船のマストに日章旗が掛かっていると言う。あっ、本当だ!びっくり。ディンギーがないので、多分陸にいる筈。日本人が乗っているのか、それとも日本にゆかりのある誰かがいるのか、気になる。戻ってきたら声をかけてみようと思いソワソワ気分で待つ。


かれこれ2時間くらいで戻ってきた。何やら荷物がありそうなので、すぐに行っては失礼に当たる。少し落ち着いた様子を見計らってディンギーで接近。と、男性が水中に入った。そしてデッキにいるのは日本女性のようだ。手を振りながら「こんにちは!」と声をかけるとビックリした様子で「こんにちは!!」の答え。こちらがフランス語ができないのを察したのか男性がこれまたペラペラの英語で喋ってくれた。そこから会話が弾み、7時頃にカクテルにでも来ませんかとのお誘い。もちろん、喜んで。結局、彼らの船には3時間もお邪魔してしまった。それも、女性は明日から日本へ帰国というのにです。でも、彼女も久しぶりに日本語で話しをする事ができてとっても喜んでいた。メールアドレスの交換をして再会を誓った。いゃー、セント・アンにはもっと早く来るべきだった。








Sunday, September 8, 2013

パンの実ピザ

初めてピザを作ってみた。
考えたら、今まで一度もピザを焼いた事が無かった。プレッドフルーツ(パンの実)入りピザに挑戦です。数年前に買ってあったブレッドフルーツ・レシピ集に載っていたのがこれ。


と言っても、最初から作ろうと思って食材を購入した訳ではなく、たまたまスーパーに3個だけあった大好きなブレッドフルーツを買ってあったから。その他の具は有り合わせ。ブレッドフルーツの皮を剥き、芯の部分を除いて、適当な大きさに切った実を熱湯で煮た後に冷まし、半分位を潰してオリーブオイルとイーストと混ぜ合わせる。そこに小麦粉4カップ程jを少しずついれて混ぜる。2倍の大きさになるまで50分程発酵させ、生地は半分だけ使って伸ばし、残りのブレッドフルーツの半分とチーズや野菜を載せ、その上からオリーブオイルをかけ回して15分程待つ。その後、華氏425度で35分間焼く。




出来上がったのはこちら。オーブンの温度と時間は記載通りにやったけれど、うちのオーブンは良く熱が回るのかちょっと焦げてしまった。でも、味は上々。ブレードフルーツが熟れかけていたので、柔らかめだったのが気になったが、その分パイ生地に自然の甘みがあって満足。


レシピ通りだと直系38センチくらいのピザはちょっと大きすぎるので、半分残しておいた生地で2日後に再度ピザランチ。今回は時間を少し短縮したので焦がす事なく出来上がった。それにしても、形が中途半端ですね。船の小さなオーブンとカウンタースペースだとなかなか難しい。と言い訳。でも、楽しい!