Saturday, July 21, 2012

給油&給水もしたし出発です。

数日前に給油に行ったら、ポンプからディーゼル油が出てこない。係の人が何度試してもダメ。電気自転車でマリーナのオフィスから救援に駆けつけたもう一人と二人であれやこれややっても変わらず。結局、ポンプが故障したようで、明日以降に来てくれと言われた。

翌日、短波ラジオでポンプの故障は直ったかと問い合わせると、ポンプは直ったけど、今は停電中だから給油はできないとの事。その後は雨続きだったので、やっと昨日の午後に別の船が給油を終えたのを見て、ここぞとばかりドックに向かい何とか目的を達した。

今朝も多少雨が降ったけど、昨日までの湿った空気とは違い、からりとしている。一週間後に船のオーナー家族が来るので、それまでに待ち合わせのベクイ島に着いていなければならない。あまり日数に余裕がない。この後チェックアウトして隣のセントバーツ島へ向かいます。

Friday, July 20, 2012

天気の快復を待つ間に

慌ただしくセントトーマスを離れてこちらセントマーティンに着いたものの、天気のせいでその先に進めないまま3日が過ぎようとしている。その間にスーパーマーケットに寄って食料やワインを少し買い足したり、ボートの部品を揃えたり、洗濯物をランドリーに出したりと比較的ゆっくりと過ごしている。

スーパーには面白い形のトマトや冷凍寿司があって思わず目が釘付けになりました。シューマイや春巻きも置いてあり、さすがにフランスのスーパーは品揃えが豊富と感嘆です。

Thursday, July 19, 2012

15時間機走とおにぎり

ボブの家族が帰った翌日、朝の6時半にセントトーマス島を離れ、途中トトーラ島に寄った後、機走で100マイル以上離れたセントマーティン島へ向かった。この日を逃すと1週間は向かい風が強すぎて航海できないので、せわしい中での出発となった。

通常より少し北寄りの風となり、東からの真向い風を避ける事が出来てラッキー。おまけに波も風も比較的穏やかだった。ところが、半分当たりに達する頃から風速が増し、白波も立ち始めた。こうなると、このルートの特徴である船のバッタン、バッタン音とドバーッとかかる波しぶきに乗り心地は悪くなるばかり。結局、ひたすら到着を祈るばかりの長い航海となった。

着いたのは夜の9:30。雨にも数度降られたが、錨を下ろす時は星空になった。マリゴベイの陸地のライトと他の船のアンカーライトの判別が難しく、スポットライトを照らして確認。20分後に何とか落ち着いた。

今回は出発前に幼なじみがニューヨークから美味しいお米やら何やらを詰め込んだ小包を送って来てくれ、そのお米とシャケでおにぎりを作ってあったので、腹ごしらえが十分できて良かった。そして夜食に残りのおにぎりも平らげた。

入国手続きは次の日、島の北側半分にあるフランス側で。三角窓のある2階でコンピュータに入力して印刷。ここではパスポートのチェックも無しで超シンプル。朝食はもちろんクロワッサンとカフェオレです。

Tuesday, July 17, 2012

家族旅行

昨日までボブの両親とお姉さんが一週間遊びに来ていた。お母さんとお姉さんは去年も訪ねてきてくれたけど、最近足腰が弱ってきているお父さんも、お母さんの説得に根負けしたのか、あるいはボブが言うように食べ物に釣られたのか、はるばるカンサスから来てくれたのは嬉しかった。


今回は両親はホテル滞在だったので、お姉さんと私たちもあまり船での移動はなかったけれど、それでも久しぶりの家族の集いは昔話に花が咲いて楽しかった。

そして、今日は今セントマーティン島へ向けて機走中です。例年の様にトリニダードまで南下します。

Sunday, July 8, 2012

3泊4日は楽かと思いきや。

バージン諸島での今季最後のチャーターは3泊4日と短いので、前回のチャーター終了から48時間後と時間的にはあまり余裕が無いけれど気持は楽。ただ、親子5人に娘のボーイフレンドが一緒だと言う。さて、部屋割りはどうしたものか。まさか18才のカップル同士を同じ部屋という訳にも行かないだろう。念のため、サイドバンクという予備の小さなベッド2つもセッティングしておいた。結果、ボーイフレンドと末娘がそれぞれ両サイドにあるベッドを使う事になりました。

チャーターはお昼の12時に始まると言ってあるにも関わらず、何とこのグループは1時間も前に到着した。こちらはまだ準備中。前日はホテルに泊まっている筈だから何も急いで来る必要はないのに。でも、チャーター前のeメールや電話での連絡段階からちょっと嫌な予感はあった。というのは、こちらが頼んだプリファレンス・シートというお客さんに埋めてもらうインフォメーションをなかなか送って来ず、やっと送ってきたと思ったら、不備すぎて、食事やドリンクの予想がつかない。おまけに、eメールは苦手だから電話で説明したいとのたまう。こちらはすぐに別のチャーターでイギリス領に行くから電話は難しいと言ったにもかかわらずだ。もう、諦めてブローカーに後を頼んだ。どこか飛んでいる感じのお母さんだ。気の毒ではあるが、12時スタートだからと言ってしばらく待ってもらった。

まぁ、それでも乗船してもらったら目一杯サービスします。船内設備や安全面の説明を終えて、さぁー出発と言う時になって、16才の息子が、「僕、ピーナッツバターとターキーハムが無いとダメだから」というではないか。お母さん、だ・か・ら・プリファレンス・シートが必要なんですよ!まぁ、子供たちが来る時はピーナツバターは買っておくし、今回はターキハムもバージニアハムもサンドウィッチ用に買って置いたからセーフ。

たった3泊なのに、行きたい場所を山のようにリクエストしてきたお母さん。来る前の電話でバージン・ゴーダへは時間的余裕が無くて行けませんからと言ってあったにも関わらず、バージン・ゴーダへ行ける?と聞く。行けません!2日目は風と波が結構あったので、セールを上げた船はスイスイどころか、ヒューッ、バッシャーンを繰り返してかなりのスピードで進んでいく。トランポリンには行かない方が良いというのを無視して前方でキャーキャー騒いでいた直後、大きな波しぶきを被ってしまった。途端、「Let him stop!! Let him stop!!!!」と叫んでパニック状態になってしまった。お父さんや子供達は面白がって笑っていたけど、本人は本気。船を止めさせてと言われても、セールボートはすぐには止まれません。キャプテンは船の角度を変えてスピードを落とし、皆にコックピットに戻るように命令した。子供達は残念がっていたけど、お母さんは大人しくなった。

その後は、コックピットでキャプテンに質問攻め。それが下らない質問とは言え、いちいち答えるのも仕事のうち。でも、それが3、4日続くと、彼女の口から「質問してもいい?」という言葉が飛び出す度に、回りのほぼ全員がまたか?ムード。また、足の立たない場所では泳ぎやシュノーケリングをしたくないとまで言う。ヌードルという浮きスポンジを差し上げて、ひとり船の回りを回ってもらった。

着いた日が8才の誕生日だという末娘でさえ、プレゼントにもらったシュノーケリングのセットでお父さんと一緒に一生懸命に練習して、シュノーケリングが出来るようになったというのに。努力が足りん!歯科医だというお父さんが良くできた人で、子供達の相手をしていた。その最中に、このお母さんは、ご主人を呼びつけてカヤックに一緒に乗ってと命令したり、まぁ見ていて気の毒でした。そのお父さん、流石に最後の日は「カヤックよりもっとシュノーケリングがしたい!」とミニ反乱を起こしました。良く言った!お母さんは仕方なく末娘を引き連れてカヤックに乗ってました。

そんなこんなで短いから楽だと思ったチャーターは、お母さんひとりの為にとても疲れてしまいました。他のメンバーは問題無し。特に娘のボーイフレンドは好青年で、お母さんが招待した理由が分かりました。ただ、ガールフレンドとは別々の大学に進むとの事だし、もしこのお母さんが義理の母親になった日には、その後の人生が暗くなるのは目に見えているから、ヤングカップルの関係はこれ以上は進行しないであろうというのが私の見解。

初日はのんびり

初めてのシュノーケリングにドキドキとワクワクの末娘。

最初は少し怖がったけど、諦めずに頑張ったら、
すぐにその魅力に取り付かれたみたい。良かった。

16才の息子は大の釣り好き。捕まえた後は離していました。

末娘とカヤックでCaveへ行くお母さん。


終わった!マティーニ・タイム!!
苦労の後のドリンクは最高!


Friday, July 6, 2012

釣り大会


米国の独立記念日、ジュライ・フォースを前に、子供達の釣り大会が朝早くからアメリカン・ヨット・ハーバーであった。生憎この時期に良くあるように、水中の微生物が大量に発生していて、水の色がいつにも増して濁っていたが、子供達は大はしゃぎで楽しんでいた。見ているこちらまで楽しい気分になりました。

ドックのあちらこちらで、子供達が小さな魚を釣り上げ始めた時、スポーツ・フィッシャー達は、大物を求めて次々にドックを離れて行った。こちらは壮観。

Monday, July 2, 2012

ハーフ・ボード(Half Board)



ひと月ぶりのチャーターは、カリフォルニア州からの夫婦3組がゲストでした。ブッキングをした夫婦の旦那様の妹夫婦と、同じくその旦那様の教師仲間の男性とその奥様。皆長い付き合いなので、気さくで気配りも十分な大人のグループ。お陰でこちらも自然体でおもてなしをする事ができました。

到着日がスリープ・オーバー(Sleep Over)という素泊まりに加え、ハーフ・ボード(Half Board)という、ランチとディナーが船上と外食半々という事もあり、食事作りの時間も少なくて楽をしました。まぁ、その分シェフのペイが下がるのが難ですが。それでも1週間のうち、21食作るのと12食作るのとでは随分違います。

3組のうちひと組はカリブ海が初めてだったけれど、残りの4人は6年前にも来ており、トトーラ島のケーン・ガーデン・ベイ(Cane Garden Bay)には又是非行きたいというので、あと残り一日という前夜に連れて行きました。ここは私達も好きな場所です。緑の深さとビーチの砂の感触はバージン諸島随一です。