Thursday, May 31, 2012

消火訓練

CPRとファーストエイドの講習のみを受けるつもりだったが、続く2日の消火訓練と緊急脱出のクラスにも空きがあるとの事。ボブはその2つのコースは何年か前に終えており、私にも受けたらと奨めた。面倒くさがり屋の私は、また早起きするのかと躊躇したが、この機会を逃すとまたいつになるか分からないので、頑張って参加する事に決めた。

2日目も講習は午前8時から。今日と明日のインストラクターは、キャプテン・ケーシー。彼は2年前までこのキャプテンスクールのオーナーだった。現オーナーから依頼がある時に、たまにこうして米国本土から教えにやってくるようです。船上での火災の種類やそれに応じた消火器の説明などみっちり講義を受けた後、ボランティアが消防服を身にまといクラスメートに披露してくれました。



午前仲の講義が終わった後、今日はビッグ・バンブーズでフィシュ・タコのランチ。のんびりとひとりで過ごす時間もたまにはいいですね。
Big Bambooz
マヒマヒとマンゴーがなかなかの相性。こうやって料理のアイディアも拝借します。
Mahi Taco

ランチの後、午後1時に集合して、貸し切りのサファリバスで現地へ出発。幹線道路を外れて少し走ると、ゴミ収集場の広い敷地がある。ゲートを抜けてさらに曲がりくねったデコボコ道を15分程ゆっくり走り、やっと目的地に到着。実際に火を起こしての訓練だからちょっと緊張。かなり高台にあり、下には射撃訓練所も見える。先に到着して準備をしていたキャプテンスクールのオーナー、ジョンが、「午前中に射撃訓練をしていたし、午後にももう一度あるようだから、その前に早く終えてしまおう。」などと言うから、間違って玉が飛んで来ないかと余計緊張。

2人ひと組のチームを組んで、まずはタイプAの木、紙、プラスチックなどのゴミの消火から。私の相方は元消防士の積極的な男性で一番最初に手をあげた。この状況下なのでチームメートとしては頼もしい。他の人のやり方を見てからやりたかった消極的な私だったが、選択の余地無し。インストラクターのケーシーの再度の説明にじっと耳を傾けた後、いざ出陣!コンテナで出来た小屋の中の一角には既に火が燃えており、消火服に身を包んで腰を低くし、お互いの肘がくっつく程の距離で前進。それぞれの消火器を同時に火に向けてひと降り、ふた降りした後、後ずさりで後退し小屋からエスケープ。火の熱と防火服でけっこう暑い。取りあえず第一段階を終えてホッとした。残り6組も同じように消火。

続いて、タイプBは、ガスや油など燃料系の火事のケース。これは外に設置したキッチンでのプロパンガスを消し止める訓練。小屋に入って行くよりは緊張しなかった。タイプCは電気系統の火事。ナビゲーションステーションからの出火という設定。でも、これは真似だけ。そして最後のタイプDは、チタンやマグネシュウムなどのメタル火災。これも訓練用に設置するのは難しいので実際の訓練は無し。最後に、タイプBのディーゼル油を泡の消火器で消す訓練。地面に置いた大きなコンテナ内で燃え上がる火を消すのはまたまた緊張ものでした。

2時間半後、全員無事に訓練を終えて教室まで戻ってこれました。荷物は教室に置いて行ったので、残念ながら写真は無し。と言っても写真を撮る余裕など全く無かったです。

No comments:

Post a Comment