Saturday, March 16, 2013

グレナディーンズとはしばしのお別れ

今日で1週間のセーリングスクールが終わります。3部屋に7人という組み合わせのため、私達にはキャビンが無く、サロンにベッドをしつらえてのちょっと不便な週でしたが、全員がだいたい同じような時間帯に寝起きしたので、それ程の不都合は感じなかった。ただ、私と違ってくつろぐ時間が殆ど無いボブにとっては、部屋がないのはやはり応えたようだ。

それに今朝はもうひとつテストが残っている。おまけに絶対に必要なコーヒーも切れかけていて、仕方なくお茶を飲んでいる。生徒達も皆コーヒー党で最低でも2杯ずつくらい飲んでいたから、いつもの量では足りる筈もない。良く飲み良く食べるグループだったので、和気あいあいとして楽しいクラスだった。ずっと天候にも恵まれラッキーでした。これで今季のグレナディーンズでの仕事は終了。この後、本拠地のセントトーマスへ向かって航海予定です。













Monday, March 11, 2013

部屋が無い。

セントビンセント島のブルーラグーンで素晴らしい夕陽を眺めた。空気が澄んでいたので、沈む瞬間には期待通りにグリーンフラッシュを見る事ができた。
 
翌日は、10時に集合してクラス参加者と顔合わせ。オリエンテーションに始まり、スクールが準備してくれた食料等を収納したり、部屋割りをしたらすぐにランチタイム。今回は2組のカップルに別の男性ひとりの5人。その彼は前の週にすでにクラスを終了しているが、もう一周間船に乗りたいとの事でまたまた相乗り。おまけに船がオーナーズモデルで、普通は4部屋あるべき所、オーナーの部屋が2つ分のスペースをとっている為に、3つしかない。あれやこれやの末に私とボブがサロンで寝る羽目に。まぁ、皆さんはお金を払って来ている訳だし、私こそ相乗りなので、しょうがない。本当は4部屋のカタマラン船の筈だったが、諸々の事情でその船しか空きが無かったらしい。まぁ、なんとかなるでしょうと言う事で、2時過ぎにドックを離れた。


ボブは以前一度乗った事のあるLeopard 43という船だけど、私は初めてです。このモデルの船は結構気に入ってる。室内も綺麗で使い勝手もよさそうです。さぁ、 今週はどんなクラスになるやら。



Sunday, March 10, 2013

マルチニークからセントルシア、そしてベクイ島へ

セントルシアからマルチニークへのセーリングは快適だった上、4日間の滞在も天候の心配をする事なくのんびりする事ができた。マリンではいつも行くワイファイのあるレストラン&バー、Mango Bayに出たり入ったり、


別のスピードの早いインターネットカフェに自分のコンピューターを持ち込んでメールをチェックしたり。また、読みたいブログをScrapBookでできるだけセーブし、ブログも更新できた。ワイファイと違ってスピードが早いのが有り難い。

ただ、フランス人はたばこを吸う人が多いのがちょっと難。それ以外は細かい事をうるさく言わないので長時間いる事ができて気楽なんですが。

禁煙マークの灰皿には苦笑。




馴染みのレストランには今回2回も行きました。
 
あっという間に4日間が過ぎ、セントルシア経由でセントビンセント島に向かいます。セーリングスクールの仕事が入っているので南に逆戻りです。セントルシアの人気スポットであるピトンズというふたつの山に囲まれた湾にモアリング係留して一泊。いつもは吹き下ろしがすごいのですが、今回は風の音も遠慮気味でぐっすり眠る事ができました。







仕事場のセントビンセントのブルーラグーンは通常揺れであまり居心地が良くないので、取り敢えず素通りしてベクイ島へ向かう。ベクイで一泊してからまた戻ってくる事にした。仕事前の夜は安眠が大事です。ピトンズからは9時間かかったけど、程よい風と低い波のお陰で疲れずにすみ助かりました。

マルチニークでのヘアカット

セントビンセント島でボブのセーリングスクールの仕事が入っているので、それまでに少し北上して久しぶりにマルチニークに滞在した。食料品買い出しの他にも大事なミッションがあった。それは私のヘアカット。前回はグレナダ島でさんざんな目にあったし(過去ブログ)、グレナダの前はセントマーチン島で、随分時間はかけたのにまるで男子中学生みたいな頭にされたので、今回は慎重に選びたかった。良く行くマリンショップの女性からなかなか人気があるという美容院の情報を手に入れて2日前に予約をしていったのがこちら。こじんまりとしたスペースをうまく使い、落ち着いた雰囲気のある美容院です。







担当してくれた美容師さんに、船上生活なのでなるべく手のかからない短い髪型にして下さいとスタイルブックから選んだ写真を見せ、こんな感じでとお願いした。この写真集がまた目を惹く出来映えで見ていて楽しい。さすがフランス。


彼女はふんふんと頷き、英語で対応してくれた。シャンプーも丁寧にそしてテキパキとやってくれた。今回はちゃんと普通に鏡に向かってカット開始です。途中で何度か頭の後ろを鏡で見せてくれ、こんな感じでどうでしょうか?もっと短い方が良いのならおっしゃって下さい、とまぁ、感激するような接客態度なのだ。そして、仕上がりも文句無し。本当に久しぶりに自分の好みのヘアスタイルになれた。やはり美容院は予約しなければならないくらい流行っているお店を選ぶべきだと思いました。



Wednesday, March 6, 2013

日の丸船に遭遇

マルチニーク島に出発する日の朝9時頃のマリーナでの事。キッチンにいる私に、「日の丸の旗を持って早く出て来て!」とボブから声がかかった。何事かと思いながら急いでコックピットに出た私に、後ろを通過する船を指差した。そこには大きな日の丸がかかっていた。えっ?と思いながら慌てて持ち出した小旗を降った。思いがけない出来事にすぐ日本語が出て来ない。それでも、こんにちは!と声をかけたら、あちらもビックリした様子。スロースピードで遠ざかりかける船の男性3人に向かって、どちらまで?と聞くと、マリンまでと言う。あー、それなら私達も今日行きます。後ほど会いましょう!!短い出会いながら思わず感激。

彼らから遅れる事4時間、マルチニークのマリンに着いたのは午後5時半頃。マリンは投錨地もマリーナも思いっきり広い。さて、そんな場所でうまく会えるか?錨を下ろした辺りには日の丸は見えない。取り敢えずディンギーで陸地に行ってみる事にした。その前にマリーナに停泊しているかも知れないと思って当たりをつけて捜してみた。と、幸運にも最初のドックに日の丸を発見。そして船にお邪魔してワインをご馳走になりながら、久しぶりに日本語でおしゃべりをしました。

3人は東京から来たヨット仲間との事。船の持ち主は商社に勤めていた関係で世界のあっちこっちに行っており、船は5、6年前にフランスで買ったと言う。地中海、カリブ海の島々、ブラジル、キューバなどに行っており、その都度家族や友人達が一緒に航海しているとの事でした。翌日は一緒に夕食を食べながら、またまた語り合い、連絡先を交換してお互いの安全航海を願いました。過去10年以上で日の丸を付けた船に出会ったのはこれが3回目です。短い時間とは言え、そうそうは会えない日本の船に何年ぶりかで出会えて嬉しかった!

マリンからセントルシア島に引き返していく彼らをディンギーで見送りました。

Tuesday, March 5, 2013

ファーマーズ・マーケット

セントルシアのロドニーベイマリーナに滞在して4日目、お隣にあるフランスの海外県マルチニーク島へ行くために、入管やマリーナオフィスのチェックアウトをしに行ったら、芝生でファーマーズ・マーケットがオープンしていた。原色の鮮やかさが目を惹く。何でもここのところ毎週土曜日に開催しているらしい。マルチニークにはワインやチーズを始めとする食料品の買い出しに行くのが目的であるが、瑞々しい野菜や果物を手に入れない理由などない。それでも、今回はかなり控えめな量だけにした。











Saturday, March 2, 2013

首都カスタリーズ

こちらセントルシア島にはひと月前に来る予定だった。ボブの大学時代の友人夫婦が、はるばるニューヨークから10年ぶりくらいに会いにくるというのに、船のトランスミッションが故障してしまい移動できず、結局会えなかった。その彼らに託したクレジットカードやらの郵便物をロドニーベイ・マリーナの事務所に預けてもらっていたので、それを引き取りにやってきた。

ところが、しばらく捜してもらっても郵便物は見つからないと言う。困った。事務所はマリーナにチェックインする船のキャプテン達で溢れており、それ以上手を煩わすのも気が引けたので、必要な情報を残してその日は諦めた。翌朝、再度訪ねるもまだ見つけられないという。友人達が置いて行ったのは確実なので、数泊はするから見つかったらeメールで連絡して欲しいと頼んで船に戻った。船舶保険の情報を後からメールで送った直後に郵便物が見つかったと連絡があった。郵便の棚ではなく、自分の机の上にあったとさ。やれやれ。何はともあれ目的を果たして安心した。

友人達が宿泊していたリゾートホテルはマリーナのすぐ近くにあった。

今回は首都のカスタリーズに行ってみた。ロドニーベイからは車で15分くらいの距離。古い街並はちょっとした歴史を感じさせる。古くからのカリブの人気スポットらしく、豪華客船も三隻寄港していた。停泊しているマリーナから連日のように、日帰りツァーの大きなカタマラン船が賑やかに出入りしている。シーズンたけなわは活気があって良いですね。